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ロックマンエグゼ ロックマンDASHが元ネタのキャラ7名を解説
ロックマンエグゼ ロックマンDASHが元ネタのキャラ7名を解説

こんにちはロクメガです。

 

ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション、皆様プレイしていらっしゃいますでしょうか?

 

実はロックマンエグゼシリーズをすべてプレイしたときから、ずっと思っていたことがあります。

 

ロックマンエグゼのキャラの元ネタを振り返ってみたいと。

 

ただ、キャラクターがとても多いので、恐らく二番煎じかとは思いますが今回はロックマンDASHシリーズが元ネタのキャラを振り返ってみたいと。

 

#このブログではロックマン関連記事を多数投稿しています。

#ロックマン及びロックマンエグゼの記事一覧は下記リンクより御覧ください。

 

 

 

 

 

まだ変化が少ないキャラ

 

まずは変化が少なめなキャラから紹介します。

綾小路やいと

 

ロックマンエグゼ第一作目から皆勤賞のお金持ちのお嬢様。

 

アニメ版での彼女の声優は芳野よしの 日向子ひなこさん(引退済み)

 

ロックマンエグゼ

 

元ネタはロックマンDASH2で登場した漢字検定(PSP版ではクイズ)の問題10問連続で出してくる漢検3人衆の一人。

 

声優は設定されていません。

 

DASH2のころはあまり可愛いと言えるデザインではなかったのですが、若干リデザインされての登場となりました。

 

ロックマンDASH2

ギャグキャラっぽい?

 

ちなみに彼女が登場したポクテ村は、財政難なのか、空賊襲来直後だからなのか、少々気の毒に思える服装をしています。

 

エグゼに登場する際に大きく変化したのはお金持ちという設定が追加されたことでしょうか?

 

何にせよ、一介のモブキャラにすぎない彼女が、エグゼにおいて大きく出世を果たしたと言えるかもしれません。

 

ちなみにPSP版のクイズではロックマンエグゼに登場したキャラクターは誰? というクイズにもなっています。

 

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城戸舟子と双子の弟(アツホとタイチ)

 

ロックマンエグゼ4 ブルームーンに登場した城戸きど舟子しゅうことその双子、アツホとタイチ。

 

この3名も元ネタからそこまで大きな変化のないキャラクターと言えます。

 

舟子の声優さんは現在でも現役の能登のと麻美子まみこさん。

 

ロックマンエグゼ4

 

ロックマンエグゼ4 アツホとタイチ

 

ロックマンDASH2においては、シュー、アッポ(赤いパンツ)、ダー(緑のパンツ)と呼ばれています。

 

流石にそのまま名前を使い回せなかったか・・・w

 

この3名もDASH2ではボイス付きで会話するのですが、他の声優さんの兼役なのか、誰が演じているかは不明です。

 

双子の弟からシュー姉ちゃんと呼ばれているところは原作通りです。

 

アッポとダー

左アッポ、右ダー

 

彼女達の設定は世界設定にあわせて変化していますが、おおむね共通しています。

 

エグゼ4においては、両親を早くに亡くし、双子の弟を育てるキャラクターとして描かれていますが、これはロックマンDASH2においても同じ。

 

ロックマンDASH2に置いてはカルバニア島と呼ばれる島でこの3名しか人間が暮らしておらず生活している家の外はリーバードと呼ばれる古代の戦闘兵器が闊歩しており、そもそもなぜそんなところに住んでいるのか? と気になる描写が多かったりします。

 

ちなみに豚を飼っている・・・食べるのか?

 

作中での活躍は、なぜかこの島に基地を構えていたグライド一家に何故かシューがさらわれて、双子の力を借りて彼女を救出するという役回りになっています。

 

シュー

 

双子の二人は出会った当初は文字の読み書きができないキャラで、エンピツやノートといった文房具を渡すと、手紙を書いてくれて、少しずつ勉強の成果が手紙の内容に反映されるという仕掛けがあります。

 

設定はそれぞれの世界観にあわせて共通している部分が多く、変化はさほど大きくないキャラクターと言えるかもしれません。

 

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ものすごく変わったキャラ

 

ここからは大きく変化したキャラをご紹介します。

 

バレル

 

エグゼシリーズ既プレイヤーならもう説明不要のキャラクター。

 

カーネル.EXEのオペレーターであり、ロックマンエグゼ5 チームオブカーネルにおいて、熱斗をチームに誘った人物です。

 

アニメでの声優さんは千葉一伸ちばいっしんさん

 

バレル

 

彼の元ネタは、ロックマンDASHのヒロイン、ロール・キャスケットの祖父、バレル・キャスケット。

 

現役を退いたヒロインの祖父から、現役軍人と大幅な若返りを達成しております。

 

こちらの声優さんはデデデ大王で有名(?)な緒方賢一さん

 

DASHシリーズの作中においては、ディグアウター(現実で言うトレジャーハンター)を生業としていた人物の一人で、生還者が存在しなかった禁断の地から生きて帰った二人の人物の一人であることから「不死身のバレル」と呼ばれています。

 

その後、彼の娘さん夫婦が同じく禁断の地に赴き、消息を断ったことから、孫娘であるロール・キャスケットがディグアウトを始めるきっかけとなります。

 

バレル・キャスケット

 

ちなみに彼の義理の息子さんと思しき人物はエグゼ4の看板という形で登場していたりします。

 

ディグアウトに関する著書を多数出版しており、作中においては主人公達を見守る賢者としての役目が大きいキャラクターと言えるでしょう。

 

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グライド

 

恐らくDASHどころか、元ネタが存在する全キャラクターの中で最も変化が大きいキャラクターかと思われます。

 

Xシリーズが元ネタの○○○(ネタバレのため伏せます)もそうですが、敵味方の関係性すら逆転しています。

 

アニメ版での声優は川津かわつ 泰彦やすひこさん。

 

グライド

 

