こんにちはロクメガです。
今回レビューするのは、少し前にプレイした2Dアクション、KUNAIとなります。
海外で制作されたゲームのようでマイナー気味ではありますが、2Dアクションの作品なら、是非ともオススメしたい作品となっています。
というわけで早速レビューを始めていくことにしましょう!
※このゲームのニンテンドーストアはこちら。
※このブログではyoutubeのライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧は下記のリンクをご覧ください。
目次
特徴及び評価点
まずは特徴から語っていこうと思います。
ゲームボーイ調のピクセルアート
本作のPVをご覧になった方ならおわかりいただけると思いますが、本作はどことなくゲームボーイを思い出す色調をしています。
スーパーゲームボーイでゲームボーイ作品をプレイしたときのような色調に感じる方は多いのではないでしょうか?
実際見た瞬間とても懐かしいような雰囲気を感じ、是非ともプレイしてみたいと思いました。
独特な剣戟アクションとクナイによる移動
本作のタイトルはKUNAIなわけですが、本作においてクナイは移動手段の一つであり攻撃手段ではありません。
本作における前半の攻撃手段は主に剣を使ったアクションになります。
この剣の挙動は他のアクションゲームではなかなか見られない独特な物となっていて、本作でしか味わえない感覚を覚えるはずです。
まずこのゲームの剣で斬りつけると弾かれたように敵との距離が開きます。
このため本作は剣を振りながら自動で前の方向に移動していくので、普通に攻撃しているだけでも勝手に移動してしまいます。
つまり本作の接近攻撃はかなり攻撃範囲が狭いわけですね。
これだけ聞くとマイナスの用に感じる方もいらっしゃると思いますが、実際のところマイナスなどではなく、狭い攻撃範囲をカバーするための挙動となっています。
さらに敵の飛び道具を剣で弾き返すということもでき、この戦い方でなければ非常に倒しづらいザコ敵もいます。
また剣による攻撃は上から下に向けても可能であり、ジャンプ中下にいる敵に向けて攻撃すると、ホッピングのように飛び上がります。
このため同じ敵に向けて連続攻撃をするという戦い方ができます。
なかなかこのような挙動のアクションゲームは多いとは言えないのではないでしょうか?
また本作のタイトルにもなっているクナイは本作において武器ではなく、移動手段として扱われます。
具体的に言うと壁や天井に超高速で突き刺して高速で壁を登ったり、ブランコのように勢いをつけて高速移動するのに使います。
本作の主人公、タビーの動きはこのクナイによって、超高速かつ縦横無尽な動きが可能になるのです。
言葉では表現しきれませんが、このクナイこそがロックマンXやゼロシリーズにおける壁蹴りやダッシュジャンプのような立ち位置に該当すると言っても過言ではありません。
本作のタイトルがKUNAIなのは、この移動手段が無ければ本当にどこにもいけないというレベルで重要なものだからかもしれません。
独特な世界観
開発しているのが海外の企業だからなのか、本作は非常に独特な世界観を構築しています。
人間が滅び、ロボットだけが生き残った荒廃した世界を舞台に、どことなく和風チックな武装をメインとしたロボットが必殺仕事人かなにかのように冒険を繰り広げる・・・。
という感じで和を全面に押し出したいのか、SFを全面に押し出したいのか、いい意味でよくわからない世界です。
登場人物は一名を除いて本当にロボット。ネズミらしき小動物さえ機械となっており、生命体は全てロボットに置き換えられていると見て間違いないかもしれません。
BGMはそのほとんどが和風で表現されているので、奇妙な世界観を感じ取れることでしょうw
増える武装とその改造
本作はメトロイドヴァニアなので、ゲームが進むたびにアクションが拡充されていきます。
そしてその拡充されたアクションはゲームの行動範囲を広げることに直結します。
このアクションとは武装のことであり、攻撃手段とゲーム進行の謎解きを両方を兼ねています。
本作において増える攻撃手段は、
- 剣
- 電撃手裏剣
- サブマシンガン
- ロケットランチャー
という感じで増えていき、これらにゲーム中手に入るお金を払って改造し、性能を強化していくことになります。
基本的には武器としての使い方がメインとなり、武器を改造する目的は攻撃手段としての性能のアップがメインとなることでしょう。
最初の2つはともかく、後半の2つはもう和風要素なくないか? と思ったそこのあなた。
はい正解ですw
増える武器自体はそんなに多くはありませんが、改造には結構コインが必要になるため、時間をかければ強くなっていく要素であるともいえます。
残念ながら本作にて使える武器はこれだけになりますが、どれもその挙動が独特に作られているので、改造と合わせて変化していくアクションをじっくり楽しめるのではないかと思います。
ロックマンゼロを思い出す要素(特徴)
上述した通り本作は色々とロックマンゼロを思い起こさせるものが多いです。
と言っても類似しているわけではなく、ロックマンゼロに使われるアイディアが、異なったものだった場合、この作品のような可能性もあったのではないか?
と思わせてくれる感じになっています。
例を上げると、
レジスタンスの手で目を覚ました正体不明のロボットが世界を救うキーマン
タイトルにもなっているクナイはロックマンゼロのチェーンロッドのシステムを改良したかのような非常に軽快な壁のぼりが可能、
チャージ斬りは一撃で叩きつけるものではなく、連続瞬間移動斬り。
トリプルロッドのホッピングは剣攻撃下でほぼ再現
ダッシュ移動に敵や攻撃をすり抜ける機能がある。
と言った感じとなっています。
他のゲームでもよくあるものも混じっていますが、概ね最初から最後まで手に入るアクションの中に、ロックマンゼロのもう一つの可能性を感じさせるものが随所に存在します。
なので、ロックマンゼロシリーズを知っていると、こんなロックマンゼロもありだな・・・と思えるかもしれません。
問題点
ここからは問題点について語ります。
微妙に分かりづらいシナリオ
本作のシナリオはゲーム自体が国外での開発なせいか、全体像が掴みづらいです。
敵側の目的がはっきりするのが、最後の最後にラスボスが全部喋る形になっており、味方側のレジスタンス達が出す情報もかなり断片的なためです。
よって最後の戦いに突入するまでプレイヤーは、自分達がレモンカスなる人物を打倒するために活動しているらしい・・・という情報が分かる程度となります。
もう少し色々調べながらプレイしていたら、何かがわかったかもしれませんが、2周しても本作に抱いた感情はそんな感じになります。
ボス敵が少ない
本作を初見でプレイした場合のクリア時間はだいたい9時間前後と思われます。
これ自体は多すぎず少なすぎずといったところかと思いますが、その間に戦うボスの数はかなり少ないです。
具体的な数は言及しませんが、このためせっかくの武装をボス戦で試す機会が少ないのはかなりもったいないと言えるかもしれません。
まとめ:一風変わったハイスピードアクションがいい!
ロックマンゼロとは別の可能性を感じさせるハイスピードアクションという感じの作品で、その完成度は非常に高い作品です。
和風SFロボット物という他に類を見ない世界観と、本作特有の一風変わったスピード感あふれるアクションは病みつきになるプレイヤーを生み出すかもしれません。
非常に濃いアクションを楽しめることは間違いありませんので、少し風変わりなアクションゲームをやりたい方におすすめします。
というわけで今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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