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ロクメガブログ

カテゴリー:ロックマンシリーズ
ロックマンワールド5レビュー! 有終の美を飾った傑作!

こんにちはロクメガです。

 

ロックマンワールドシリーズのレビューもいよいよこれが最後になります。

 

配信→レビューと言う形でここまでやってきましたが、最後となると感慨深いものですね。

 

それでは、初めて行こうと思います。

 

それぞれのシリーズの内容をざっくり知りたい方は、ロックマンワールドシリーズまとめ記事も書いておりますので、そちらを御覧ください。

 

ロックマンワールド5

SGBスーパーゲームボーイだとカラー

 

 

ワールドシリーズ完全オリジナル!

 

これまでのワールドシリーズは2つの作品からボスや特殊武器を半分ずつ持ってきて、それに少しばかりのオリジナル要素を加えた構成でしたが、本作では完全オリジナルになりました。

 

このため本作はこれまでの作品以上に本作唯一の要素が多数搭載されると同時に、ワールドシリーズの最終作に相応しい作品となっています。

 

具体的なオリジナル要素としては、

 

  • 全てのBGM
  • 全てのボス
  • 全ての特殊武器

 

これらになります。

 

まさにほぼ全部オリジナルなわけですね。

 

それでいて前作ロックマンワールド4における、演出および独自のゲームシステムの強化はさらに進むことになりました。

 

本作もオープニングムービーが4分近くとかなり長めであり、スペースルーラーズによる地球の侵略、ロックマンがチャージショットの代わりに、ロックンアームを装備するまでの過程が描かれることになります。

 

ロックンアーム

ロックンアーム

 

 

その他所々で長めのムービーが配置されており、前作同様ゲームボーイの限界を超えようとしていることがわかります。

 

スーパーゲームボーイ対応ということで、スーパーゲームボーイで起動するとカラーを変更することができるので、容量はかなり潤沢にあったものと思われます。

 

またPチップによる強化要素、アイテム購入システムも続投。

 

本作もまたプレイヤーによって遊び方のはばの広い作品であるといえます。

 

また、ラストバトルは脅威の5連戦!

 

3連戦ならたまにありましたが、5連戦というのは本作のみとなっており、ラストバトルの戦闘回数もまた、ある意味オリジナルの要素と言えるかもしれません。

 

ステージ構成も原作の存在にとらわれず、クリアしやすい構成となっており、初心者から上級者まで楽しめる構成と見ていいかもしれません。

 

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オリジナルチャージショット ロックンアーム

 

本作のオリジナルボスたちであるスペースルーラーズは、オープニングでロックバスターが通用しないという設定で登場します。

 

なのでロックマンはロケットパンチを繰り出し、エネルギーを直接送り込むことでダメージを与えるという設定です。

 

つまり本作はこれまで使えていたチャージショットが使えなくなり、代わりにこのロックンアームがメインウェポンとなります。

 

ロックンアーム

 

前作同様、同じステージでゲームオーバーがかさむと2段階強化されたり、

 

  • ダメージ強化のロックンクローと
  • アイテム回収能力を持つマジックハンド

 

の2つをPチップで購入することができます。

 

このためロックンアームは攻撃性能以外でも使い道が生まれており、これまでのシリーズと一味違ったプレイ感覚を味わうことができます。

 

使用感こそ全く別物ですが、このロックンアームは後にロックマン7のスーパーロックマン用のロケットパンチとして逆輸入される形になりました。

 

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オリジナルのボスと特殊武器

 

本作において襲い来るボスたちは、スペースルーラーズと呼ばれる宇宙より飛来したボスたち。

 

彼らの名称は惑星から取られており、ロックマンシリーズ伝統の○○マンという名前の付け方になっていないのはなかなか異色と言えます。

 

ボスの名前と特殊武器の名称を紹介します。

 