ちなみにこの声優さんは後にロックマンXコマンドミッションでマッシモという勇猛果敢な戦士を演じています。

 

元ネタとなったのはトロンにコブンに登場した悪徳高利貸し、ロース一家の配下であるグライド。

 

こちらの声優は超有名声優である子安こやす 武人たけひとさん。

 

ちなみに子安さんはアニメロックマンエグゼストリーム第18話で、アステロイドの一人、ヤマトマンのオペレーター、イリヤというキャラで登場しています。

 

トロンにコブンではボーン一家に100万ゼニーを貸し付け、返済期限が過ぎたボーン一家の長男ティーゼルと末っ子のボンを誘拐し、カイジの地下労働施設みたいなところで働かせていました。

 

グライド(ロックマンDASH2)

 

カラーリングこそエグゼのグライドによく似ているものの、性格はエグゼ4に登場した山下 日出の助ナルシーヒデの方がよく似ており、どうしてこうなった? といいたくなるキャラとなっています。

 

ただし、子安さんのオカマは板についているw

 

その後発売されたロックマンDASH2でも引き続き登場。

 

トロンにコブンで登場したロース・クッパカルビの声優さんがレジェンド滝口順平で予算が降りなかったのか、DASH2には登場しませんでした。

 

シタッパーも山寺宏一さんが演じていたのですが、DASH2の頃は草尾毅くさおたけしさんの兼役になってました。

 

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まとめ:多くはないけど濃いキャラ多し

 

登場作品が分散していて、意外なキャラが意外なところの出典で登場していたりと、こうしてみてみるとなかなか面白いなと思いますね~。

 

どのキャラクターも濃いキャラクターになっていて、作中の物語を盛り上げてくれているのが嬉しいところです。

 

他にも作中にはDASHの要素が多々ありますので、探してみるのも面白いかもしれません。

 

というわけで今回はこのへんで。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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プレステ時代の名作アクションゲーム ロックマンDASHシリーズを紹介する!
プレステ時代の名作アクションゲーム ロックマンDASHシリーズを紹介する!

皆さんこんにちはロクメガです。

 

この記事ではロックマンDASHシリーズを紹介します。

 

全てyoutubeでのライブ配信をした上で、レビュー記事の投稿をしております。

 

この記事では軽くシリーズの概要がわかる解説を行います。

 

内容を詳しく知りたい方は、それぞれのレビュー記事を読んでいただけると嬉しく思います。

 

※このブログではyoutubeでライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧、及びロックマン関連記事は以下のリンクをご覧ください。

 

 

ロックマンDASH

 

三番目のロックマンとして生まれたロックマンDASHシリーズ第一弾。

 

  • 対応ハードはPSプレイステーション。現在の最新ハードでの異色はP S Pプレイステーションポータブル
  • メーカーはカプコン
  • 公称ジャンルはフリーランニングRPG

 

ロックマンDASH

 

ロックマンシリーズ唯一の3Dアクションゲームシリーズ。

 

ゼルダの伝説時のオカリナよりも1年早く世にでた作品であり、3Dアドベンチャーゲーム史上、もっとも早くロックオンシステムを搭載した作品。

 

※3Dの対戦ゲームではバーチャロンの方が先に搭載していたようです。

 

ロックマンX同様、世界観・登場人物を一新しており、これまでのロックマン作品とは、つながりが感じられない世界となっています。

 

世界観を簡単に説明するなら、

 

世界の大半が海に沈み、この時代に生きる人々は、過去の文明を発掘してお金に変えて生活していて、大いなる遺産と呼ばれる富やロマンを求めて冒険する人達がいる世界。

 

わかりやすく言うならワンピースみたいな世界(かなり乱暴ですが)。

 

第三のロックマンである主人公の名はロック・ヴォルナット。

 

ロック

画像はXDiVEのものです。

 

3Dアクションゲームにロックマンの要素を足したものであり、バスターや、特殊武器の仕様も大分異なったものになっているのも特徴です。

 

バスターにチャージショットは存在せず、ボタンを押しっぱなしにして一定間隔で発射するものとなっています。

 

特殊武器は、作中で集めた素材アイテムを、メカニックであるロールちゃんに渡すことで開発するものとなっています。

 

ボス的に弱点などは存在せず、特殊武器はどちらかというと冒険を補助する役割としての側面が強いです。

 

本作において冒険するのは、カトルオックス島と呼ばれる一つの島。

 

地下ダンジョンの遺跡と地上のフィールドは全て地続きになっており、巨大な一つのフィールドを探索する面白さが本作の最大の特徴であり評価点。

 

現代で言うならオープンワールドと呼んでも差し支えないものとなっており、これにアクションシューティング要素をプラスしたものとなっていて、FPS+オープンワールドというのが現代では正しいかも知れません。

 

フリーランニングRPGの名の通り、

 

  • 3D空間を自由に動き回れるという特徴と、
  • 時間をかければ強くなっていく、

 

という要素が一つとなっており、独特の面白さを持っています。

 

フィールド

今となっては珍しくないかも知れません。

 

一つの島が舞台ということもあり、そこで生活する人々との交流もまた本作の魅力であり、楽しみでもあります。

 

  • オープンワールドの先駆けと呼んでも間違いではないゲーム性、
  • 極めて快適な操作性、
  • どことなく牧歌的な暖かな世界観。

 

など、極めて優れた作品でありながら、売上が残せず、シリーズとしては短命に終わってしまったが根強いファンが存在する作品でもあります。

 

現在プレイするならプレイステーションポータブルに移植されたロックマンDASH / ロックマンDASH2 バリューパックのセットをおすすめします。

 

詳細は下記リンクを参照。

 

 

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トロンにコブン

 

ロックマンDASHシリーズの一角として生まれた異色の作品。

 

DASHシリーズとして考えれば第二作目となります。

 

対応ハードはプレイステーション、ゲームアーカイブス(現在配信終了)

メーカーはカプコン

ジャンルはアクションバラエティ

 

 

