こんにちはロクメガです。
先日ようやっとソニックフロンティアの配信を最後まで終えることが出来ました。
映画版ソニックを見てからずいぶん時間が経っていますが、この出会いのおかげで今年の秋~冬の始まりにかけてとても充実した時間を過ごすことが出来たように思います。
そんなわけで今回はソニックフロンティアのレビューをやっていこうと思います!
※このブログでは配信プレイした作品のレビューを行っております。
※またソニック関連の記事も書いております。
※それらの記事については下記リンクを御覧ください。
目次
特徴(主な評価点)
まず本作の特徴(ほぼ評価点)について語っていきます。
オープンワールド
実は私はオープンワールド系のゲームってそんなに多くプレイしたことはありません。
恐らく片手で数える程度の本数でしょう。
それらとプレイした感覚を当てはめて考えるなら、本作は間違いなくオープンワールドと呼べるゲームなのでしょう。
本作は五つの広大な島を舞台にソニックを動かしていき、島の謎を解いていくゲームです。
五つの島はいずれも非常に広大で、そんな広大な島をソニックの持つ移動速度で動かす楽しさがあります。
この楽しさこそが本作の醍醐味と言えるかもしれません。
島は当然ながら横に広いですが、縦にも大きく、場所や状況によってはとんでもない高度まで飛んでいき、動かすこともあります。
本作のグラフィックはかなりリアルに寄っており、高所恐怖症のプレイヤーは少しばかり注意がいるかもしれません。
残念ながら(?)ソニックが高所から落下しても特にダメージを受けたり、即死したりということはないので、ダメージを受けることはありませんが、壁や地面が眼前に迫ってくる感覚は本当にリアルです。
フロンティアの名の通り本作は島を冒険してマップを「開拓」していくゲームなわけですが、メインシナリオを攻略する最短ルートを知ってさえいれば結構早くクリアできることも特徴の一つと言えるかもしれません。
実施サブクエストや、仲間達との会話、マップ開拓のための謎解きなど、やれることは非常に多いのですがメインストーリークリアのためにやるべきこと自体はそう多くはありません。
見つけることさえできれば釣りのポータルでゲーム攻略に必要なアイテムを全部集めるなんてこともできる場合があるので、攻略に至る自由度は大変高いといえます。
こういうところも、本作がオープンワールドである所以と言えるかもしれません。
3Dと2Dのアクションの融合
本作をパッと触れた時の印象は、360度どの方向に向かっても動かせるシンプルな3Dアクションのように思えます。
しかし、場所によっては一時的に2Dアクションとなる場合があります。
カメラが2Dに固定されて、強制的に2Dアクションになる場面があるといった感じです。
ただし、基本的な動かし方自体は3Dアクションと変化がなく、カメラが一時的に固定されるという感じに考えて良いかと思います。
この変化がとても自然で違和感がなく、本作の基本的なアクションのやり方さえ覚えれば変化しても即座に対応できるようになることでしょう。
かつてこのアクションはカプコンさんがロックマンX7で取り入れたものですが、今の時代になって似たようなシステムを見ることになるとは思いませんでした。
ダイナミックなアスレチックアクション
本作に登場する五つの島はどういうわけかソニックのために用意されたかのような様々なアスレチックが用意されています。
そのあたりになぜ? と突っ込むのは恐らく野暮かなとは思いますが、バネやレール、貼り付ける壁などといった様々なアスレチックがプレイヤーを楽しませてくれます。
レールの上をギュンギュンと高速で移動していく様は、見ていてとても気持ちよかったプレイヤーも多いのではないでしょうか?
ソニックの体勢や動いているアスレチックの形に応じてカメラも大きく動くため、ジェットコースターに乗っているかのようなアクションが楽しめます。
さらにプレイヤーに求められる操作に複雑なものはほぼ存在しないので、簡単な操作で複雑に動かしていくような感覚を楽しめるのもポイントと言えるかもしれません。
ポータルで遊べるアーケード風ステージ
ゲームを開始するといきなりソニックは謎の3Dアクションステージに飛ばされるわけですが、このステージは本作でポータルと呼ばれる場所からワープできるアーケード風アクションステージです。
普通の3Dアクションだったり2Dアクションだったり、スケボーに乗ったりと、アクションのバリエーションは非常に豊富。
このステージを、
- とりあえずゴールする
- 規定タイム以内にクリアする
- 赤リングを5個集める
- 規定リング以上所持してゴール
という4つの条件を満たしてクリアすることで、キーアイテムを収集するためのエメラルドキーを複数ゲットすることが出来ます。
本作の目的は基本的にこのエメラルドキーを集めて入手できる、7つのカオスエメラルドの収集となりますので、ある程度このステージを攻略することはクリアのために必須となります。
ただ、クリアに必要なエメラルドキーの必要最小数は、用意されている数と比較するとかなり少ないようなので、見つけたステージでとりあえず四つの条件を満たすことを意識すればクリアには事足りるかと思います。
簡単なアクションでのコンボ攻撃
本作はスキルツリーによっていくつかのスキルを覚えます。
そのスキルで使用可能な攻撃やコンボは、複雑なコマンドを必要としません。
ボタン連打での連続攻撃の最中に特定のボタンを押しっぱなしにしていれば発動するというものが多く、特定のコンボ攻撃から別のコンボ攻撃につなげるということも可能です。
トルネード→スタンプあたりはよく使っていたプレイヤーも多いのではないでしょうか?
