こんにちはロクメガです!
この間久しぶりにロックマンXの配信を行いました。
今回の配信では初心者の方が参考にできそうなプレイの仕方で攻略プレイを行いました。
今後もこんな配信を行っていくかも知れません。
そして久しぶりにじっくりプレイしたので、今回はそのロックマンXのレビューを行いたいと思います!
※このブログではロックマンに関する記事と、youtubeでライブ配信を行ったゲームのレビュー記事を多数投稿しております。
※記事の一覧は下記のリンクをご覧ください。
目次
ロックマンの世界から100年後の世界
ロックマンXは初代ロックマンシリーズから、100年後の世界の物語を描くゲームとして誕生しました。
当時は遊ぶだけで精一杯でしたが、改めて冷静に振り返ってみるとずいぶん思い切ったことをしたものです。
主人公であるロックマンXは、純粋な戦闘用ロボット。
そして人間とほぼ同じ思考を可能とする新たなロボットという設定で登場しました。
デザインも初代ロックマンのようなシンプルなデザインではなく、線を多めにした複雑なデザインになり、世界観の変化がはっきりとわかるようになりました。
どうやら当時は、新しいハードが出るたびに新ロックマンを作る方針で考えていたようです。
特徴
ここからは本作の特徴について描いていきます。
ハードな世界観
初代ロックマンも割りとシリアスなところはありましたが、同時にコミカルさと明るいポップなイメージも同時に併せ持っていました。
Xシリーズではその明るいイメージは極力廃され、ハードでシリアスな世界観を構築しています。
- オープニングでライト博士の遺書(?)のようなメッセージが流れたり、
- オープニングステージでのVAVAとのやり取り、
- 非常に熱いサウンド。
こういった要素から、本作のシリアスな世界観が伝わってくるのではないかと思います。
これに加え当時コミックボンボンで連載していた岩本先生の漫画版ロックマンXの存在も相まって、ロックマンXはややマニアックな作風だったといえます。
エンディングもハッピーエンドとは言えず、さりとてバットエンドとも言えない、微妙に苦味のある感じです。
それが良いという人もいらっしゃるかも知れません。
そしてエンディング後にしばらく画面を放置しておくと・・・いやそれはここでは言いますまい・・・。
拡張されたアクション
初代ロックマンシリーズは元々バスターとジャンプボタンと十字キーで成立するゲームでした。
そのロックマンシリーズ自体、シリーズを重ねるごとに新要素・新アクションが追加されていき、色々できることが増えていきました。
ロックマンXでは、さらにアクションが拡張されるようになりました。
第一作目において増えたことと言えば、
- ボタン一つで高速移動するダッシュ移動、
- 壁をけって登るという機能の追加
- チャージの段階が最大3段階、
- 特殊武器のチャージが可能、
- ライドアーマーという一時的に乗れる攻撃マシンの登場。
このあたりが上げられるでしょう。
中でもダッシュ移動と壁蹴りの登場はシリーズ全体で見ても革命的と言える進化だったのではないでしょうか?
いずれもゲーム性を盛り上げる要素として機能しており、その完成度はなかなか高いといえます。
成長要素
ある意味この要素がロックマンXの最大の特徴と言えるかも知れません。
操作キャラクターであるエックスのライフポイントは初期状態では結構少なく、初期状態ではダッシュ移動もできません。
しかし、
- 8ステージにあるライフアップ、
- 8ステージ中4ステージにあるパワーアップカプセル、
これらを入手することでライフアップの上限は増え、アクションも増えていきます。
パワーアップカプセルに入ることでビジュアル面でも変化が生じ、見た目的にもエックスの強化がわかるのも特徴です。
このパワーアップカプセルに入った状態のエックスは後に「アーマーを装着した状態のエックス」と定義され、後にアーマーシステムとして変化していきました。
何度もプレイして入手条件を覚えてしまえばこれらの要素は簡単に入手できるようになり、RTAといったやりこみプレイ、再プレイを促しやすいといえます。
評価点
ここからは評価点について語っていきます!
