こんにちはロクメガです。
つい最近まで私はロックマンワールドシリーズの配信を行っておりました。
今回はこのロックマンワールドシリーズがどういうシリーズだったのか、簡単にまとめ、ご紹介したいと思います。
※このブログではyoutubeでライブ配信でプレイした作品のレビューを行っております。
※レビューしたゲームの一覧、及びロックマン関連記事は下記のリンクをご覧ください。
ロックマンワールドシリーズとは?
ロックマンシリーズといえばアクションゲーマーならご存じの方も多いと思います。
派生作品が多いこのシリーズですが、最初に登場した初代ロックマンのゲームシリーズには、携帯機用に開発された外注作品シリーズが存在します。
それがロックマンワールドシリーズです。
画面の狭いゲームボーイへの移植ということで、様々な部分が変更されつつも、ロックマンというゲームシリーズの面白さを失っていないシリーズでもあり、ややマイナーな立場に甘んじつつも、根強いファンが存在するシリーズとなっています。
シリーズの特徴としては、
- F C版ロックマン2作品から4体ずつボスと特殊武器が登場する。
- バスターの弾速が低下。
- バスターに連射制限がある。
- メモリは全て19メモリで統一。
- 1作品に一体以上のオリジナルボスが存在
という点が挙げられます。
ゲームボーイはバックライトが無いため、光を当てながらでなければ画面を見ることが出来ず、今と比べるとかなり視認性の悪い携帯機でした。
しかし、ニンテンドー3DSでバーチャルコンソールが配信されたバージョンは、当然のことながら非常に見やすく、現在に蘇ったことでプレイしやすくなったといえます。
このゲームボーイ版ロックマンを開発したのは、当時(ワールド2を除いて)水口エンジニアリングと呼ばれる会社で、後にロックマンX3の開発を担当することになる会社でした。
各作品の特徴
ここからロックマンワールドシリーズ作品それぞれ個別に特徴を述べていきます。
ざっくりとかいつまんで説明しますので、さらに詳しくはそれぞれのレビュー記事を御覧ください。
ロックマンワールド
記念すべきロックマンワールドシリーズ第一作目!
発売日は1991年7月26日。
ベース作品はロックマン1とロックマン2
チャージショットがない事に加え、ボスラッシュの代わりにロックマン2のボスがボスラッシュ形式で戦うことになります。
このため特殊武器の使用機会がかなり短く、ステージの総数も少なめです。
難易度はシリーズの中でも高い方。
体感では上から2番目くらいの難しさかと思います。
- オリジナルボス(R K)の名前はエンカー及びラスボス。
- オリジナル特殊武器はミラーバスター(後にロックマン10で再登場)。
- さらに本作オリジナルのサポートメカとしてキャリーが登場。
荒削りながら、本家にはないギミックが多数登場しており、単なる模倣にとどまらない作品と言えます。
詳しいレビューは以下の記事を御覧ください。
ロックマンワールド2
ロックマンワールドからわずか5ヶ月後の、1991年12月20日に発売されたロックマンワールドの続編。
本作だけなぜか外注先が違い、今でもどこが開発したのかイマイチはっきりしません。
ベース作品はロックマン2とロックマン3、それぞれ4体ずつボスが選出されて登場します。
本作でもチャージショットはなし。
- 仕様、
- SE、
- ロックマンの挙動、
- 完全オリジナル楽曲、
など、他のシリーズを知っていると奇妙に思えてしまう点が多く、シリーズ経験者だと疑問符を浮かべてしまう内容になっております。
しかし、難易度はシリーズを通してもぶっちぎりで低く、ロックマン初心者が今から始める分には全く問題ない作品とも言えます。
ロックマンとして奇妙な仕様の数々は多けれども、ゲームとして問題がある部分はそんなに多くなく普通に遊べるゲームです。
- オリジナルボスはクイント。
- オリジナル特殊武器はサクガーン。
このクイントは後にワンダースワン版ロックマン&フォルテにも形を変えて再登場しました。
彼だけは登場の経緯・設定が複雑で、彼だけはロックマンキラーに分類されません。
更に詳しくはレビュー記事を御覧ください。
ロックマンワールド3
1992年12月11月に発売されたロックマンワールドシリーズ3作目!
