こんにちはロクメガです。
ロックマン風なゲーム・・・というジャンルが世に確立されてそれなりに時間が経過したことと思います。
基本的に2Dアクションをメインに色々作品を探しているわけですが、ロックマン風のゲームというのはちょいちょい見かけますね。
今回レビューするゲームもそんな作品の一つとなります。
今回の作品はロックマンに加えて往年の名作グラディウスのシステムをプラスした作品となっており、荒削りではありますが、楽しめました。
その名は魔神少女。
早速始めていきましょう。
※本作の公式サイトはこちらから
※このブログではyoutubeのライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧は下記のリンクをご覧ください。
目次
特徴および評価点
まずは本作の特徴と評価点を語っていきます。
グラディウスとロックマンが合体!
本作はものすごく簡単に言うなら、グラディウスとロックマンのシステムをそれぞれ合体させたものとなります。
アクション要素は初代ロックマンシリーズをメインにアレンジがなされ、グラディウスシステムも改良されたシステムが搭載されています。
操作性は本当にほぼそのままロックマンしてます。
ロックマンX以降のアクションをメインにロックマン風アクションゲームを作ることは蒼き雷霆ガンヴォルトやハンターX、20XXなどよく見かけますが、初代ロックマンは少々珍しいのではないでしょうか?
なのでロックマンシリーズに慣れ親しんでいる人なら、違和感なくプレイしていけるのではないかと思います。
グラディウスシステムは、原作ではパワーアップカプセルを取る方式でしたが、本作では敵を倒したら自動で吸引されるものとなっており、これが一定数量貯まると、グラディウスでいうパワーアップカプセルを一つ取得した状態となります。
この吸引されるトレースと呼ばれるものを集めて、自キャラを強化していくのが本作のゲームシステムとなります。
特殊武器も完備!
ロックマンのシステムを搭載していることからおわかりいただけることと思いますが、本作でもいわゆる特殊武器は健在です。
使う使わないは自由ですが、じっくりプレイするなら使ってもいいし、攻略だけを考えるなら最後にちょっとだけ使う・・・みたいな感じになるかもしれません。
プレイヤーキャラであるジズーが結構強めに設定されているため、正直無くてもどうにかなる場面が多く、本当に必要に感じるときは最後の最後になる場面が多いのではないかと思います。
ステージセレクト画面でのさらなる強化要素
敵を倒せばトレースというものが集まるという話をしましたが、これはステージ攻略におけるパワーアップ要素とは別にも管理されています。
ステージ攻略中に入手したトレースが蓄積されていき、それを消費することで様々な強化要素を別途購入するわけです。
ライフポイントが増えたり、特殊武器が強化されたり、初期残機が増えたりといったものがメインとなります。
正直この要素がなかったら詰む人も結構いたのではないかと思います。
細かな作り込み
本作はお値段400円というかなり安い値段で配信されていますが、正直値段と不釣り合いなほど完成度が高く、作り込みが細かいです。
ゲームはドット絵ですが、かなり細かく動きが作られていて見ていてなかなか飽きが来ません。
難易度が3段階用意されているので初心者も安心の設計。
色々やりこみ要素があったり、クリアタイムが記録されたり、これを利用していろいろな遊びが可能だったりします。
また、私はあまりやり込みませんでしたが、いろいろな条件を満たして開放していく要素も多いらしく、ガッツリやり込もうと思ったプレイヤーも楽しめるので、作り込みの細かさは400円とは思えないレベルです。
問題点
ここからは問題点について語ります。
悪いところも合体している
グラディウスとロックマンを足している時点でおわかりいただける方も多いかと思いますが、本作は基本的に初心者に鞭打つ仕様となっています。
グラディウスとロックマンのシステムのいいとこ取りをしているわけではなく、悪いところもそれぞれ合体させています。
一度ティウンしたらパワーアップした機能は全てボッシュートなため、ボス戦で倒されたら移動速度すら貧弱な状態での戦いを強いられます。
残機を強化してたくさん所持していても、パワーアップがないので、この残機数もただなぶり殺されるだけの残機になってしまう可能性が普通にあります。
つまり一回のティウンの重みが凄まじく、リカバリーがきかないので、覚えゲーとしての側面が強く出ています。
ロックマンXで例えるなら1ティウンでパワーアップパーツを全て失ってノーマルエックスでボス戦を戦わなければならないようなものです。
移動速度アップを1個以上、滑空を取得した状態で初めて回避できるような攻撃パターンもあるため、どうあがいても回避不能な状態に陥ることもままあります。
トレースを消費して強化できる要素はありますが、パワーアップが消えることを防ぐ強化はないため、一番欲しい強化要素に限って存在しないことになります。
正直これのお陰で一周するだけで疲れてしまい、何周もする気が起きなかったりします。
高難易度モードなんてよほど腕に覚えのあるプレイヤーじゃないとやる気起きないでしょう。
確かに歯ごたえはあるんですが・・・。
(製作者にとっての)難易度ノーマル
本作は三段階の難易度が用意されていますが本作における難易度ノーマルとは、製作者にとってノーマルだと思う調整で、アクションゲーム初心者や本作初プレイのプレイヤーにとっては、かなりきついハードに感じることでしょう。
ボス戦で発生するダメージは特殊武器を使わない場合、ロックマンに例えれば常時1メモリ程度。
無敵時間はロックマン4以降のようにかなり長く設定されており、ボス戦にかかる時間はかなり長く、非常にテンポが悪いです。
特殊武器を使えば多少はテンポが早くなるのかもしれませんが、ロックマンのように誰に何が効くのかを推察できる情報がキャラの見た目や名前から存在しないため弱点武器を探すのもかなり面倒です。
ただの美少女の見た目と名前から弱点武器の推察なんてできようはずがありません。
加えて初期状態でライフは4つしか無いのに、回復アイテムは存在しません。
ロックマンで言うE缶、ロックマンXでいうサブタンクは存在しません。
ノーマルとは一体・・・?
初見殺しのオンパレード
本作は画面が狭めであるにも関わらず超高速で画面外からすっ飛んでくる敵がいたり、ゲームを進めるために降りたらそのまま落下ティウンが待っていたりととにかく初見殺しが多いです。
カニみたいな奴は攻撃したら結構遠距離まで泡攻撃を飛ばしてくるので、攻撃しながら移動していたら確実に被弾したりします。
ただでさえ1ティウンの重みが凄まじいゲームなのに、最初から最後まで初見殺しがついてまわるので、とにかくきついゲームの印象が拭えませんでした。
まとめ:値段以上のボリュームと値段相応の難易度
お値段400円とは思えないほど細かく作り込まれている一方、この値段だから仕方がないと言えてしまう荒削りすぎる難易度調整がもったいない作品と言えるかもしれません。
値段以上のボリュームがあることは間違いなく、現在ではニンテンドースイッチでも遊べるので、難易度イージーから始めるなら手にとってもいいのではないかと思います。
現在2と3がまだ3DSに残されているので、こちらもこれからプレイしていきたいと思います。
というわけで、今回はこの辺で!
最後までお読みいただきありがとうございました!