ロックマンDASHに登場した空賊ボーン一家と、その手下であるコブン達40人をメインとしたゲームです。

 

ロックマンDASH特有のアクションシステムをブラッシュアップし、多数のミニゲームをこなして、ロース一家から借りた100万ゼニーを返済していくことが目標となっています。

 

やはり最大の特徴となっているのは、悪役であるボーン一家の掘り下げでしょう。

 

主人公はタイトル通りトロンと40人のコブン達。

 

トロン

画像はXDiVEの「ラボコートのトロン」です。

 

トロンが中心となりますが、拠点であるゲゼルシャフト号内部の各部屋の構造などがわかり、実際に40人いるコブンとの交流をすることができます。

 

40人のコブンには

 

  • こうげき
  • すばやさ
  • かしこさ
  • さぼりど

 

の4つのパラメーターが設定されており、この能力によって、ゲームの進行に影響を与えるようにできています。

 

全てのコブンのパラメーターをマックスにするのは、やりこみ要素の一種と言えます。

 

トロンは基本グスタフと呼ばれる、メカに乗って行動することが多く、本作以降トロン=グスタフという図式が生まれました。

 

マーベルvsカプコン2

マーベルvsカプコン3

ナムコクロスカプコン

プロジェクトクロスゾーン

 

など、DASHシリーズからの外部出演は彼女がグスタフとコブンを引き連れて出てくるのがお約束となりました。

 

トロン

マブカプ3のトロン

 

ミニゲームはコブンの特訓や、実際にお金を得るための活動を含めて、10種類ほど。

 

これに高難易度版も加わるため、プレイできるミニゲームの数は結構多いです。

 

また一部ミニゲームはコブン3人と一般ディグアウターとの交流を描くものがあり、このミニゲームをプレイしているときは、本シリーズのディグアウターの面白さというものを感じることができるかもしれません。

 

 

ディグアウト

ディグアウターとの交流

 

メインシナリオをクリアするだけならそう難しくはないため、ゲーム

初心者にもおすすめしやすいのもグッドです。

 

現在では、プレイステーション、またはプレイステーション2のどちらか、すなわちディスクメディアでのトロンにコブンのみプレイ可能になります。

 

 

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ロックマンDASH2 大いなる遺産

 

ロックマンDASHシリーズ第三作目。

 

対応ハードはプレイステーション、PSP

メーカーはカプコン

公称ジャンルはフリーランニングRPG

 

ロックマンDASH2

 

ロックマンDASHシリーズ第三段。

 

前作の直接の続編となります。

 

かなり力を入れて作られたためか、非常に力の入った作品となっており、様々なところがパワーアップしています。

 

前作から2年半立っているためか、生ポリゴンいよるキャラの造形が大幅に向上しており、モデリングの完成度が高いです。

 

現在ではまず使われない表現技法だと思いますが、この表現技法によるアニメ絵の表現は素晴らしいの一言。

 

ロックマンDASH2

DASH2のポリゴン

 

アクション面でも細々としたところがパワーアップしていますが、やはり何と言ってもロックオンシステムが前作よりパワーアップしていることでしょう。

 

前作にあったオートロックオンはなくなりましたが、ロックオンした状態で動き回ることができるようになり、よりフリーランニングの名に相応しいゲーム性へとパワーアップをトゲました。

 

物語のスケールも大きくなり、関わる登場人物も増強。

 

安定した完成度を誇る作品になったといえます。

 

ゲームの方向性は前作から大幅に変化しました。

 

前作では大きな地上のフィールドと地続きの地下巨大ダンジョンを探索する面白さがあり、オープンワールド的なゲームの先駆けと言えるゲーム性でした。

 

本作では大陸をフラッター号で移動して、旅先で冒険するという形のゲーム性になりました。

 

ワールドマップ

ワールドマップで移動する。

 

前作のような尖った個性は少々減じましたが、安定した面白さを持っている作品です。

 

現在では、プレイステーション、またはプレイステーション2のどちら、すなわちディスクメディアでのトロンにコブンのみプレイ可能になります。

 

詳細は下記リンクを参照。

 

 

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ロックマンDASH3(開発中止)

 

ニンテンドー3DSで開発されていたロックマンDASHシリーズの続編。

 

 

新主人公としてバレット、

新ヒロインとしてエアロ

 

という新キャラクターの登場が予定されていました。

 

バレットエアロ

左=バレット 右=エアロ

 

バレットはロックが使っていたアクションの他に

 

壁のぼり、

近接攻撃、

 

が可能で、ロックオン後の移動もDASH2より自由度が高くなっていたように思います。

 

ニコニコ生放送での公式プレイアブル映像が下記になります。

 

 

ファンと積極的に交流を重ねてファンからの要望や意見を取り入れる形で開発が進められていき、かなりの部分が完成していたらしいです。

 

有料体験版の配信も考えられていたようですが、開発の承認がおりていない中で開発が進んでいたことと、あの震災が災いし、それすら叶うことはありませんでした。

 

残念ながら開発中止が発表され、多くのプレイヤーが涙を流しました。

 

私も発売に合わせて3DSを買う予定でした。

 

それ以降ファンメイドでの作品が作られ始めましたが、こちらも途中から音沙汰がなくなり沈黙。

 

現在ではその開発ブログやニコニコ動画が残るのみとなっています。

 

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ロックマンDASH 5つの島の大冒険!(配信終了)

 

携帯アプリという形で配信されていた今となっては幻のロックマンDASH。

 

残念ながら存在を知る前に配信が終わってしまったため何も言えることはありません。

 

動画が存在しているので気になる方は下記動画を参照。

 

 


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ロックマンDASH2 大いなる遺産 レビュー! システムも物語もスケールアップ!
ロックマンDASH2 大いなる遺産 レビュー! システムも物語もスケールアップ!