  • マーキュリー水 星(スナッチバスター)
  • ネプチューン海 王 星(ソルトウォーター)
  • マース火 星(フォトンミサイル)
  • ビーナス金星(バブルボム)

 

スペースルーラーズ1

マーキュリー ネプチューン マース ビーナス

 

 

特殊武器1

スナッチバスター ソルトウォーター フォトンミサイル バブルボム

 

  • ダークムーン暗黒の月(中間ボスなので特殊武器なし)

 

ダークムーン

ダークムーン

 

  • ジュピター木 星(エレクトリックショック)
  • プルート冥王星(ブレイクダッシュ)
  • サターン土 星(ブラックホール)
  • ウラノス天 王 星(ディープディガー)

 

スペースルーラーズ2

ジュピター プルート サターン ウラノス

 

特殊武器

エレクトリックショック ブレイクダッシュ ブラックホール ディープディガー

 

 

  • アース(スパークチェイサー)

 

アーストスパークチェイサー

アースとスパークチェイサー

 

  • サンゴッド(特殊武器なし)

 

サンゴッド

サンゴッド

 

このように見事に惑星名から取られているわけですね。

 

また特殊武器自体もほかでは見られない個性派が揃っています。

 

特にオリジナリティが強いなと感じたのは、

 

  • ライフ回復(小)を生み出す光弾を撃つスナッチバスター
  • チャージして突進攻撃を繰り出すブレイクダッシュ
  • 小型ブラックホールを打ち出して独特の軌道で攻撃を仕掛けるブラックホール
  • 敵を追尾するレーザーを打ち出すスパークチェイサー

 

このあたりは他と比べてもオリジナリティが強いと言える部類になるのではないかと思います。

 

ブレイクダッシュはラストステージで無敵雑魚を無視してガンガン突き進んでいける性能を持っているので、使っていたプレイヤーも多いのではないでしょうか?

 

お陰でボスラッシュのときに足りなくなってボスに弱点をつけなくなる自体に陥りましたが、ロックンアームがそこそこ強力なので、困らないことも多いかもです。

 

ロックンアーム自体がなかなか特殊な仕様の武器ではありますが、そのロックンアームに立場を奪われることも、その逆も起こっておらず、良好なバランスを維持しているといえます。

 

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オリジナルサポートメカ タンゴ

 

前作まで登場したサポートメカの一体、ビートは本作ではなぜか登場しない代わりに、新たな攻撃用サポートメカとしてタンゴが登場します。

 

地面を転がって体当たりをしてくれるということで、弱くはないですが、処理落ちが頻発するため、扱いが難しいという立ち位置のサポートメカです。

 

個人的にはビートより好きだったりします。

 

タンゴ

タンゴ

 

この作品以降、タンゴはロックマン10のブルース編にて、ショップ店員として少しだけ登場することになりました。

 

漫画版ではありが先生のロックマンメガミックスにて、ブルースの相棒的メカとして登場することになりました。

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グラディウスのようなSTGシューティングステージ

 

ある意味本作のオリジナリティを突き詰めた要素。

 

ラッシュの変形形態の一つ、ラッシュスペースに乗り、ラストステージへと向かう道中の間、宇宙空間を自由に動き回れるシューティングゲームが始まります。

 

シューティングステージ

 

恐らくこれはロックマン8でも後に採用されたシステムだと思いますが、その先駆けとなったシステムでしょう。

 

ご丁寧にスカルブレーザーというボス戦も完備!

