こんにちはロクメガです。
私のコンテンツは基本ロックマンがメインとなっているわけですが、先日日本が生んだもう一人の青いヒーローこと、ソニック・ザ・ヘッジホッグの実写映画第二弾を見てきました。
あまりにも感動したので、今回はこの映画の感想を書いていこうと思います。
目次
ロクメガのソニック歴。
実は私ことロクメガは、ソニックに関しては少ししか本編をプレイしたことがなく、知識もほとんどありません。
興味はあったしプレイしたいと思ってはいたのですが、どこからプレイして良いのかわからなかったからなんですね。
とりあえずプレイできる環境を整えたはいいものの、プレイできる状況にいざなると、
「さて、買ったはいいがどれからプレイすればいいんだろう・・・?」
となってしまって、プライベートでなかなかプレイする気がおきなかったというのがあります。
復刻版とか、ゲームボーイアドバンス版とか色々あるし、揃えてはいるんですけどね・・・w
ただ長年彼については知りたいという気持ちは間違いなくありました。
なのでソニックに関しては薄っすらとした知識が多少なりともあって、たまに情報が入ってくる状態でした。
今回映画を見に行く決意をしたのは、フォロワーさんの心からの面白かった!
という感想ツイートを見たからです。
ソニック見終わった
ファミリー層が楽しめる娯楽大作であり
ソニックファンも大満足出来る傑作ですわ
ストーリーは1ミリたりともぶれない予想通りの展開
だがそれが一番望まれているのを理解している作品ですね
1よりもはるかに面白くなってた— draku (@draku_the_freak) August 23, 2022
その方はロックマンにも造形が深く、ロックマンという作品に対し真摯に向かっておられる方で、おそらくはソニックのこともよくご存知の方なのだろうということは想像できました。
そんなフォロワーさんの面白かったという感想ならば、信用に値すると判断し、見に行く決意をしたわけです。
正直実写化して原作に泥を塗る作品も沢山知っているので、ずっと敬遠していたのですが、これがいいきっかけになりました。
drakuさん・・・心からありがとう・・・!
ギリギリ違和感の無いソニックのCG
ゲームキャラクターとして最初からデフォルメを強調されたソニックを、実写映画に落とし込むのは相当無理があるだろうと思ってました。
普通こういうのの実写化ってある程度実写の世界に合わせて作り変えられたり、似ても似つかないなにかにさせられることが多い気がするのですが、ほぼそのままの姿がCGで作られていました。
ここまで表現できるものかと感動さえしました。
不気味の谷を超えるか超えないか一歩手前くらいの絶妙な調整が素晴らしい。
初期デザインは似ても似つかぬ別物で、
「うわぁ・・・」
となり、
「だから実写化って嫌なんだよ・・・」
と心のなかで愚痴ったものですが、今回の映画はあたりでした!
Sonic the Hedgehog’s movie design to be changed following criticism. https://t.co/BSRVDkNEGL pic.twitter.com/GgZDqvHBlL
— Kotaku (@Kotaku) May 2, 2019
リデザインしたアニメスタッフ・・・ちゃんとお給料もらえてると良いなぁ。
未熟なヒーローの冒険活劇
残念なことに今回は第二作目を見たので、物語の端々に前作の要素を彷彿とさせたり、前作を知っていなければわからない要素が多数感じられました。
地球のソニックの家族や、エッグマンが冒頭からきのこの惑星にいるなど、第一作目を見ておくべきだったなぁ~・・・という気持ちが冒頭から湧いて出てきました。
ただ、もともと実写映画の登場人物の名前なんておぼえていないことが多いので、ある程度は察せるレベルだったかなと思います。
同時に今回のソニックはヒーローには責任が伴う・・・ということを理解できていないお子様な感じです
そこから彼の精神面での変化をじっくり追うことが出来たので、この点は本作の魅力の一つと言って差し支えないかもしれません。
エッグマンがきのこの惑星でナックルスと出会い、地球に戻ろうとした次のシーンから、ソニックが登場するのですが、彼もまた初っ端から大暴れしていました。
銀行強盗を止めるために彼もヒーローとして動きだしたのですが、けが人こそ出していないものの(本当に?)、都市機能を完全に麻痺させる被害を出してしまっており、序盤からかっ飛ばしてました。
これがイヤという感想も見かけましたが、私はソニックのキャラを正確に掴めていないので、普通にありだなと思いました。
エッグマンが素晴らしいw
見ていて思ったのはソニックシリーズで悪役とされるエッグマン。
本作ではロボトニックと呼ばれていますが、ハイテンション極まる演技を体で表現した俳優さんの演技は見ていて実に面白いですw
吹き替えはこの道云十年のベテラン声優、山寺宏一さん。
いや~プロの業を見ましたw
あの素晴らしさを言葉で表現するのは難しいですが、一言で言ってしまって全く違和感がない!