こんにちはロクメガです。

 

少し前にロックマンDASH2のライブ配信を完遂しました。

 

久しぶりのプレイでしたが、本当に久しぶりのため、半ば初見の気持ちでプレイしました。

 

同時に、最終回ではクイズ100問を初めて突破でき、とても充実したプレイを楽しむことができたように思います。

 

これも視聴者の皆さんのおかげです。

 

この場を借りて感謝申し上げます。

 

今回はそのプレイした作品、ロックマンDASH2のレビューになります。

 

※このブログではyoutubeでライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧、及びロックマン関連記事は以下のリンクをご覧ください。

ロックマンDASH2の公式による紹介ページはこちら。

 

 

目次

特徴

 

  生ポリゴンによるアニメ表現

 

  進化したロックオンシステム

 

  新システム 投げる

 

  広がった世界と物語

 

評価点

 

  アクション面の進化

 

  動きながら打てる特殊武器が増えた。

 

  前作とは別のお楽しみ要素

 

  スケールが大きくなった物語

 

  悪ロックの存在意義ができた。

 

問題点

 

  空気気味の持ち上げ・投げるアクション

 

  ロックオンシステムの問題

 

  特殊武器改造で、特殊の内容が不明

 

  やや中途半端なシナリオ

 

  前作との方向性の違い

 

  クイズの異常な難しさ

 

  前作より金策に走り回る機会が多い

 

まとめ:前作から様々な所がパワーアップしている

 

特徴

 

まずは本作の特徴について語っていきます。

 

生ポリゴンによるアニメ表現

 

本作はプレイステーション末期の作品であり、前作の表現技法をそのまま進化させたものとなっています。

 

ロックを含む各キャラクター達は、前作よりも大人びたデザインがなされ、それをもとにプレイステーション時代の生ポリゴンに落とし込んでいます。

 

この表現技法はロックマン バトル&チェイスでも使われたもので、今比較してみても、進化の具合がわかるのではないでしょうか?

 

ロックマンDASH

第一作目のポリゴン

 

ロックマンDASH2

DASH2のポリゴン

 

中々このようなアニメ絵を3Dで表現した作品はそう多くはないかもしれません。

 

本作は最初から最後までこの表現で進行していくことになります。

 

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進化したロックオンシステム

 

第一作目では立ち止まった状態でしかロックオンできなかったのですが、本作ではロックオンした状態で動けるようになりました。

 

ロックオンサイト

 

その代わりと言ってはなんですが、前作にあったオートロックオン機能がなくなり、前作とはほぼ違ったシステムになっているといえます。

 

問題点もありますが、概ね本作でロックオンシステムは完成したと言っても過言ではありません。

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新システム 持ち上げ・投げる

 

前作は特殊武器を装備していない状態では、至近距離で蹴ることができましたが、これに加えて、今作では持ち上げ・投げるというシステムが追加されました。

 

持ち上げ

持ち上げ機能

 

使い所が難しいシステムですが、使いこなせたら、探索を有利に進めることができる・・・かも知れません。

 

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広がった世界と物語

 

前作ではカトルオックス島という一つの島が舞台でしたが、本作ではフラッター号に乗って様々な島々へと飛んでいき、冒険を繰り広げていきます。

 

ロケーションも、

 

砂漠地帯、

水中、

雪上、

宇宙、

 

と様々あり、広がった世界を冒険する楽しさがあります。

 

カトルオックス島の場合は一つの巨大なフィールドを駆け回る楽しさがあったのですが、こちらとはまた違ったおもむきがあるかなと思います。

 

ワールドマップ

ワールドマップで移動する。

 

また前作で動かなかった物語の部分が大きく動き出し、ロックの出生の秘密や、前作でも出てきた大いなる遺産に関するお話が展開されることになります。

 

登場人物も大幅に増えており、本編の物語は前作と比較してかなり長くなっています。

 

PSP移植版には、トロンにコブンにも収録された体験版、ロックマンDASH2 エピソード1 ロールちゃん危機一発も収録されているので、体感でのプレイ時間は前作を確実に上回るかと思います。

 

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評価点

 

ここからは評価点を語っていきます。

 

アクション面の進化

 

かなり力を入れて制作された事もあってか本作のアクション面は前作よりも改善、パワーアップしています。

 

まず、ジャンプ状態から着地時の硬直がなくなり、スムーズに動ける様になりました。

 

また前述のようにロックオンしながら移動することが可能になりました。

 

前作では後半にならないと手に入らなかったローラーシューズが最序盤にゲットできるようになり、快適な移動ができるようになりました。

 

ローラーダッシュ

序盤から使えるローラーダッシュ

 

前作ほどローラーダッシュを使える場面は多くはないかも知れませんが、必要な時にはかなり便利になったと言えるかも知れません。

 

またローラーダッシュ中に切り立ったところから飛び出していく時に方向キー上を押していくと、シュパーンと大ジャンプして飛び出していくことができるようになりました。

 

進化したロックオンシステムにより、敵を視界に入れた状態を維持しながら戦うことができるようになったので、単純に遊びやすくなりました。

 

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動きながら打てる特殊武器が増えた。

 

前作では動きながら打てる特殊武器はマシンバスターしかなかったのですが、今作では、

 

  • ホーミングミサイルや
  • アースクリーパー、

 

と言った動きながら打てる特殊武器が増えました。

 

ホーミングミサイル

ホーミングミサイル

 

これによって本作の公称ジャンル、フリーランニングを楽しみながら戦える様になりました。

 

中にはファンネルを生み出して一定時間攻撃してくれるという変わり種や、前作から続投しつつも性能が変化したものもあるので、前作と同じ戦い方が通用するパターンもあります。

 

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前作とは別のお楽しみ要素

 

前作では街の人との交流やサブイベントが多めでしたが、本作ではそれとはまた別のお楽しみ要素が用意されています。

 

  • 具体的にいうとロールちゃんとの愛情度、
  • フラッター号の施設の充実、
  • ディグアウター免許試験、
  • その他住人との交流

 

これらが該当します。

 

ロールちゃんの愛情度は、ロールちゃんにプレゼントを渡したりフラッター号の雑貨を増やすなりすることで、徐々に増えていきます。

 

この愛情度が最大になると、特殊武器の強化費用が1割り引きになります。

 

ロールちゃん

愛情度最大!

