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こんにちはロクメガです。

 

ロックマン8にはすでに生産を終えたハード、セガサターン版が存在します。

 

長らくそのサターン版をプレイしていなかったのですが、久しぶりにプレイする機会が巡ってきて、先日配信プレイを行いました。

 

これでプレイステーション版とセガサターン版、両方のロックマンの内容を理解した上で、レビューすることが可能になったため、今回レビューすることにしました。

 

お付き合いいただけると嬉しく思います。

 

ちなみに今回の画像はサターン版を配信プレイした際のアーカイブからの抜粋なので、画質の粗さはご了承下さい。

 

ロックマン8

セガサターン版ロックマン8 タイトル

 

※このブログではyoutubeでライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧、及び関連記事は以下のリンクをご覧ください。

 

ロックマン

 

 

 

次世代機に以降したロックマン

 

今作でナンバリングタイトル8番目の作品となるロックマンですが、前作ロックマン7がファミコン→スーパーファミコンと上位ハードになったと思ったら、その次で更に上位のハードに行ったわけですね。

 

正直早すぎる気もしますが、これはスーパーファミコンへの以降自体が遅かったと考えたほうがいいかもしれません。

 

同時にロックマンのデザイン及びドット絵がスラッとしたスタイリッシュなものに変化。

 

新時代の到来を感じさせるドット絵だったように思います。

 

 

まぁこの後ロックマンのナンバリングはしばらく発売されなくなっちゃうんですけどね・・・シクシク・・・。

 

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変化したパワーアップシステム

 

ロックマン8は恐らく他のどのロックマンとも大きく違うシステムを採用しています。

 

まずはそこからお話していくことにしましょう。

ネジが有限

 

本作だけの独自の要素。

 

本作に登場するネジの総数は全部で40個と最初から数が決まっています。

 

ネジとの交換で入手できるパワーアップアイテムは合計で16個あるわけですが、40個のネジすべてを集めても全てのパーツを開発することはできません。

 

ロックマンワールド4から逆輸入されたこのシステムですが、このような仕様になっているのは本作だけといえます。

 

同時にこれまで以上にロックマンを大きくパワーアップさせられるとも言え、本作のロックマンは全シリーズを通してみても非常に強いロックマンになるといえます。

 

パーツ画面

 

 

多分このゲームのパワーアップパーツを駆使して強化したロックマンは最新のロックマン11よりも強いのではないかと思います。

 

同時に得られるアイテムも、他の作品とは趣が若干ことなるもののようになっているように思えます。

 

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パワーアップアイテム一覧

 

パワーアップアイテムは下記のようになっています。

 

パワーシールド(ネジ6本)

ダメージを受けた時のノックバック後退がなくなる。

 

スペアエクストラ(ネジ6本)

残基が4人からスタートする。

 

シューティングパーツ(ネジ6本)

バスターを5発まで画面内に発射できる。

 

エネルギーバランサー(ネジ5本)

武器エネルギー回復アイテムをとった、残りエネルギーの少ない武器から回復する。

 

イグジットパーツ(ネジ4本)

一度クリアしたステージから脱出できる。

 

ステップブースター(ネジ5本)

梯子での移動速度が上がる。

 

レーザーショット(ネジ5本)

チャージショットが全てを貫通するレーザーショットになる。

 

アローショット(ネジ5本)

チャージショットが敵に当たると6つに分裂・拡散するアローショットに。

 

オートシュート(ネジ5本)

チャージ中オートで連射するようになる。

 

以下のアイテムは後半から開発可能

 

エナジーセイバー(ネジ6本)

武器エネルギーが増える。

 

ハイスピードチャージ(ネジ7本)

チャージ時間が短縮される

 

ラピッドパーツ(ネジ6本)

1ボタンでロックバスターが3連射される。

 

スペアチャージャー(ネジ4本)

ステージクリア時、イグジットパーツでの脱出時に残り人数が初期値まで補充される。

スペアエクストラを持ってる場合は4機まで補充される

 

スーパーリカバー(ネジ5本)

ライフ、武器エネルギー回復アイテムを取得した時の回復量が増える。

 

ブーストパーツ(ネジ5本)

ロックバスターの弾速が上がる。

 

エクスチェンジャー(ネジ4本)

ライフエネルギーが満タンの時にライフ回復アイテムを取ると武器エネルギーが回復する。

 

ハイパースライダー(ネジ5本)

スライディングの速度が上がる。

 

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どれが強力なのか?

 

ある程度やり込んだプレイヤーなら、

 

  • アローショット、
  • パワーシールド、
  • ハイスピードチャージ、
  • ハイパースライダー、

 

このあたりを積極的に入手するのではないでしょうか?

