こんにちはロクメガです。
このブログを書いていタイミングで公開中のソニック ザ・ムービー ソニックvsナックルズの映画は、皆さんご覧になられたでしょうか?
その映画を見てあまりにも高い完成度に感動し、ついつい第一作目の映画のブルーレイディスクを購入し、早速プレイステーション3で見ましたw
こちらも大変面白かったので、感想記事を書いていこうと思います!
※ソニックvsナックルズの感想記事は下記リンクを御覧ください。
ベタだけど王道な物語
ソニックvsナックルズもベタというか、王道というか、よくあるタイプのプロットではあったのですが、それは第一作目も同様です。
主人公ソニックは故郷の星を追われる身となり、ソニックシリーズでおなじみのリングの力で、地球にやってくる。
というところまでがプロローグで描かれます。
子供の頃のソニックは特殊な力を持って生まれましたが、子供ゆえにその力を隠すことができず、見せびらかすようにその力を使っていました。
これが原因で、彼は追いかけられてしまい、育ての親のフクロウ、ロングクロウから、リングを持って逃げるように諭されます。
ソニックシリーズでリングといえば、マリオでいうコインのような立ち位置の存在だと思ってましたが、この作品ではいわゆるどこでもドアのような立ち位置となっています。
- 行きたいところを思い浮かべて、
- リングを投げるとリングが巨大化し、
- くぐった先に思い浮かべた場所がある。
そうやって地球にソニックがやってくるまでをプロローグとして描いています。
故郷を終われ、知っているものが何もない星にいきなり投げ出される。
非常に恐ろしいことですがそうやってソニックは地球にやってきてしまうわけです。
身を隠して地球で生活
プロローグが終わると成長したソニックを見ることができるわけですが、どうやら彼は地球の人間に自分の存在を悟られないように、生きてきました。
かつて自分の力を見せびらかすように生きてきたことからの反省か、高速移動の力は身を隠すために使っていた模様。
一応自分の家となる洞窟を作り、そこにソファや漫画本などを持ち込んで、楽しく生活はしていたようです。
本人は努めて明るく振る舞っていますが、一人ぼっちであるという孤独感にはなかなか逆らえず、身を隠しながらも住んでいる地域の人間はじっくり観察していて、彼らに対して憧れのようなものを抱いていたように思います。
そのためか野球の試合というものを見た彼は、自分でもやりたいと思ったらしく、深夜に夜な夜なグラウンドにやってきて野球を楽しみました。
ただ、こういうことやったことある人ならおわかりいただけると思いますが、これ結構寂しくなってしまうんですよね。
やっているうちにどんどんテンションが上がっていったのか、途中で暴走し、巨大なエネルギーを発して、大規模停電を起こしてしまいました。
この停電を受けて、この映画におけるエッグマンこと、ロボトニックが動き出すわけです。
ちなみにこのシーンには続編への伏線が二つ張ってあったりします。
ぜひとも視聴者自身の目で確かめてみてほしいところです。
人間との出会い
ロボトニックが調査に乗り出したところ、地球上には存在しないはずの生物の存在に気づき、彼はドローンを使った大規模な調査に乗り出します。
政府(?)まで動き出して大規模な調査のため、ソニックは見つかる可能性を考えて、再び別の惑星に行くことを考えるようになります。
しかし、見つかることを恐れたソニックは人間であるトムの家に侵入。
そこで安全にリングの力を使って、次のワープ先であるきのこの惑星に行こうとしたところで、人間であるトムと出会います。
そこからトボトニックの乱入し騒ぎが大きくなってしまい、
警察官であるトムと共にサンフランシスコに旅立っていきます。
そしてサンフランシスコでの旅路の間に
- ロボトニックのロボとの戦闘、
- バーでのケンカ(?)
- やりたいことリストの書き出しと消化、
といった冒険を繰り広げて友情を深めていきます。
次回作はニューヒーローであるテイルスとナックルズとの友情がメインでしたが、
第一作目はソニックと人間との出会いに焦点を当てているわけですね。
ロボトニックの暴走?
政府関係者(?)による調査・捜索のことなどほぼそっちのけでロボトニックの行動はどんどんエスカレートしていきます。
- カーチェイス兼バトル、
- 後半のサンフランシスコから始まる戦い、
いずれもほぼ彼一人で動いており、彼の技術によって生み出されたマシンとソニックとの戦いで大変なことになっており、人間の目線でみるなら間違いなくロボトニックに責任が向かいそうな状況が生み出されました。
ロボトニックがソニックの調査に乗り出すことになったのは政府(?)によって、その腕を買われたからのようですが、かなりの被害を出したっぽいのでエンディングの時点では半ば忘れられたかのような扱いでしたw
終盤はリングによってきのこの惑星に放り出され、地球では行方不明になってしまったようなので、そのまま黙殺されたと見ていいでしょう。
結構エグい目にあってるロボトニックですが、エンディングでは、地球に戻ることに野心を燃やしている感じで、実際続編では見事に戻ってきました。
悪の天才科学者はこういう時くじけない!
見どころ
とまぁここまで書いた通り非常に王道な展開で進んでいく本作ですが、やはりそこはセガが誇る看板キャラクター。
本作の独自の面白さと言ったものもあります。
私が本作において、見どころと判断した箇所はニ点。
迫力あるアクションと止め絵のシーン
もともとアクションゲームが原作の映画なので、当然ながらアクションシーンはかなりこだわって作られています。
もちろん今どきの技術ならこれくらいは作れて当然というレベルなのかもしれませんが、ソニックの特徴である高速移動を活かした絵作りは素晴らしいの一言。
ソニックの高速移動を強調するためか、時間を止めてソニック一人が動いているかのように見えるシーンもあって、かなり迫力がありました。
トムとの友情
もう一つはトムとの出会いと友情が深まっていくエピソードです。
- ソニックが一人ぼっちで誰にも見つかってはならないという状況から、
- 偶然にもトムと出会い、巻き込んでしまいながらも友情を深め、
- エンディングでは家族として共に暮らしていくことになる。
この深掘りが非常に丁寧に行われており、見ていてとても安心できます。
次回作では人間との関わりは若干薄くなってた感じがあるので、この部分は本作ならではの魅力と言えるかもしれません。
また、中盤でソニックがグリーンヒルズからサンフランシスコへ転勤(?)を考えていたトムに向かって、
「自分は故郷を追われたのに、なぜ自分から故郷を去るんだ!?」
といった旨の思いをトムにぶつけるシーンが個人的にエモいポイントになりますw
まとめ:王道だけど丁寧な一作
プロットは何十年も前から使われ続けているタイプの王道ですが、続編のレビューでも言った通りそこが良い!
といえる仕上がり!
ソニックとはどういう作品なのか?
制作側がこれを飲み込んだ上で咀嚼し、大胆なアレンジで再構築された本映画シリーズは、まさに令和のソニックと呼ぶべき一品なのではないかと思います。
映画はピンキリであたりも外れも多いですが、本作は可能な限り多くの人間にソニックというキャラクターを知ってもらおうと躍起になって制作されたのが伝わってきました。
おすすめといえる作品なので、気になる方はぜひ見てくださると嬉しく思います。
というわけで、今回はこの辺で!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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