皆さんこんにちはロクメガです。
前回ロックマンワールドのレビューを行ったわけですが、今回はその続編、ロックマンワールド2のレビューをしていこうと思います!
タイトルどおり本作は第一作目の続編にして、ワールドシリーズ唯一の、水口エンジニアリング以外の外注会社が制作している会社だったりします。
どこの会社が制作したかは不明ですが、ゲームカタログにはシンキングラビット、ジラフソフトなる単語が書かれていたりします。
しかし他にはっきりとしたソースが無いので現在でも詳細不明です。
一方ウィキペディアには「日本システムハウス」と表記されている・・・だからどこなんですか・・・?
というわけでワールド2のレビューをしていきましょう!
それぞれのシリーズの内容をざっくり知りたい方は、ロックマンワールドシリーズまとめ記事も書いておりますので、そちらを御覧ください。
動画版も制作しておりますので、よろしければあわせてどうぞ。
目次
ワールド1からの変化点
ワールドシリーズの共通点はロックマンワールドの記事でも書いたのでそちらを参照していただくとして、これ以降のワールドシリーズの記事では主に第一作目からの変化に着目していきたいと思います。
基本的なゲームシステムについては前作とほぼ同じです。
その上でロックマン2以降のシステムが取り入れられ、ゲームの内容が強化されたと言えます。
回復アイテムでおなじみのE缶、スライディングが導入され、ゲームの操作性はロックマン3に近くなりました。
ただ、スライディングは途中でジャンプできず、必ず一定距離を進む仕様となったため、暴発したときの危険性は上がったと言えます。
また移動用特殊武器は前作ではキャリーというものがありましたが、本作ではラッシュが登場!
ラッシュコイル、ジェット、マリンの三つの形態を使い分けて進んでいきます。
地味にラッシュマリンに慣性が存在しているので芸が細かく、いい意味でリアリティがあると言えます。
ラストステージで確実に使う必要のある場面があり、出番があるのは嬉しいところ!
また今作登場のボスは個別にステージが用意されているで、単純にボリューム面の強化も施されています。
ロックマン2と3のボス
今作も前作同様、二つのロックマン作品から4体ずつボスが登場しています。
ロックマン2登場のボス
ロックマン2から登場のボスはワールド1未登場のボス残り4体になり、
クラッシュマン(クラッシュボム)
メタルマン(メタルブレード)
ウッドマン(リーフシールド)
エアーマン(エアーシューター)
の4体となります。
特殊武器も据え置き。
ロックマン3登場のボス
ロックマン3からは、
ニードルマン(ニードルキャノン)
マグネットマン(マグネットミサイル)
ハードマン(ハードナックル)
タップマン(タップスピン)
この4体となります。
強めのボスと弱めのボスがバランス良く揃っている感じでしょうか?
オリボスのクイントとサクガーン!
前作同様本作にもオリジナルボスが設定されています。
そのボスの名はクイント!
ワイリーがタイムマシンで未来のロックマンを改造して送り込んできた本作の刺客!
・・・という設定で登場するのですが、彼は唐突に現れて負けたら何も言い残すこと無く、他のワールドオリジナルボスの用に爆散するわけでもなく、どこかへと去っていきます。
それっきり作中で彼について触れられることはほぼ無く、それ以降の作品でもノータッチが続きました。
有賀先生もロックマン10年史大辞典で、このことを疑問に思っていたことが書かれています。
以降彼のことはロックマン&フォルテ 未来からの挑戦者にて取り上げられましたが、伏線を回収するに至ったわけでもなく、扱いが微妙なことに変わりはありませんでした。
余談ですが、タイムマシーンの設定は「ロックマン 星に願いを」にも登場しており、一応タイムマシーンの存在は公式設定で存在しているもののようです。
その割には扱いが微妙ですが・・・。
特殊武器はサクガーン!
削岩機のようなホッピングのようなマシンに乗って、ジャンプして真下にいる敵に向かって連続ダメージを与えるというものになります。
しかしこの特殊武器は特殊武器で非常に使い勝手が悪く。
乗っているだけで武器エネルギーを消費する上に、接触ダメージの危険もあるため、全くと行っていいほど使いみちがない武器だったりします。
無理に使う必要がないことが逆に救いになっているという武器でもあり、評価は散々な物といっていいでしょう。
私自身以前突進系特殊武器ランキングでこの武器を取り上げました。
もちろん悪い方にぶっちぎりでした。
今でもこの動画におけるこの武器の評価は間違っていなかったと思っております。
本作特有の微妙な点
クイントとサクガーンの他にも本作には、外注会社特有の微妙な点がいくつか見られます。
まずシリーズ特有のトゲの即死についてですが、本作のトゲは接触すると即死するというものではなく、トゲの下に穴が空いており、そこに落下することでティウンするという仕様になっています。
単純にらしさがないというか、「んんん???」と言いたくなる仕様ですね。
また、回復アイテムを入手したとき、本作のロックマンは動きが一時的に止まるという事がありません。
これは後にロックマン11より27年も早く先駆けていた事になりますw
回復中に停止するという仕様は、操作に悪影響を与えるパターンもあるので、ある意味この仕様はプレイしやすかったかもしれません。
また各種SEも本家や他のシリーズと大きく、何かが違う感じのSEとなっているため、脱力感を感じるかもしれません。
言葉で上手く言い表すことはできませんが、1アップをとった時のSEがマリオがコインとったときの「コインコイーン」という感じだとおかしさが伝わるでしょうか?
別物のBGM
微妙な点と言えるかどうかはわかりませんが、本作にはさらに大きな特徴があります。
それはBGMです。
前作、ロックマンワールドでは、原作のBGMをゲームボーイにアレンジしたものが使われておりましたが、本作では完全新規の楽曲が使われています。
そのどれもが原作の雰囲気とはまったく違ったものとなっており、全体的に哀愁の漂うタイプの曲となっています。
格好悪いわけでもなく、出来が悪いわけでもなく、ただ楽曲のもつ雰囲気がどことなくダークな方向に行っており、別の意味で味わい深いと言えます。
ただ甲高いキンキン音が多用されており、若干の聞き苦しさはあるかもしれません。
国内外問わずアレンジ曲が存在するあたり、間違いなくファンは存在することでしょう。
初心者向け? 難易度は低め
そんな本作の難易度はかなり低めに設定されており、ロックマン初心者におすすめできると言えます。
作り込みの甘さはありますが、ゲームとして出来が悪いとは言えず、ロックマンシリーズの中ではかなりクリアしやすいです。
だからといってラスボスが弱いというわけではありません。
見た目はともかくラスボスとしてそれなりの強さを持っており、油断はできません。
E缶保持しているならここで使うことになるかもしれません。
ちなみに前作と違って、サクガーンを無理に使う必要はなかったりしますw
色々と一味違うに尽きる
本作を端的に言い表すなら、低難易度で他とは一味違うロックマンという言い方ができます。
ロックマンワールドの配信はクリアまで2時間ほどかかったのに、本作の攻略配信では一時間半もかからずに終わってしまったことからも、本作がいかに低難易度であるかがわかるかと思います。
本作特有の微妙な点は多々ありますが、それはそれで本作の味と捉えることもできるかと思います。
2023年までは3DSのバーチャルコンソールも動いているので、気になる方がいましたらぜひ!
では今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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