本作からチャージショットが追加され、戦略の幅が広がりました。
ベース作品はロックマン3とロックマン4
ある意味ロックマン3のボスやステージでチャージショットが使える作品。
難易度は個人的にシリーズ最難関。
ギリギリのジャンプを要求される場所や、意地悪な配置のトゲトラップが多く、シリーズ熟練者でもかなり苦労する難しさ。
本作よりオリジナルボスがロックマンキラーとラスボス以外にも複数登場するようになりました。
本作のロックマンキラー、パンクも単純なパターンながら非常に厄介な強敵であり、本シリーズオリジナルボスの中では最強クラスの強さを持ちます。
オリジナルボスは(R K)のパンク。
ジャイアントスージー。
オリジナル特殊武器はスクリュークラッシャー(後にロックマン10で再登場)
余談ですがラストステージBGMはワイリーステージBGMの中でもかなり高めに評価されているとかいないとか。
個人的に私も好き。
何故か今作だけ最終決戦が宇宙ではなく海中に建造されたワイリーステージ。
詳しいレビューは以下の記事を御覧ください。
ロックマンワールド4
1993年10月29日に発売されたワールドシリーズ第4弾。
ベース作品はロックマン4およびロックマン5
容量問題が大幅に解決したためか、これまでのワールドシリーズと比較してもパワーアップが著しい作品。
今ではムービーと呼ばれるカットシーンがオープニング、プレイ途中の様々なタイミングで導入され、物語を盛り上げてくれます。
Pチップというお金に該当する消耗アイテムを集めて交換することで、消耗品の補充やロックマンのパワーアップができるというシステムを初めて搭載した作品でもあります。
ステージギミック、及びステージ構成はベース作品の面影を残しつつ大胆に変更、オリジナル要素が加えられ、ベース作品をプレイ済みでもかなり新鮮な気分で楽しむことができることでしょう。
特殊武器は原作にはない機能が多数追加されているのも特徴の一つと言えます。
チャージショットはロックマン5のスーパーロックバスターとなり、出力が大きすぎて発射時にロックマンが少し後退するようになりました。
その他
前半ロックマン4のボス戦で一曲、
後半のロックマン5のボス戦一曲、
本作オリジナルボス戦で二曲、
と、ボス戦だけで4曲存在するのも本作の特徴。
ロックマン4のボス戦BGMは前作でも登場したことからか本作では新アレンジとなっております。
- オリジナルボスはR Kのバラード。
- 名称不明ボス2体
- ハンター
- アイアンゴーレム(ラスボス×3連戦)
- オリジナル特殊武器はバラードクラッカー(後にロックマン10で再登場)
詳しいレビューはレビュー記事を御覧ください。
ロックマンワールド5
1994年7月22日に発売された、ロックマンワールドシリーズの最終作にして完全オリジナル作品。
ボス、特殊武器、BGMが全てオリジナルで作られている意欲作であり、ワールドシリーズの集大成的な作品です。
チャージショットはロケットパンチのロックンアームとなり、この点一つとっても他の作品と一線を画しています。
猫型サポートメカのタンゴのデビュー作でもあります。
難易度はワールド2よりは難しいけれどシリーズでも優しい方。
しかし徹頭徹尾ぬるいわけでもなく、初心者と上級者双方を満足させられる絶妙な調整と言えます。
ステージ構成も1から設計されているためか非常に遊びやすい構成となっており、非常に遊びやすい作品と言えます。
まさに有終の美を飾った作品と言っても過言ではないでしょう。
更に詳しいレビューはレビュー記事を御覧ください。
まとめ:今後のプレイ環境
ロックマンワールドシリーズは全てニンテンドー3DSで配信されておりますが、3DSの生産はすでに終了。
2022年8月までにはプリペイドカードによる残高追加も行えなくなり、2023年を目処にバーチャルコンソールも終了する予定となっております。
そうなった場合のプレイ環境を整えるには、ソフトの他にゲームボーイソフト機動できるハードが必要となります。
アクションゲームとして高い完成度を誇るシリーズで、かつプレイ環境が再び失われそうになっているシリーズなので、今プレイできるうちに、多くの方にプレイしてほしいシリーズです。
いずれロックマンワールドコレクション、またはロックマンクラシックスコレクション3として、ニンテンドースイッチやプレステシリーズにやってくることを祈っております。
というわけで今回はこのへんで!
最後まで読みいただきありがとうございました。
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