 

ゲームボーイ作品でありながら、実にやれることの多い作品と言えるでしょう。

 

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シリーズ集大成的要素

 

これまで語ってきたように本作はこれまでのワールドシリーズ以上にオリジナル要素が多いわけですが、ただ単に全ての要素をオリジナルにしているだけではありません。

 

シリーズの集大成的な要素として、これまで登場してきたオリジナルボスである、

 

 

が登場します。

 

ロックマンキラー

ロックマンキラー(とクイント)

 

こちらがロックンアームなどのチャージ攻撃で強化されているのもありますが、性能は原作より若干落とされており、原作よりは倒しやすいことでしょう。

 

特にワールド3のパンクは突進攻撃が見切りやすくなったことで、かなり倒しやすくなったといえます。

 

彼らとのバトルの後、本作のボスラッシュ、ラスボス5連戦へと続いていくので、本作終盤はとにかくボス戦の連続と言ってもいいかもしれません。

 

 

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難易度は更に低下

 

ワールド3及びロックマン4が出たあたりからシリーズは低難易度化が進んでいきましたが、本作ではさらに難易度が低下しました。

 

本作オリジナルのボスであるスペースルーラーズはパターンが見極めやすく、原作に登場したボスと比較するとそこまで強くない傾向にあります。

 

徹頭徹尾ぬるいかというとそんなことはなく、厄介なステージ構成や即死攻撃を持つウラノスなどもいて、苦戦するときは苦戦させられるでしょう。

 

埋め込まれることはある。

埋め込まれることはある。

 

また、本作のラスボスはこれまでのボスよりも遥かに多くの攻撃パターンを持つ強敵であり、初見だとなかなか苦戦させられることでしょう。

 

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まとめ:最終作に相応しい完成度

 

前作も非常に高い完成度の作品でしたが、本作もまた非常に高い完成度の作品であるといえます。

 

前作はロックマン特有の難易度の高さと、プレイヤー側のやれることが大幅に増えたことで遊びの幅が拡張され、非常に遊びやすくなりました。

 

本作はそれに加えて低難易度化が進み、さらに遊びやすくなったと言えるでしょう。

 

終盤の怒涛の連戦、過去作オリジナルボス達総登場など、最終作を意識して作られたであろう要素も多く、まさにワールドシリーズの集大成とも言うべき内容と言えます。

 

前作とは違った意味で本作を好むプレイヤーも一定数おり、また有賀先生のロックマンギガミックスが本作を題材にした物語を展開させたことから、知名度と人気が向上した可能性も大いに考えられます。

 

ロックマンギガミックス

ロックマンギガミックス

 

配信のときの同時接続数は最大で147名となっており、本作の人気を物語っていると言えるでしょう。

 

シナリオの雰囲気や方向性もこれまでと比較して大きく差別化されているため、そこもまたファンを獲得するに至った要素なのかもしれません。

 

本作含めてワールドシリーズはバーチャルコンソールの残高追加が2022年8月までで不可能になり、2023年に終了が発表されております。

 

それが終わると、ワールドシリーズのプレイやゲームボーイのカートリッジを買うことでしかプレイできなくなることでしょう。

 

そうなってしまう前に、気になる方には一通りプレイしてほしいなと思う所存です。

 

ゲームボーイを発掘してでも遊ぶ価値のあるゲームだと思いますので。

 

2018年頃から言われている、コレクション化がなされるかは不明ですが、いずれは公式の手で、コレクション作品として最新ハードで登場することを願っております。

 

というわけで、今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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ロックマンワールド4 レビュー! ゲームボーイの限界に挑んだ名作!

こんにちはロクメガです。

 

今回はロックマンワールドシリーズ第4作目。

 

ロックマンワールド4のレビューを行おうと思います。

 

ワールドシリーズの共通点については、ロックマンワールドの記事をご参照ください。

 

それぞれのシリーズの内容をざっくり知りたい方は、ロックマンワールドシリーズまとめ記事も書いておりますので、そちらをどうぞ。

 

では、始めていきます!

 

ワールド4タイトル画面

ワールド4タイトル画面

動画版もございます。

 

 

ゲームボーイの限界に挑戦!

 

ロックマンシリーズにかぎらず、この頃のゲーム業界は技術の進歩が激しく、容量の確保や、表現能力の追求に余念がなかった時代です。

 

本作ロックマンワールド4はそんな時代の中にあって、ゲームボーイで表現できることを徹底的に追求した作品の一つと言えます。

 

まずゲームボーイに1分以上のオープニング映像が存在するという時点で、開発陣の気合の入れようがわかるのではないでしょうか?