 

アローショット、パワーシールドは前半。

 

ハイスピードチャージ、ハイパースライダーは後半で入手できます。

 

  • これによって超強力なチャージショットを、
  • 超短い間隔で撃ちまくりながら、
  • ものすごい速さのスライディングで駆け抜け、
  • 被弾しても仰け反らない。

 

という非常に強力なロックマンが出来上がります。

 

スライディング

ハイパースライダー専用エフェクト

 

初心者は残基を増やすスペアエクストラやスペアチャージャーで少しでも挑戦回数を増やしてもいいし、特殊武器をガッツリ使う人は、エクスチェンジャーやエネルギーバランサーを使ってもいいかもしれません。

 

ちなみにアローショットの影に隠れがちですが、レーザーショットもなかなか強いです。

 

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新たなアクション要素

 

本作で新たに追加されたアクション要素として以下の3つの要素が挙げられます。

 

シューティングステージ

 

テングマンステージとワイリーステージ2で登場のステージです。

 

ラッシュジェットに乗ってロックマン、ライトット、エディーと共に、360度自由に動けるシューティングステージを遊ぶことができます。

 

ゲームの進みが一定なので、テンポは良くないかもしれませんが、これまで登場したサポートメカ達が駆けつけてくれるというのはなかなか熱いものがあります。

 

シューティング

 

ワイリーステージ2ではブリキングというボスとこの戦い方で戦うことになります。

 

こんなに熱いボス戦は恐らく本作だけでしょう。

 

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スノーボード

 

ステージの途中から途中までをノンストップで突っ走る高速強制スクロール地帯です。

 

ミスすれば即死なのが災いし、かなり難しく、多くのプレイヤーがここで地獄を見たことと思います。

 

スノーボード

 

配信中でもここで地獄を味わったプレイヤーのお話を耳にしましたが、私は

 

動かし方やタイミングを完全に指が記憶しているのか、ノーミスのストレート攻略ができました。

 

その後のアテテミーノ戦もあっさり攻略。

 

いや~子供の頃地獄を見た経験は大人になっても活かせるもんですなぁ~w

 

むしろ楽しんでましたわw

 

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水中で泳ぐアクション

 

アクアマンステージで出てくる水中ステージのロックマンは泳ぐことができます。

 

ロックマンは今まで泳ぐという行為が出来なかったので非常に大きな変化点ではないかと思っております。

 

やり方は水中でジャンプ中にもう一回ジャンプボタンを押すだけで、押すたびに若干ジャンプするように浮きます。

 

泳ぐ

 

マリオみたいな感じを想像すればなんとなく想像つくかもしれません。

 

かなり快適な操作性なのですが、残念ながら今回限りのアクションになりました。

 

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ボスと特殊武器

 

本作のボスは声優さんによる演技が追加されたおかげか、過去作以上に個性がはっきりしており、しかもどのボスも非常に濃いキャラ付がなされております。

 

特にプレイヤーの記憶に残りやすいのは、

 

恥ずかしがり屋という設定のアストロマン、

語尾がボヨ~ンなアクアマン、

性格まで天狗なテングマン、

倒されても喜ぶグレネードマン

 

あたりではないかと思われます。

 

ボイスの恩恵の大きさを思い知らされます。

 

アクアマン

アクアマン

 

特殊武器はどれも使い勝手がよく、

 

サンダークローはアスレチック要素に、

トルネードホールドは高くジャンプするために、

 

といったアクションの手助けとなる使い方もできます。

 

ほか、どの特殊武器も使い勝手がよく、アクションの面白さを拡張するのに一役買っているといえます。

 

ボスと特殊武器の関係はこの様になっています。

 

テングマン=トルネードホールド

クラウンマン=サンダークロー

フロストマン=アイスウェーブ

グレネードマン=フラッシュボム

アストロマン=アストロクラッシュ

アクアマン=ウォーターバルーン

サーチマン=ホーミングスナイパー

ソードマン=フレイムソード

 

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評価点

ここからは本作の評価点を語っていきます

 

パワーアップした要素の多さ

 

上で書いたように本作は様々な独自要素、大胆なパワーアップ要素があります。

 

ロックマン自体の初期の性能は他のロックマン作品と比較してもかなり低めだったりするのですが、パワーアップアイテムを取ると逆に今までのロックマン作品とは比較にならないほど強くなります。

 

強化アイテムを一通り揃えると他のロックマンとは比較にならない強さを手にすることができるといえるでしょう。

 

初代ロックマンシリーズにおける最強のロックマンがこのゲームで操作出来るといえます。

 

更に書き込まれたドット絵はロックマン11発売前のインタビューでは「限界まで書き込んだ」と称されており、非常にヌルヌルと動きます。

 

なので見ているだけで楽しいといえます。

 

シューティングや泳ぎのアクションもなかなか画期的というか、大胆な変更点だなと思っており、非常に面白いです。

 

 

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アニメーションで楽しませてくれる

 

ロックマンX4にも言えることですが、この頃のロックマンはゲーム内にアニメを採用していました。

 

X4ともどもジーベックというアニメ会社が制作しており、その完成度は非常に高いです。

 

ロックマン、ロールちゃん、フォルテといったキャラクターたちが生き生きと動く姿に、当時目を奪われたプレイヤーは多いのではないでしょうか?