 

当然街の人との交流による高感度も前作から続投。

 

こちらも上げていくと安く買い物ができるようになる特典があります。

 

他にもディグアウター免許試験を受けることで高難易度の遺跡をディグアウトできるようにもなります。

 

S級免許

S級免許への挑戦!

 

非常に難易度は高いですが、特殊武器コンプリートのためには必須なので目指す人は挑戦する価値があるでしょう。

 

このディグアウター免許試験が、クリア後に出現する新しい難易度に挑戦するための条件にもなっています。

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スケールが大きくなった物語

 

上述のように本作は世界が広がり、物語のスケールも大きくなりました。

 

登場人物は

 

  • 味方サイド、
  • 空賊を含む敵サイド、
  • 更には古代人、

 

といった勢力に分かれ、それぞれ思惑が異なり、スケールの大きい物語を展開します。

 

空賊はトロンにコブンに登場したグライド一家

 

グライド

首魁しゅかいのグライドさん

 

本作初登場のBBブラザーズ2名

 

と連合を組んで戦いを挑んできたり、

 

BBブラザーズ

左=ボーラ 右=バンコスカス

 

 

終盤では古代人達が動き出して最後の戦いへと進んでいきます。

 

古代人

謎の女性と古代人

 

物語の流れ自体は前作と同じながら、絡む登場人物自体は大幅に増えており、スケールアップした物語を堪能することができることでしょう。

 

 

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悪ロックの存在意義が増えた

 

前作ではリアルタイムアタックのときくらいしか悪ロック化するメリットがなく、事実上存在意義がほぼなかったのですが、本作では悪ロックになることでのメリットが増えました。

 

中盤のキモトマの街(ボス戦やったところ)にいる、商人から買い物ができるというものですが、非常に強力な特殊武器の材料とイベントアイテムを購入できるので、メリットが生まれたといえます。

 

悪の商人

悪ロック専用商人

 

イベントアイテムは使うためには悪ロックで居続ける必要があります。

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問題点

 

ここからは問題点について述べていきます。

 

空気気味の持ち上げ・投げるアクション

 

本作で追加された特殊武器非表示時の持ち上げ・投げるアクションですが、正直言ってかなり空気気味のシステムとなっています。

 

あまり多くの説明がゲーム内で行われないため、仕様が分かりづらく、無理に使う必要のないシステムになっています。

 

このアクションが本当に必要になるのは、

 

  • 第2のメインダンジョンである水中ダンジョンと、
  • カルバニア島のシュー奪還イベント、
  • Sランクのディグアウター免許試験

 

のときくらい。

 

持ち上げ

リーバードを持ち上げる。

 

これらの場所ではほぼ必須と言っていいほどのアクションになるのですが、それ以外ではほぼ使う必要のないアクションになってしまっております。

 

一応特殊武器ボタンを押して近づくことで持ち上げは可能ですが、これを敵に対して行う場合、敵の状態次第で上手くいったり、いかなかったりするのでリスクが大きいのです。

 

よって一部のギミックを動かすくらいしか使い道がありません。

 

終盤になると接触するだけで状態異常を起こすホロッコとかも出てくるため、なおさら使い道が無かったりします。

 

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ロックオンシステムの問題

 

本作にて改良が加わったロックオンシステムですが、一部問題があります。

 

まず、前作である程度狙ってくれるオートロックオンシステムがなくなったため、非ロックオン状態での戦いが難しくなりました。

 

また複数のリーバードやザコ敵がいた場合、どういう仕様で狙ってくれるのかイマイチ不明瞭になっています。

 

  • 画面内に収めた敵をロックオンしてくれる・・・とか、
  • 距離が近い敵をロックオンしてくれる・・・とかならいいのですが、

 

何故か目の前にいる敵を無視して後ろの通路に隠れた敵をロックオンしてしまうということがあるので、ロックオンしたい敵を狙ってロックオンすることが少々難しいです。

 

ロックオン

なんでそっち!?

 

Sランクディグアウター免許試験などで、効率のいい順番で敵を倒すためにロックオンしようと思ったら、この謎仕様に苦しめられることになります。

 

とはいえこのゲームにおいて時間制限のあるイベントや、複数の敵がいる中で、確実に一体を狙わなければ行けない場面はそう多くはないのが救いと言えるかも知れません。

 

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特殊武器改造で、特殊の内容が不明

 

特殊武器を改造する際には、

 

  • 攻撃、
  • 射程距離、
  • 弾数、
  • 連射、
  • 特殊、

 

の5つの項目があるわけですが、どういうわけか本作では特殊の内容が不明となっており、実際に使って比較してみないと、何がどう変化したのかわからなくなっています。

 

前作では

 

マシンバスター=弾が広がっていく、

アクティブバスター=追尾性能が上がる

 

という風にちゃんと説明してくれていたのですが、本作では一切の説明がありません。

 

特殊

特殊の効果を説明してくれない。

 

せめてPSP版で追加してくれたら良かったのですが、残念ながら変更なし。

 

クイズ101問以上作るくらいならこっちなんとかしてほしかった・・・。

 

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やや中途半端なシナリオ

 

本作のシナリオは前作と比較すると非常に大きく動いた反面、終盤の展開が少々駆け足気味になってしまっています。

 

色々と明かされたことはありますが、

 

  • 全ての謎が完膚なきまでに明かされたわけでもなく、
  • 新たな戦いを予感させるエンディングでもあり、
  • 最後の最後はいい意味ではあるけれどコミカルなエンディング。
  • ではあるけどとても悲惨な状況が残っている。

 

という感じです。

 

コミカル

コミカルだけど状況は結構悲惨・・・。

 

ラスボスが口にした「古き神々」という気になるワードも出てきており、さり気なく伏線を張ってしまっています。

 

詳しくはネタバレのためここでは明かせませんが、これらが続編に期待する声を後押ししていることは間違いなく、現在でも続編制作の声が絶えることはありません。

 

カプコン宛に届いたお手紙で本作の続編を出してほしいという声が圧倒的に多かったという話もあり、この声が絶えることは、今後もないでしょう。

 

私も出してほしいと思っています。

 

田中真弓さんとよこざわけいこさんが少年少女役やれてるうちに!

