こんにちはロクメガです。
ロックマンシリーズのヒロインと言えば恐らくほとんどのプレイヤーがロールちゃんというキャラクターを思い浮かべると思います。
実際のところ
Xシリーズではヒロイン不在、
ゼロシリーズではシエル、
流星ではミソラ
がいるので、完全にロックマンシリーズのヒロイン=ロールちゃんというわけではありませんが、イメージとして定着しているプレイヤーは多いことでしょう。
今回はロールちゃん.EXEの元ネタと言える、ロールちゃんに触れていこうと思います!
#このブログではロックマンに関する記事を多数書いております。
#ロックマン関連の記事は下記リンクから御覧ください。
目次
エグゼシリーズのロールちゃん
ロックマンエグゼシリーズではシリーズを通して主人公・光 熱斗の幼なじみ、桜井 メイルちゃんのナビとして登場。
全身タイツ+桜色カラー+頭部の装飾品で女性キャラらしさを生み出している、かなり独特なデザインと言えるでしょう。
正直ロールちゃんらしさと呼べるものは髪の毛に該当する金髪パーツ部分くらいしかないのですが、よくここまで思い切ったデザインにしたなぁ~と感心するばかりです。
作中ではメイルちゃんからバトルチップを受け渡されて使うことがほぼ恒例となっており、その性能は敵一体にダメージを与えつつ回復するという、他のバトルチップにはない性能になっています。
大ダメージを与えられるチップというわけではないですが、HPに差をつけるという点では強力なチップの一つと言えるでしょう。
残念ながら私はまだプレイできていませんが、レッドサンにて対戦相手として戦うことが出来、4.5でもオペレーションができるようですね。
いずれそれらの作品にも触れてみたいと思っております。
アニメ版での声優さんは光 はるか役との兼役で城 雅子さん
ロックマンシリーズ(ナンバリング)のロールちゃん
ではここから元ネタであるロックマンシリーズのロールちゃんについて語っていきます。
ロックマン1~ロックマン6
出番らしい出番はほぼありません。
元々カツカツの容量に当時詰め込めるだけゲームに直結する要素だけを入れ込んでいたので、本当に出番には乏しいです。
ロックマン第一作目ではエンディングのドット絵でのみ登場。
ちなみに最初のロールちゃんの公式イラストはこれ。
昭和後期でももう少し可愛いデザインが出来たような気が・・・w
当時のデザイナーさんにもうしわけないんだけど、悪い意味で同じキャラとは思えないですなぁ~。
その後ロックマン3のエンディングにて、ライトナンバーズ紹介の際のグラフィックが表示されます。
ちなみに「ロールちゃん」で名前として扱われています。
ちゃんはもう名前でいいということか?w
それ以外だとゲーム中での出番らしい出番はありませんでした。
もしかして私が忘れているだけの可能性はあるけど、さんざん周回している作品だから忘れているということはないと・・・思いたいです・・・。
プレイステーションに移植されたロックマン2のナビモードでは彼女がいたるところでナビゲートをしてくれます。
このバージョンはプレイステーション3のゲームアーカイブスでも遊べるので、気になる方は遊んでみると良いでしょう。
ロックマン7 宿命の対決
ナンバリング第7作目において本格的にゲームに露出!
これ以前ではロックボードがありますがこの作品は私も遊んだことのない作品なので、語れることはありません。
本作ではゲーム開始直後に結構長めのオープニングが流れるのですがそこで会話を繰り広げてくれます。
その後8ステージクリア直後に、ライト博士、ライトット、そしてロールちゃんの三名のうちランダムで特殊武器について解説してくれます。
このときまともに解説してくれるのはライト博士だけで、ロールちゃんとライトットは特有のボケをカマしてくれます。
ここでのロールちゃんの会話を見ていると、意外とドストレートにものを言うキャラであることがわかりますw
あとはエンディングに映っているくらいでしょうか?
ありが先生のロックマンメガミックスを読んだことのない方は、ここでロールちゃんのキャラを知った人もいたかもしれません。
ロックマン8 メタルヒーローズ
次世代機に移行する流れもあってか、ロックマンがスタイリッシュなデザインに変化したことに合わせてロールちゃんのデザイン自体も大きく変更されました。
このデザインのロールちゃんは後に8ロールと呼ばれ、ロックマンファンにとってロールちゃんと言えばこのデザインのロールちゃんを指す言葉になりました。
作中での出番は多いわけではないものの、アニメシーンで登場した際はしっかりと喋ってくれて、ライト研究所に足を運んだ際にもボイス付きで激励してくれます。
このときのロールちゃんのボイスは当時アイドル声優として名を馳せた小西 寛子さん。
ちなみにこの衣装のロールちゃんは後にギガンティックシリーズのソフビフィギュアとして販売されていますが、現在はプレ値化。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
ロックマン9 野望の復活!!
