皆さんこんにちは、ロクメガです。
お久しぶりです。
現在新しいゲーム動画の撮り貯めと、ニューサイトの更新を行っており、少し時間が空いてしまいました。
ニューサイトはまだお見せできる段階になっていないので、しばらくは更新作業のみを継続しております。
といっても、ニューサイトは動画まとめサイトなので、一度一つのシリーズに囚われるとかなり長々と同じシリーズの動画ばかり利用することにるんですけどね。
というわけで今日は大逆転裁判2の感想の続きと行きます。
大逆転裁判2 吾輩と霧と夜の回想 その5
意図もたやすく行われるなんとやら・・・
逆転裁判シリーズはリアルな裁判を追体験するゲームではありません。
あくまで、ゲームです。
まぁ、限りなくリアルよりの陪審裁判ゲームもあるにはありますが、本シリーズはかなり誇張の入ったゲームです。
現実の法廷では、「意義あり!」は証人に向けて放たれる言葉ではないし、そもそも弁護士が犯人の動機まで証明しなければならない、などという事はありません。
検察側の言い分に対して、証拠不十分であることを認めさせることができれば本シリーズのような事例の場合は十分だったりします。
そもそも三日で審議を行うってのが、異常ではあるのですが、それについてはシリーズの根幹にある序審法廷制度の設定によるものなので、いちいち突っ込みはしますまい。
しかしいくらゲームだからといってもそれはあかんやろ! と思うところもどうしてもあります。
それが逆転裁判4にも登場した陪審裁判です(正確には裁判員制度)。
逆転裁判4では、あくまでテストケースという名目で、主人公ではなく、裁判長とライバル検事、そして裁判員によって、決着がついてしまいました。
逆転裁判4の場合の問題点は、主人公が完全に空気のまま終わってしまったことです。
しかし、大逆転裁判で登場する陪審裁判も負けず劣らずひどいなと思うことがあります。
タクシューさんも何が悲しくて、また陪審裁判なんてけったいなもの持ってきたのか? と思います。
そして、本作の陪審員は基本的に「責任」とか「正しい結論」とか「論理的」なんてものは2第三話以外ではほぼなく、ほとんどが理屈ではなく陪審員の「思い込み」「独りよがり」「自分勝手な」な(屁)理屈に基づいて行われているように見えてしまうんですね。
例えば、
「被害者は貧しくとも、高潔な正直者だ!
疑う理由などなにヒトツありませんな。」
ふざけてんのかてめぇ!
つい数十分前にあった人間のことを、高潔だの正直者だの・・・意味がわからない・・・。
バンジークス卿・・・これが近代裁判っすか?
こう思うのはロクメガだけじゃないと思うんですよ。
ウィキペディア先生によれば、「間違った判決」と「陪審員による偏見」に言及して批判されているとする部分もあります。
間違った判決とは
「泥棒に入った人間が
家具の転倒によってけがをしたから
侵入された側に賠償請求して勝訴」
などと目を疑うような文面が踊っています。
っていうか、訓練された法律家が下すべき判断を、なんで何の訓練も受けていない一般人がやんねん?
しかもですよ。
前作第四話で登場した陪審員5人が同じ被告人の裁判にもう一度現れるとかいうおかしな展開が!
恐らく開発側の都合としては「新しくモデリングを作る手間」を省くためなのかもしれません。
しかし、一度無罪になった人間の審理に、同じ陪審員が参加するというのは、意味不明です。
一回目で植え付けられた偏見で、正しい判断ができないのでは? という判断くらいできるものだと思いますが・・・。
っていうか、そんなことが可能なら、「事件に関係のない人間を無作為に選んで裁判に参加させる」なんてのは、詭弁以外の何物でもないと思うのですが・・・。
日本にも2009年(つまり逆転裁判4発売の年)に、似たような裁判員制度が導入されました。
実際、陪審長なる人物(オスカー・フェアプレイさん)は「日本人だから」という悪意まみれの偏見で物を言っており、ほかの陪審員も、完全に自分のことしか考えずに物を言ってる節があります。
「オ・マ・エ・ラ・イ・イ・カ・ゲ・ン・ニ・シ・ロ・ヨ?」
と何度も思いましたわ!
せめて、陪審員くらい真面目なキャラクターを選んでほしかった・・・orz
あ、でも2第三話の陪審員の皆さんは真面目に事件のことを考えてくれてよかったなと思います。
正直陪審裁判が亡くなる4話、5話はふっつ~にいつもの調子で進めることができて楽しかったですわ。
もし3が登場するのなら、もうすこしリアリティのある陪審員を出してほしいなと思います。
今日はちょっと批判的な記事になってしまいましたが、今回はこの辺で。
んでは!
コメントを残す