 

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前作との方向性の違い

 

前作ロックマンDASHでは、

 

  • 一つの巨大なフィールドと、
  • 地続きの巨大なダンジョン

 

を走り回る面白さがありました。

 

本作ではワールドマップ上をフラッター号で移動するという都合上、前作のような巨大なマップを走り回る楽しさは減少しています。

 

また、あくまでメインシナリオを大きく動かすことに注力したためかサブイベントの数も少なく、物語が進行するたびに街の人々と交流していく楽しみも減少しました。

 

  • 開放的で大きなマップが無いわけではなく、
  • サブイベントも少なくなっただけなので、

 

あくまで方向性の違いでしか無いのですが、前作プレイ済みのプレイヤーだと、色々と物足りない気持ちが生まれてしまうのではないかと思います。

 

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クイズの異常な難しさ

 

本作の序盤のダンジョンをクリアした直後から挑むことができるクイズですが、これが非常に難しいです。

 

ミニゲームの一種でありながら、その難しさは本編を普通に攻略する難易度を軽く上回っています。

 

プレイステーション版とPSP版では内容が異なり、

 

  • 前者は漢検
  • 後者は雑学クイズ

 

となっています。

 

しかも100問連続で正解しなければならないので、非常に難しいです。

 

クイズ

わかるか!

 

私はPSP版のクイズに、今回配信で視聴者さんやグーグル先生の力を借りて挑みましたが、残り14問というところで敗北しました(その後リベンジしましたw)

 

本作(プレステ版)が出た頃はインターネットの黎明期で、まだまだ一家に一台パソコンと言う時代ではありませんでした。

 

PSP版が出たのは2009年なので、その頃になるとある程度ネットで調べ物ができる時代だったかと思いますが、それでも難易度はかなり高いかなと思います。

 

何より休みなく100問連続というのが鬼畜極まりないです。

 

一応クイズの代わりに200万ゼニーを払うという手段がありますが、どうせならクイズを正面から攻略したくなるのがゲーマーの性ではないでしょうか?

 

特殊武器のコンプにはこれに挑むか、200万ゼニーを払う必要があります。

 

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前作より金策に走り回る機会が多い

 

本作はゲーム序盤から金策に走り回ることが多いです。

 

前作ではパーツや武器の改造くらいだったのですが、

 

本作ではフラッター号の雑貨、

ロールちゃんへのプレゼントなど、

 

お金を使う場面が多く、金策に走りたくなることが多いです。

 

ロールちゃん

ロールちゃんへのプレゼント・・・結構高い!

 

本作では状態異常という新たな要素が生まれたのですが、これの対策に必要なアイテムも云十万ゼニーとかなり高額。

 

極めつけは本作最強の特殊武器、シャイニングレーザーの改造費。

 

弾数の最大強化だけで9,999,999ゼニーと、前作とは比較にならない改造費用が求められ、完全強化のためには二回はカンストの必要があります。

 

※前作ではアクティブバスターの弾数990000ゼニーが改造費最高金額でした。

 

前述のクイズをお金で解決する場合や、アイテムでダンジョンを楽にしていくための費用も含めると金策の重要性がかなり上がってしまっています。

 

幸いにもPSP版ではシャイニングレーザーの改造費は約300万ゼニー強ほどで済むようになり、大幅なデフレとなりました。

 

シャイニングレーザー

PS版は9百万です。

 

ただし、悪ロック状態から3,000,000ゼニーほどを教会に寄付することで、一気に悪ロック状態が解除されるので、その点だけはプラスになっていると言えるかも知れません。

 

ワイロとか言わない!

 

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まとめ:前作から様々な所がパワーアップしている

 

本作ロックマンDASH2は、前作よりも確実に色々なところがパワーアップしています。

 

物語のスケールの大きさは、恐らく全ロックマンシリーズの中でも最大と言ってもいいくらいかもしれません。

 

前作との方向性の違いによる変化点や、まだ粗のあるシステムなど、気になる所はありますが、当時のアクションゲームの中でも、完成された一作であることは間違いありません。

 

残念ながら売り上げという点では実績を残せなかったことを含めた悲喜交交ひきこもごもにより、続編の制作は絶望的で、現在ではプレイ環境を整えること自体が難しくなってしまっています。

 

しかし、もしこの記事を読んで興味が沸いた方は、遊んでいただけると嬉しく思います。

 

今からだとPSP版のセット販売をおすすめしたいところです(高いですが・・・)

 

というわけで今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

良いロックマンライフを~!

 

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トロンにコブン レビュー! 銀行強盗して借金返済を目指すゲーム!
トロンにコブン レビュー! 銀行強盗して借金返済を目指すゲーム!

こんにちはロクメガです。

 

ロックマンDASHシリーズはロックマンDASH第一作目と、その続編であるロックマンDASH2が存在します。

 

同時にロックマンDASHシリーズとしての立場にありながら、名称にロックマンの名を冠さないロックマンDASHシリーズが存在します。

 

今回はその作品のレビューとなります。

 

その名もトロンにコブン!

 

トロンにコブン

トロンにコブンタイトル画面

 

 

※このブログではyoutubeでライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧、及び関連記事は以下のリンクをご覧ください。

 

 

 

 

開発はロックマンDASH2と並行?