ファミコン風グラフィックで再び制作された本作では会話シーンが大きく増強されており、ロックマン6以前ではほぼなかった、ファミコングラのロールちゃんを見ることが出来ます。
本作でもネジを消費してアイテムを購入するショップがあるのですが、この時ネジ200個と引き換えにロールちゃんの衣装を8ロールちゃんのものに変更することが出来ます。
それだけ。ほんとうにそれだけw
でも8ロールちゃんが好きな人は買いましょうw
ちなみにこのコスチュームチェンジはエンディングでも反映されます。
ロックマン10 宇宙からの脅威!!
ロボットエンザというロボットにのみ感染する謎の奇病に感染してしまったため、今作においてはシナリオパートでのみの出番となり、ショップでは顔を見せてくれません。
自分のためのワクチンを、ロボットエンザで動けなくなったロックマンに託すというヒロインらしい活躍をしてみせました!
ロックマン9であった衣装チェンジもないため、コスチュームはロックマン7以前のシンプルなワンピースのみとなります。もったいない。
ロックマン11 運命の歯車!!
久しぶりの始動となったロックマン11では再びデザインチェンジが行われました。
デザイナーさんは新たにロールちゃんを書き起こす際、ストレスで体重が減ったと語っておられますw
半袖で活発なタイプのロールちゃんで、表情のデザインも現代的となりました。
ただゲーム中でのグラフィックはロックマン8のようなスタイリッシュさよりも、ファミコングラフィックに若干寄せている形になっており、ややアンバランスな印象もあるかもしれません。
主に本作ではライトットへのツッコミを行うことが多いキャラクターと言う感じで描かれます。
性格はこれまで断片的に描かれてきた気の強さが現れていると言っても良いかもしれません。
本作での声優は井口 裕香さん
ちなみにこちらのサイトで公式のスマホ壁紙をDLできます。
外伝・外部出演
ここからは主にナンバリング外の外伝作品、または外部出演のロールちゃんについて語ります。
ロックマン バトル&チェイス
ロックマン8の後に発売されたロックマンの最初で最後のレースゲーム。
本作ではビートを改造したポップンビートと言うマシンにて出場。
このときの声優さんはロックマン8から続けて小西 寛子さんが担当。
戦うことは出来なくても、レースなら自分もできるのではないか? と考え出場を決意。
倒されてパーツを奪われた時や、ロックマンでクリアしたときのエンディングにもボイスがあるので、ロールちゃんを使っただけでは彼女のボイス全てを聞くことはできません。
なにげに他のマシンのボディを使ったときにも専用のボイスが設けられていて意外とボイスが多いです。
初心者はとりあえず彼女を使っておくと安心できる性能と言えるでしょう。
彼女を使ってノーコンティニューでクリアすると、「風よ伝えて」というロールちゃんが歌っている体の曲を聞くことが出来ます。
残念ながら歌っているのはロールちゃんの声優ではなく、カプコン社員の青木 佳乃さんです(小西さんの歌も聞いてみたかった!)
現在でもゲームアーカイブスでこのゲームはプレイ可能なので、気になる方は挑戦してみても良いかもしれません。
さらに詳しくは下記リンクを御覧ください
ロックマン&フォルテ
本作ではエンディングでのみの登場。
戦いを終えたロックマンを出迎えてくれ、専用に複数のドット絵が書き起こされています。
本作のデータベースでは最近大人びてきたと書かれています。
スーパーファミコン最後の作品であるため、ボイスはありません。
ロックマンワールド5
ゲームボーイで展開されたロックマンワールド5ではオープニングで登場。
ロックマンとロールちゃんが二人で歩いているさなかに、スペースルーラーズのアースが襲来して、ロックマンが破壊されるシーンでのみの登場となります。
やはりこの頃のロールちゃんは出番が少ないですなぁ~。
スーパーアドベンチャーロックマン
ランファント遺跡という本作での戦いの舞台から放たれる電磁波の影響で、ロールちゃんが昏倒。
本作では終始苦しんでいる様子しか見られないので、ロールちゃん好きなプレイヤーにしてみれば少しばかり苦しい作品になってしまっているかもしれません。
デザインはロックマン7以前のシンプルなワンピースのロールちゃんとなっています。
出番らしい出番も少なめです。
このときの声優さんは吉田 小南美さん。
ロックマン2 ザ・パワーファイターズ
アーケードで展開されたロックマンシリーズ第二作目において、彼女を救出するというステージ(ミッション?)があります。
ロックマン8発売前の作品だったせいか、服装は7以前のワンピースです。