私はソニックを本格的にプレイするのは本作が初めてだったのですが、Twitterでは
「ソニックでバトルが楽しいと言える日が来るなんて・・・」
という感じのツイートを見かけました。
本作におけるバトル要素は色々初めての試みと言える要素が多かったのかもしれません。
バトルと言えば本作はもちろんボス戦があるのですが、島を探索中に出会うボスと、カオスエメラルドを集めてスーパーソニック状態で戦う大ボスの二種類に大別されます。
後者は巨神と呼ばれるメインシナリオで必ず戦うことになる大ボスで、それぞれ専用のQTEが用意されており、それぞれバトルの質の向上に貢献しています。
個人的には第2の島、アレス島でのワイバーン戦はとても面白かったように思います。
最大の評価点 高速アクション
本作最大の評価点は、やはりソニックの名に違わぬ超高速アクションでしょう。
必要とする操作に複雑な要素はなく、基本的にはアスレチックや地形に合わせてボタンを押すことが要求されることばかりです。
最初のうちこそ難しく感じるかもしれませんが、慣れてくれば状況に合わせた適切な動きが自然にできるようになっていくことでしょう。
単純に広大な島を走っているだけでもそれなりに楽しいです。
こと高速アクションと呼べるものに関しては本作におけるステージの構造とソニックの持つアクションが渾然一体となって融合していると言っても過言ではありません。
このゲームのアクションにおいて重要なのは、
- ボタンひとつで最高速に達するダッシュ移動。
- ホーミングアタック。
の二つでしょう。
前者はその名の通りダッシュ移動。
ロックマンXシリーズのように一瞬で最高速に達し、そのままロックマンDASHシリーズのように最高速度を維持したまま走り続けることが出来ます。
これとダイナミックなカメラワークが合わさりジェットコースターのようなスピード感を体感できるので、とても気持ちがいいです。
それでいて3D酔がかなり抑えられているのもポイントが高いです。
この状態から地形にやステージギミックに合わせて様々なアクションに派生させていくことが本作のアクションの醍醐味となります。
もう一つのホーミングアタックは、画面内にロックオンカーソルが自動で表示され、アタックボタンを押すと自動でその対象に向かって突っ込んでいくというもの。
本作の空中制御を司るじゅうようなアクションです。
ロックオン対象の選択はゲーム側が勝手に行うので、プレイヤーがやることは攻撃ボタンを押すことだけですが、これがとても楽しいです。
簡単な操作で複雑な動きをさせる・・・という制作サイドの設計思想を強く実感させてくれます。
その高速アクションを実現するためのギミックも非常に多く、全てを切り分けて言語化するのは、今の私ではとても難しいです。
ぜひとも実際に遊んでその高速アクションを体験してもらえたらと思います。
問題点
ここからは問題点について語っていきます。
ややちぐはぐなグラフィック
これは人によって大きく見解が変わる所かと思いますが、本作はキャラクター以外のグラフィックは非常にリアル寄りのグラフィックをしています。
そしてソニックをはじめとするキャラクター達のグラフィックは逆に元々のデフォルメの効いたデザインとなっています。
このため全体的に見るとリアルとも、デフォルメされているとも言えず、どっちつかずな印象を感じました。
映画ではその融合に成功していましたが、ゲームではもう少しグラフィックに磨きをかける必要があったのではないかという気がしました。
とはいえ、気にならない人は気にならない点かもしれません。
微妙に活かしきれていないオープンワールド
本作のオープンワールドは、探索・謎解き・マップ開拓という手順を踏みながら、最終的にはカオスエメラルドを6つ集め、巨神を倒すというものになります。
ストレートに言うならシナリオを進めたければ探索と収集が必要になります。
そして本作の探索要素について「あること」に気づいてしまうと人によっては探索の意欲が大幅に薄れてしまいます。
詳しくはネタバレのため言えませんが、一言で言うならとてももったいないと思っています。
舞台が人の気配が存在しない無人の島であることを考えるとそうならざるを得なかったのはわかりますが、もう少しなんとかならなかったのかなという気持ちがあります。
本作のオープンワールドは100%ソニックを動かすことの楽しさに集約していますが、集約しすぎているとも言えるかもしれません。
シナリオがよくわからない
本作プレイ中にTwitterにて、翻訳がひどいという話を耳にしましたが、個人的には説明不足も感じました。
ネタバレなので詳しくは口にしませんが、いろいろな意味でぶつ切り感が強く、何がどうつながってそうなるのか?
と感じてしまい、説明、描写が不足しており、基本的な作りに問題があるように思いました。
もしかしたら島にいる仲間達との会話を全て拾っていけばある程度は分かるのかもしれませんが、クリアした直後から見ると色々疑問が残るエンディングでした。
オープンワールドはシナリオ重視の作品と相性が悪いと言われていますが、その所以がわかったような気がします。
まとめ:高速アクションが全て!
本作は一言で言うならソニックを動かす楽しさが全てのゲームと言えます。
その点では間違いなく優れたゲームであることに変わりはありません。
ボリューム面も値段を考えれば申し分なく、普通にクリアするまでに20時間くらいは遊べると思います。
個人的な事を言うなら、オープンワールド作品ゆえの微妙に感じた点も結構多かったため、そういうのが肌に合う人なら最大限楽しむことができるかと思います。
というわけで、今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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