革命をもたらした二つのアクション
本作において最も重要なアクションは、壁蹴りとダッシュ移動です。
当時のアクションゲームでは、壁があれば行き止まりというのは普通のことで、このアクションはその常識を打ち破る概念が登場したといえます。
壁があっても延々と上に登り続けることができるので、単純に行ける場所が大幅に増えました。
また、ダッシュ移動も壁蹴りと同様に重要なアクションであるといえます。
普通に使うだけでも高速移動ができて、ハイスピードで動き回るアクションができるのですが、これに加えて、
- ダッシュジャンプ
- 壁ダッシュジャンプ
の二つを組み合わせると、かなりの距離を移動することができます。
これもまた当時のアクションゲームの常識を打ち破ったアクションの一つと言えます。
ゲームバランスの心配がなされるほどの革命的なこの二つのアクションを、上手くゲームに落とし込み、アクションゲームの新時代を予感させました。
パーツシステムによる成長要素
ロックマンシリーズにおいてもラッシュとの合体による見た目の変化がありましたが、ロックマンXは最初からこの見た目が変化するシステムがあります。
それがパーツシステムになります。
4種類のパーツは
- ヘッド=頭突きが可能になる
- ボディ=ダメージが半減する
- フット=ダッシュ移動が可能になる
- アーム=チャージショットが強化され、特殊武器がチャージ可能になる。
に割り当てられており、それらを入手すると、該当する場所にパーツが装着され、見た目が変化します。
これにより視覚的にどこがどう変化したのかがわかりやすくなっているといえます。
後期作品のように全てのパーツを集めたらギガクラッシュが使える・・・なんてことはありませんが、全て集めきると見た目が統一されるため、集める意欲につながっているかも知れません。
続編が出るたびに新たなパーツやアーマーが生み出され、このシリーズを象徴するシステムになったと言えるかも知れません。
強化チャージショット
これもまた本シリーズを象徴する要素でしょう。
本シリーズはX3までがチャージの段階が増え、X4以降は専用のチャージショットに変化するという形で、毎回新たなチャージショットが追加されることになりました。
アーマーシステムともども、新作が登場するたびに楽しみな要素の一つとなりました。
第一作目のチャージショットはスパイラルクラッシュバスター。
鎖状につながった複数のショットがうねりながら飛んでいくというショットで、非常にド派手なショットです。
ボス戦では微妙な性能なのが玉に瑕ですが、雑魚戦ではなかなかの強さを発揮してくれることでしょう!
練り込まれたゲームバランスとステージ構成
続編であるX2にも存在している評価点です。
ロックマンシリーズ伝統のステージセレクト形式のおかげで、どこからでもゲームを始める事ができると同時に、明確に強いボス、弱いボスが定められています。
上手いプレイヤーならどこから挑んでもクリアできる絶妙な難易度調整が光っており、今なおも本作が名作として語り継がれる要素の一つではないかと思います。
多くのプレイヤーはフットパーツが欲しくてペンギーゴステージを先に行くと思いますが、上級者ならあえて最後に回してプレイする・・・なんてこともあるかもしれません。
ステージの構成は全てのアクションを適度に要求され、それでいて使わされている感じのない、適度な構成となっており、意欲的にプレイヤーが様々なアクションを使っていく楽しさが味わえます。
慣れていくと非常にサクサクと進んでいけるので、そのサクサク進んでいく楽しさにハマったプレイヤーは数しれないかと思います。
問題点
ここからは問題点について語ります
ステージセレクト画面の罠
昔からず~~~~~~~っと気になっていたんですがステージセレクト画面のカーソル初期位置はなぜランチャー・オクトパルドなんでしょう?
ここはステージ、ボスともに本作でも難しいステージの一つで、初期状態・・・つまりダッシュすらない状態での攻略は非常に無謀なステージとなっています。
初期カーソル位置だからと選択したこのステージでいきなり本作の難しい部分が牙を向いて襲ってきたという人も結構いるのではないでしょうか?
フットパーツは非常に重要なパーツなので、アイシー・ペンギーゴステージを初期カーソル位置に持ってきて、フットパーツの入手を促したほうが、プレイヤーには優しかったのではないかと思います。
凶悪なラスボス
後のシリーズと比較しても本作のラスボスは歴代でも最強クラスの強さを持っています。
これは人によって変わると思いますが、個人的にはこのラスボスが歴代最強かと思ってます。
エックスの強化チャージショットであるスパイラルクラッシュバスターでも1メモリしかダメージを与えられず、バスターだけで倒そうとしたら非常に時間がかかります。
攻撃を兼用している足場によって動きもかなり制限されるうえに、攻撃力も高く苛烈です。
隠しパーツの波動拳すら無効化するといえば、その強さがおわかりいただけるのではないかと思います。
ガンヴォルトの第三海底基地といい、初期カーソル位置のステージを難しくするのはこの手のゲーム作ってるとよくやることなのかしら?
後のラスボスは第一作目と比較するとマイルド調整がされたように思います。
ちなみに本作のリメイクであるイレギュラーハンターXでは、攻撃が非常に回避しやすくなっており、大幅な弱体化が施されました。
当然のように波動拳で一撃必殺できてしまうので、本当にかなりの弱体化になりましたw
まとめ:世界中にファンを生み出した伝説的作品
日本のみならず世界中に熱狂的なファンを生み出した初代ロックマンの後継作にして、ロックマンXの第一作目。
あまり日本では作られないタイプの非常に凝った動画が大量に作られており、日本よりも国外のファンが多い作品と言えます。
第一作目にして完成されたゲーム性は、どこをとっても隙のない作りで、アクションゲームの新時代を予感させるには十分な内容でした。
現在ではコレクション化、リメイクに恵まれ、現在ではプレイは容易でしょう。
・・・いや、リメイク版は今では難しいかもしれない・・・。
コレクションの方は定期的にセールも行われておりますので、ぜひとも遊んでほしい一品です。
というわけで今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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