わずかにボイスがついてますが、このときの声優さんはロックマンと同じ椎名へきるさんです。
ロックマンロックマン
ロックマン第一作目のリメイクであるロックマンロックマンでは、当時最先端と言えたPSPをインターネットに接続することで、ロールちゃんのキャラデータをダウンロードすることができました。
残念ながらロックマンロックマンのインターネットサービスは2022年11月で終了を迎えたため、現在ではロールちゃんのデータそのものを取り出してユーザー同士で受け渡すくらいしか遊ぶ手段がないと言えるでしょう。
その性能は、箒を使った2連撃となっており、ロックバスターでは倒せない無敵の雑魚ですら一撃で倒せてしまうという性能を持っています。
ちなみに言っておきますがロールちゃんはロックマンのように戦闘用に改造されたことがなく、そもそも戦闘の経験がないキャラクターなので、公式による二次創作的なキャラクターとみなしたほうが良いでしょう。
その他デフォルト衣装をあわせて13種類もの衣装違いが用意されており、一つの作品でこれだけの衣装違いが存在するロックマンキャラは恐らくこのロールちゃんだけでしょう。
このときの声優さんは二宮 圭美さん(引退済み)
ボイスが全ロールちゃんの中でダントツに多いためか、後にXDiVEでライブラリー音声として使用されることになりました。
マーベルVSカプコン1,2
ゼロと同じく2つのタイプのロールちゃんが格闘ゲームで活躍しました。
一つはロックマン8の衣装で、マーベルVSカプコン1,2に登場した、8ロールちゃん。
等身がロックマンよりも低めに設定され、敵の攻撃が当たらないという利点のあるキャラになりました。
しかし、(当たり前ですが)性能はロックマンの下位互換となっており、ロックマンがボタン一つでできることを波動拳コマンドでやらなければいけなかったり、キャラランク面ではぶっちぎりの最下位。
元々キャラバランスがぶっ壊れていたシリーズなので、ある意味原作再現であるともいえます。
ちなみに私は当時ロックマンとロールちゃんがつかえるというただそれだけの理由で当時あまりプレイしていなかった格闘ゲームをプレイするようになりましたw
このときの声優さんは藤野かほるさん。
タツノコvsカプコン
ニンテンドーWIIで発売されたタツノコvsカプコンでは久しぶりにプレイアブルキャラクターとして抜擢。
エンディングでは短いながらもアニメシーンが用意されていたり、「風よ伝えて」が専用曲として流れたり、扱いはいい感じです。
このときの衣装はロックマン7以前のワンピース姿。
マーベルVSカプコンではロールバスターなるものを打ってましたが、このゲームではおてつだいロボらしく、箒やバケツの水をひっくり返して戦うという、らしさを重視した性能と戦い方をしています。
お祭り作品らしいキャラクターと言えるかもです。
このときの声優さんは五十嵐 裕美さん
ロックマンXDiVE
- ロックマン8の衣装のロールちゃん
- 水着ロールちゃん
- イースターのバニーロールちゃん
- ハロウィンロールちゃん
と4種類のロールちゃんが現在登場しています。
バニーロールちゃんだけゲットできていませんが、どのロールちゃんもそれなりに優遇された性能を持っているようです。
ビートとラッシュがロックマンと一緒に行動しているせいかロールちゃんにはエディが相棒として抜擢されました。
ちなみに水着ロールちゃんは元カプコン社員のイラストレーターである石川ヒデキさんが描かれた、「ロールちゃんの夏休みの絵日記風イラスト」に登場したロールちゃんをそのまま3Dにしたものでした。
つまり出た当初の水着ロールちゃんは原作再現されたロールちゃんだったといえます。
しかし、欧米に展開するにあたってスクール水着風の水着がまずかったのか、それとも別の理由かは不明ですが、この衣装は後に別のものに差し替えられることになり、(ある意味)原作再現された格好とは言えなくなってしまいました。
実際に変更前と変更後を比較した動画を作りましたので、気になる方は下記リンクをご覧ください。
声優は上述の通りロックマンロックマンで活躍した二宮 圭美さんのライブラリ音声です。
映像作品
ロックマンシリーズで映像化されている作品は少ないですが初代シリーズには2つほど映像作品が存在します。
そのうちきちんと見るハードルがまだ低い作品を一つ紹介。
ロックマン 星に願いを
海外に日本文化を紹介するためのOVAとして制作されたOVA、「ロックマン 星に願いを」でも、ロールちゃんはもちろん登場。
恐らくロールちゃんどころかロックマンのキャラにボイスがついたのはこのOVAが初だったかと思います。