 

タイトルからはとてもロックマンシリーズの一作とは思えない本作ですが、間違いなく立派なロックマン作品の一つです。

 

どういうゲームなのかというと、ロックマンDASHに登場したヒールのトロン・ボーンを主人公として、借金の返済を目指すゲームです。

 

トロン・ボーン

 

一言でいうならスピンオフ作品なわけですね。

 

ちなみにCMではロックマンDASHシリーズという単語を使い、本作がロックマンシリーズの一角であることをアピールしています。

 

 

なぜこの作品が作られることになったのかはわかりませんが、おそらくキャラクター人気の高いトロンと、コブンの2名を主人公に据えることで新たなファンの開拓を目指したものと考えられます。

 

そう考えられる理由の一つとして、本作に付属しているDASH2の体験版の存在があります。

 

当時は同じ会社の別のゲームに体験版が入っていることはよくあることであり、DASH2の宣伝も兼ねたものであったのでしょう。

 

つまり、本作の開発は、ロックマンDASH2の企画と同時にスタートしたものと考えられます。

 

今の時代から考えると中々贅沢な企画の仕方のように思えますね~。

 

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トロンと40人のコブンで、借金完済を目指せ!

 

上で少し触れましたが、本作がどういうゲームなのかを改めて述べます。

 

ゲームの目的としては、100万ゼニーの借金のために連れ去られた

 

  • 長男ティーゼル・ボーンと、
  • 次男ボン・ボーン

 

の2名を取り戻すために、長女のトロンと40人のコブンが様々な悪事を働いてお金を稼ぎ、借金の返済を目指していくというゲームです。

 

借金はロース・クッパカルビという闇金から借りており、借金の返済が滞ってしまったために連れて行かれてしまったわけですね。

 

ティーゼル

 

闇金から借りたお金を悪事を働いて返済という流れはもはやヤクザ家業にしか見えませんが、そもそも主人公側が空賊なので、まともにお金を貸してくれるところなんて存在しないのでしょう。

 

真っ当にお金を借りることができるのは会社務めの人間であり、真っ当な銀行はその人間が務めている「会社を」信用してお金を貸すわけです。

 

フリーランス(と言うか半ばヤクザ?)の空賊ボーン一家がお金を借りるためには闇金から借りるしかなかったのでしょう。

 

今にして思えばこれ本当に子供にプレイさせてよかったのかしら?w

 

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本作の特徴

 

ここから本作の特徴について語っていきます。

ミニゲーム集

 

本作の公称ジャンルはアクションバラエティ。

 

その名の通りバラエティに富んだ様々なミッションをミニゲームと言う形でクリアしていくことが目的となります。

 

ミッションごとに目的を達成してクリアしていくのはもちろん、特訓と称してコブン達を強くしていく二つのミニゲームも用意されています。

 

このゲームの開始当初の目的は、ナッカイの遺跡という遺跡に向かうところからスタート。

 

この遺跡探索で使う操作・アクションが本作メインのアクションと認識して間違いありません。

 

グスタフ

DASHシリーズ特有のアクション

 

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トロンの搭乗メカ グスタフ

 

ロックマンDASHの時は主人公であるロックを動かしていましたが、本作では直接操作するのは、トロン本人ではなく、彼女が操るグスタフというメカになります。

 

そして本作は金策に奔走ほんそうするゲームなわけですが、稼いだお金を使ってこのグスタフの、

 

  • 武器、
  • 防御、
  • 回復ボトル

 

などの開発なども行うことができます。

 

色々と開発できる

色々と開発できる

 

開発

 

言ってみればお金はこのゲームにおいて経験値であるともいえます。

 

  • グスタフを強化すればクリアが遠のき、
  • 最速でクリアを目指せばグスタフは強化できない。

 

というトレードオフの関係と言えるかも知れません。

 

コブンも含めて、このゲームにおける強化要素をしっかり活用していこうと思ったら結構時間がかかります。

 

こういう部分はロックマンDASHシリーズの、時間をかければ強化されていくRPG要素を体現していると言えるかも知れません。

 

なお本作でトロン=グスタフという印象が付いたためか、後にトロンが外部出演する際には、(顔をだすため頭を外された)グスタフに乗ったトロンが登場するのが定番となりました。

 

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40人のコブン

 

このシリーズに置いて空賊ボーン一家の下っ端である子分たちは、設定上40人存在しています。

 

基本的にこれは設定上の存在なのですが、本作においてコブンは本当に40人存在します。

 

ゲゼルシャフト号

ゲゼルシャフト号内部に40人いる。
全員話しかけれる。

 

ゲゼルシャフト号内部の各場所にちゃんと40人配置されていて、その一人ひとりに

 

  • 性格、
  • 特技、
  • パラメーター、

 

と言った要素が設定されています。

 

現在では入手困難ですが外部要素の専用ディスクを使うことで41号を出現させることができます。

 

・・・と思いきやこちらの書籍でも入手可能なようです。

 

彼らには

 

攻撃

素早さ

賢さ

サボり度

 

という項目があります。

 

コブン

40人のコブンのパラメーターが設定されている。

 

それぞれの項目は最大で4ポイントまで上げられますが、全員最大の4ポイントまで上げられるわけではなく、2までだったり3までだったりとコブンごとに上限が決められています。

 

彼らはミッションの際に連れ歩いていくことになります。

 

  • 「ナッカイの遺跡」や「銀行を襲え」では6人、
  • 「お宝をディグアウト」では3人、
  • 「コンテナを奪え」では1人、

 

といった感じで連れていき様々な活躍をしてくれます。

 

4つのパラメーターのうち、

 

  • 攻撃と素早さはコブン自身の攻撃性能や動くスピードに影響を与え、
  • 賢さは「コンテナを奪え」でのパズルでのヒントで活躍します。
コブン

コブンがヒントをくれる

 

サボリ度は溜まってしまうと働かなくなるマイナスパラメーターですが、これはお仕置き部屋にて、解消していくことになります。

 

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評価点

 

ここからは本作の評価点を語っていきます。

多種多様なミッション

 