 

私もその一人だったりします。

 

ロックマン

ロックマン

ロールちゃん

ロールちゃん

フォルテ

フォルテ

 

アニメーションの声優さんは以下のようになっています。

 

ロックマン:折笠おりかさ あいさん

ロールちゃん:小西こにし 寛子ひろこさん

フォルテ:檜山ひやま 修之のぶゆきさん

ラッシュ:置鮎おきあゆ 龍太郎りょうたろうさん

エディー:小西こにし 寛子ひろこさん

ライトット:檜山ひやま 修之のぶゆきさん

ライト博士:飯塚いいづか 昭三しょうぞうさん

ブルース:置鮎おきあゆ 龍太郎りょうたろうさん

Dr.ワイリー:青野あおの たけしさん

テングマン:長嶝ながさご 高士たかしさん

フロストマン:高木たかぎ わたるさん

クラウンマン:坂本さかもと 千夏ちなつさん

グレネードマン:二又ふたまた 一成いっせいさん

サーチマン:長嶝ながさご 高士たかしさん

ソードマン:高木たかぎ わたるさん

アクアマン:坂本さかもと 千夏ちなつさん

アストロマン:二又ふたまた 一成いっせいさん

デューオ:小杉こすぎ 十郎太じゅうろうたさん

 

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問題点

 

ここからは問題点について述べます。

 

パワーアップ前提のロックマンの性能

 

本作のロックマンはパワーアップパーツによる性能強化を前提にしているためか、かなり弱い状態からスタートになります。

 

移動速度の遅さ、

チャージの長さ、

スライディングの遅さなど、

 

ドット絵の書き込み量が増えたことも一員だと思いますが、とにかく動きがもっさりしています。

 

子供の頃狂ったようにプレイしていた頃は全然気にならなかったんですが、比較してみたらどうしても気になってしまいますね~。

 

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弱すぎるフォルテ

 

ロックマン7のときは3回にわたってバトルを繰り広げ、多くのプレイヤーを苦戦させてくれたフォルテですが、本作のフォルテはかなり弱いです。

 

オープニングではかなり目立っていたのにも関わらず、ゲームでの登場は終盤に一度きりだけ。

 

フォルテ スーパーフォルテ

 

本作で登場した特殊なエネルギーを利用しているという設定を持つ割には、初見でも簡単に倒せてしまうほど弱いです。

 

せめて戦う回数増やすとかさ・・・。

 

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サターン版追加要素

 

プレイステーション版発売から数カ月後にセガサターン版が発売された本作ではありますが、正直プレイステーション版がプロトタイプだったのではないか?

 

と思えてしまうような追加要素が多々あります。

 

わかりやすい違いとしては、

 

  • テングマンステージのBGMが違う。
  • カットマンがデューオステージで登場する。
  • ウッドマンがサーチマンステージの中ボスとして登場する。
  • 一部雑魚の配置や数が違い難易度が高いところがある。
  • ボーナストラックがある。

 

このあたりです。

 

カットマンとウッドマンはどうやら社員ボイスらしく、発言するたびに笑いを誘いますw

 

 

テングマンステージのBGMは本作独自のもので、後にでたクラシックスコレクションには収録されておらず、少々もったいなかったりします。

 

これだけでも十分豪華だったりするのですがこれに加えて、タイトル画面から行けるボーナストラックもかなり豪華です。

 

公式イラスト、公募イラストが見れるのも素晴らしいですが、

ゲーム内BGM、ボイスも聞くことが出来るわけです。

 

サウンドテスト

キャラのボイスを個別で聞ける。

 

なぜかアストロマンのボイスだけ一部収録されてなかったりしますが、それぞれのボイスを単体で聞けるというのはなかなか豪華であるといえます。

 

 

 

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まとめ:全てが豪華な一作

 

  • 専用のアニメーション、
  • オープニングとエンディングで専用ボーカル曲搭載、
  • 書き込まれたドット絵、

 

とシステム面で大胆な改革を行いながらも、どの要素も無駄にならずにプレイヤーを楽しませる力を持っています。

 

個人的に惜しいのはフォルテが弱いことくらいです。

 

特殊武器も爽快感があって派手だったり、ボスもたくさん喋ってくれます。

 

全体的にハードルも低く、本当に遊びやすい作品なので、今からクラシックスコレクションで遊ぶのも十分あり。

 

期待を裏切らない楽しさを提供してくれると思います。

 

というわけで今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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