基本洋画は原点である字幕版を見たくなる質ですが、これは吹替版も見てほしいなと思ってしまいます。
主人公達である
- ソニック、
- テイルス
- ナックルズ
の3名も見事にハマっていていい演技を見せてくれます。
テイルス役は調べたら広橋涼さんが一貫して演じられているらしい。
ハマってました! 可愛かったです!
人間キャラもいい味出している
実写映画ということで本作では人間のキャラクターも登場するわけですが、彼らはただフレイバーとして存在しているだけではなく、きちんと物語にかかわる登場人物として独自の個性を放っています。
人間同士のドラマも有機的にソニックたちの物語を彩る重要な立ち位置として描かれており、以外にも(失礼)見ごたえがあります。
ジェットコースターのようなアクションシーン
本作のアクションシーンは、段階が3つくらい違いがあったように思います。
グラデーションに例えられるでしょうか?
- 会話がメイン→
- アクションシーンの始まり→
- 言葉がでてこないほどの激しいアクション
このように段階を踏んで視聴者のボルテージをあげていき、また最初に戻る。
これを繰り返しながら進行しているように思いました。
- ナックルズとのカーチェイス
- 中盤のダンスシーン
- 雪崩に追いかけられるシーン
このあたりは本当にテンションが上がるように出来ていて、見ていて大変楽しかったです。
あと動きは映像で、説明は最小限に抑えられていたのもポイントが高いです。
何を当たり前のことを? と思われるかもしれませんが、絵で説明できることをわざわざキャラに説明させてる作品というのはたまに見受けられます。
見ればわかるようなことでもわざわざキャラに説明させるような漫画もあるので、そういうテンポを削ぎ落とす余計な描写が一切なかったように思います。
この点も、ポイント高いですね。
2時間の映画なのにとてもスピーディーで飽きさせない工夫が、映像から感じ取れました。
シナリオは王道
全体的なシナリオについてはどうなのかと言われたら、王道です。
上述したようにこの物語はヒーローを目指す未熟なお子様の成長を描いた冒険活劇といった感じです。
それをど直球に、正面から描き出しています。
はっきり言ってシナリオのプロットは昔から使い回されているような感じですが、
だからいい!
そこが良い!
そう言わせるだけの説得力がありました。
こういうのが見たかったんですよ!
今回の映画は私が漫画やアニメのシナリオに何を求めているのか、何が見たいのかを、改めて考えるいいきっかけになりました。
私はこういう成分が欲しくて漫画やアニメを見ていたはずなんですよね。
格好いい主人公が成長していく、格好いいヒーロー!
これがソニックなんだ!
そう思わせてくれる強い説得力を感じました!
感動に涙を禁じえませんでした。
ここまでヒーローというものをしっかり描き出してくれるコンテンツは久しぶりで、大満足の出来だったといっていいです。
なんだかんだで王道が好きなんだと思いました。
日本のコンテンツでこういう王道をど直球で描いた最新のアニメとか漫画あったらどなたか教えろくださいプリィーズ!
まとめ:王道なアクションが好きな人にはおすすめ!
シナリオは未熟なヒーローの成長冒険活劇と新たな仲間たちとの友情を描いたシンプルでど直球な王道。
アクションシーンはメリハリの効いたスピード感を感じ取れるものであり、見ていて非常に爽快。
ファミリー層も、(おそらくは)ソニックファンも満足できる映画になっているのではないでしょうか?
映画館(今こう呼ばないんだっけ?)に足を運んでポップコーンとホットドッグに4000円近く払って、それを食べながら鑑賞しましたが、それだけの価値ある素敵な時間を過ごすことができました。
映画でここまで満足出来たのは「リトルウィッチアカデミア 魔法仕掛けのパレード」以来でしょうか?
もっと映画を見たいという気持ちになれましたよ。
ソニックフロンティアも11月に発売されますし、これはやってみましょうかね!
というわけで今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!