今となってはデザインや絵の描き方に古臭さを感じるかもしれませんが、当時のアニメーションの基準で見ても非常によく動いてくれるので、ファン垂涎のアニメーションです。
口紅をつけて着物姿のロールちゃんを見れるのはロックマンの歴史の長さを考えても恐らくこれだけでしょうw
このときの声優さんはこおろぎさとみさん。
漫画作品
ここからは漫画作品に登場したロールちゃんについて語ります。
ロックマンメガミックス・ギガミックスのロールちゃん
ありがひとし先生が書かれたロックマンメガミックスにもロールちゃんは登場。
この漫画でロールちゃんの存在を認識したプレイヤーは多かったかもしれません。
原作に忠実だった池原しげと先生とは逆に等身を上げた漫画でしたが、それに伴いロールちゃんも結構大きく見た目が変わっています。
ありが先生曰くロールさん。
当時ロールちゃんがゲームで登場することはほとんどなく、キャラ描写もなかったことから、このロールちゃんがゲーム内での描写に逆輸入された可能性は大いに考えられるかと思います。
箇条書きで目立った活躍を上げるなら、
復活の死神編で自身の動力炉をオーバーヒートさせて、人間であるカリンカちゃんの体を温める。
パワーバトル(戦士の宿命に復刊時に改題)編にて、フォルテに人質にされる。
バーニングホイール編にてカリンカちゃんともどもコサック博士をそそのかしてバトル&チェイスに出場する。
白い悪夢・暗黒の月・光る明日へ、のエピソードでは傷ついたワイリーの治療、一時的にカットマンに体を乗っ取られる、意気消沈する仲間達を叱咤激励する。
といった活躍が目立ったかと思います。
ロックマンマニアックスのロールちゃん
ありが先生がロックマンキャラにインタビューを行うという体の漫画、ロックマンマニアックスでもロールちゃん専用の回が登場しました。
ありが先生が模写した他の先生の絵とか、色々書いてあって、ロールちゃん好きな人なら見ておいて損のないに回になっています。
この時ロールちゃんの夢が病院を建てること、という情報が出てきますがこの夢はロックボードでロールちゃんを操作する際に出てくる情報を元にしています。
現在この話はロックマンマニアックス下巻で読むことができます。
出月こーじ先生のロールちゃん
ロックマン8とロックマン&フォルテのコミカライズを担当された出月こーじ先生のロールちゃんは、原作のロールちゃんともまた違った衣装で登場します。
出月先生が袖が黒いヒロインが嫌だったとのことで、思い切って変えたとのことです。
一歩引いた立ち位置ですが、バレンタインにロボットでも食べられるチョコレートをロックに手渡そうとしたりと、クラウンマンにビンタして説教したりと、かなり人間の女の子らしい行動を取っています。
ロックマンちゃん
現在連載中のロックマンちゃんでは、ロックマンのキャラクターを純真無垢という方向に誇張してボケにしているせいか、ツッコミ役に回ることが多いです。
なにより身長がロックマンと完全に逆転しており、これもまた別の意味でロールさんとなっています。
ライト博士があまりにもボケまくることから、バットで野球のボールを打ってぶつけるという間接的な人間に対するアタックを行っていたりします(いいのか・・・?)
ロックマンさん
生態パーツを用いていることで人間同様成長するという設定の元、大人の姿になったロールちゃんが登場。
名実ともに本当にロールさんですw
ロックマン共々ものすごい美人に成長。
子供時代の気の強さより、大人になって逆に気苦労が耐えなくなったロックマンさんを引っ張って支えるという役割を与えられています。
ロックマンと並んでいると兄妹なのに、普通に美形のカップルにも見えますね。
まとめ:今なおファン多し!
デザインも様々、声優も多い、プレイアブルで登場したら性能差が激しかったりと、初代ロールちゃんは本当にいろいろな表情を魅せてくれるキャラクターかと思います。
私自身もロックマン8のロールちゃん以降明確に好きなキャラクターと思えるようになったので、ロックマンのヒロインといえば彼女を筆頭に考えてしまっています。
今後ロックマンシリーズがどう続いていくのか全く想像は付きませんが、今後ともロックマンを支えるヒロインとして活躍してほしいと思います。
なお今回の記事は手元にある資料をフル活用して作りましたが、未だに触れることが出来ていない、または資料が出揃っていないからかけなかったロールちゃんもおりますので、それらは資料が揃い次第話していければと思います。
というわけで今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
っぱ8ロールがいちばんかわええっす
ロックマンダッシュのロールちゃんは人間だっけ?