メインとなるのはグスタフに乗ってのミッションですがそれ以外にも多彩なミッションが用意されています。

 

コブン3名を引き連れて遺跡の探索を行い、ディフレクターの入手を目指す「お宝をディグアウト」は、多種多様な登場人物が物語を盛り上げてくれます。

 

お宝をディグアウト

お宝をディグアウトのワンシーン(フルボイスです)

 

本シリーズにおいてディグアウト遺跡探索の楽しさというものを別の角度から味わうことができることでしょう。

 

「コンテナを奪え」は四角形のマス目の上に配置されたコンテナと、グスタフの移動可能距離を考える必要のあるかなり骨のあるパズル。

 

アクション要素はほぼありませんが、謎解きが好きな人はかなり楽しめることでしょう。

 

コンテナを奪え

コンテナを奪え

 

ほか

 

  • 銀行を襲え、
  • 動物を捕まえろ、
  • ナッカイの遺跡、

 

の三つはグスタフ+コブン6名によるミッションとなっています。

 

基本アクションはみんな同じですが、それぞれシチュエーションは全く違うのが面白いところです。

 

「銀行を襲え」では、本作におけるライバル枠(?)「デニッシュ・マーマレード(CV:小西寛子こにしひろこさん)」が3回ボスとして立ちはだかります。

 

デニッシュ

銀行を襲えのボス、デニッシュ

 

ちなみに小西さんはロックマン8 メタルヒーローズのロールちゃんも演じられていた方です。

 

8のロールちゃんのボイスが少なかったことを考えると、デニッシュ経由でロールちゃんのボイスをじっくり堪能できるといえるかも知れません。

 

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クリアだけなら難しくはない

 

かなり低年齢層を意識して作られたためか、本作はクリアの条件を満たすだけならそれほど難しくはありません。

 

クリアのためには100万ゼニー以上のお金を集める必要があるわけですが、適当にナッカイの遺跡に行って、適当に稼いでくるだけでも10万ゼニー以上は簡単に稼げます。

 

中盤以降になるとミッションで得られる報酬も40万ゼニーとかになるので、ゲームクリアはかなり簡単な方といえます。

 

ディグアウト

後半になればこんなに稼げる!

 

その一方、全てのミッションをきちんとクリアし終えるにはそれなりに時間がかかり、頭も使います。

 

全ミッション攻略時はエンディングに一枚絵が追加されるので、やる価値はあるでしょう。

 

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コブンとのふれあい

 

前述のように本作は40人の個性あふれるコブン達と共に、常に行動することになります。

 

流石にミッション中までは、それぞれの個性や性格にまで目を配っている余裕はありませんが、拠点となるゲゼルシャフト号では彼らとの会話を楽しむことができます。

 

コブン

コブンの頑張りが見れる

 

こういうかわいい物好きに取っては中々たまらない作品ではないかと思います。

 

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問題点

 

ここからは問題点になります。

最終的にできることがなくなる

 

本作は一部を除いて最終的に再挑戦できなくなります。

 

クリアの証ということにはなりますが、全てのミッション攻略は難しくはないため、あっさりやれることがなくなります。

 

他にできることと言えば40人のコブンの能力を最大に上げる・・・くらいになります。

 

コブン

コブンのパラメーター

 

上げたところでそのコブンを活用できる場所はラストダンジョンとナッカイの遺跡ぐらいしか残らないため、基本的には無駄になりやすいです。

 

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ガトリングが不遇

 

グスタフの装備は初期装備のバスターから、

 

  • ガトリング
  • ボーンバズーカ

 

の2種類が増えますが、明らかにガトリングガンが弱く、バズーカのほうが強いです。

 

ボーンバズーカ

ボーンバズーカが強い!

 

画像だといまいち伝わらないかと思いますが本当に強いです。

 

ガトリングの方もそれほど沢山連射ができるわけではないため、バズーカを開発したらそれっきりになることでしょう。

 

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特訓が難しい&ポケステなしだと二つしかない

 

本作はコブンの能力を上げるために特訓という項目があるのですが、凄まじく難しいです。

 

最初のうちはまだ良いのですがステータスを最大の4まであげようとすると僅かなミスも許されない非常にシビアなミニゲームを攻略しないといけません。

 

特訓

特訓1

 

アクションゲームの要素が強いミニゲームなので、

 

攻撃力だけならまだ配信の時に一度最大まで到達できましたが、素早さ最大までは自力では上げられませんでした。

 

本編を普通に攻略するよりムズいです。

 

特訓2

特訓2

 

また、ポケットステーションがないと他の特訓ができません。

 

私自身はポケットステーション専用の特訓をプレイしたことがないので、その特訓内容については攻略本の情報しか語れませんが、どうやらポケットステーション内のミニゲームという形で四つほどさらにプレイ可能のようです。

 

攻略本

攻略本のカバー裏

 

一体どれだけのプレイヤーがこれらをプレイしたことがあるのやら・・・。

 

ポケステはゲームをするのに向いている媒体とは思えないのですが・・・。

 

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まとめ:ミニゲームの詰め合わせ

 

規模が大きいとは言えないミッションを繰り返してお金を稼ぐゲームなので、それぞれのミッションは全てミニゲームのようなものです。

 

物語を織りなす多種多様なキャラクター達はかなりの量のボイスが収録されていたり、空賊ボーン一家の掘り下げがあったりで、そういう意味ではかなりボリュームがある作品と言えます。

 

40体のコブン一体一体に個性と会話、特殊能力といった作り込みがしっかりしているのも特徴の一つ。

 

DASH本編で具体的に活動しているディグアウターがロック以外にも多々描写されているのも特徴で、本シリーズらしいアクションともども、ロックマンDASHの世界を存分に味わえる作りになっているといえます。

 

 

ゲームアーカイブスでの配信も現在では終了しているので、今からだとプレイのハードルは高いと思いますが、もしプレイステーション版のプレイ環境がある方は、遊んでみてほしいなと思います。

 

 

というわけで、今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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