 

ワールド4カットシーン

ワールド4カットシーン

 

他にもゲーム中盤にロックマンがワイリー基地(?)と戦う映像や、ラストバトル直前ではロックマンがステージ最深部で、本作のラスボス、アイアンゴーレムを見上げる専用ムービーが流れます。

 

そう、ゲームボーイ作品であるにも関わらず、可能な限り現在で言うムービーを詰め込んだ作品であると言えるわけです。

 

現在ではそう珍しくもないですが、この頃の携帯ゲームでこういうムービーを搭載するのは非常に珍しいことだったと言えることでしょう。

 

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ゲーム内容もパワーアップ!

 

ムービーも凄いですがゲーム内容も当然パワーアップ!

 

今回のロックマンはやはり本家シリーズを踏襲しているのか、ロックマン5のスーパーロックバスターにチャージショットがパワーアップ!

 

縦に長く貫通力があるため、かなり強力なチャージショットなのはロックマン5譲り!

 

しかしロックマン5のチャージショットは非常に強力すぎたことを受けてか、本作ではチャージショットを打った直後に攻撃の反動で後ろに飛ぶという仕様が追加。

 

この仕様があるのは本作以外ではロックマン11のみとなる、珍しい仕様と言えるかもしれません(個人的には好きな仕様)

 

チャージショット

チャージショット

 

その他一定回数同じステージでゲームオーバーになるとさらにチャージショットが強化されるという仕様があります。

 

これに気づいてしまうとかなりゲームが簡単になるため、難易度高めの本作における救済措置とみなすことができます。

 

事実上ゲーム中にチャージショットがパワーアップする初の仕様と言えることでしょう。

 

他にもPチップというお金に該当する要素で買い物をするシステムが追加。

 

これはのちのロックマン7以降定番の要素となりました。

 

Pチップによるパワーアップ

Pチップによるパワーアップ

 

他ボス専用曲は前半ロックマン4ボスのステージと後半のロックマン5ボスステージで合計2曲。

 

ワイリー戦とバラード(&ボスラッシュ)戦で2曲。

 

合計4曲と非常に多く用意されています。

 

ボスラッシュ時にBGMが変化するという仕様は後にロックマン11にも受け継がれました。

 

またステージセレクト画面とBGMは本作独自のものとなっていたり、前半と後半で曲のキーが変わったりと細かいところにこだわって作られているのがわかります。

 

総じて後に本家シリーズに逆輸入されたシステムがそれなりに多く存在する作品ということができるでしょう。

 

BGMでの演出、ゲームの内容のパワーアップが図られており、ムービーが凄いだけのゲームではないことがわかります。

 

一部のシステムはのちのワールド5には受け継がれることがなかったので、あらゆる面でもっとも豪華な作品だったと言っても過言ではないかもしれません。

 

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ギミック多めなステージ構成

 

前作ロックマンワールド3はどちらかというと原作ステージの再現的な構成が多かったのに対し、本作では他の作品では見受けられないようなギミックが多数登場します。

 

ブライトマンステージの乗ると少しずつ高度が低下しながら移動し、ジャンプすると高度が戻るリフトや、ナパームマンステージのローリングドリルに乗って移動などは他には無い構成と言えます。

 

ブライトマンステージのギミック

ブライトマンステージのギミック

 

各種特殊武器も、

 

  • リングブーメランはアイテムを拾って戻ってくる
  • レインフラッシュで炎を消せる

などといった独自の仕様が追加され、ゲームを盛り上げてくれます。

 

リングブーメラン

リングブーメランでアイテム回収ができる!

 

あれができそう、これができそうと考えるのがなかなか楽しいと言えるのではないでしょうか?

 

 

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本作の登場ボス

 

今回もロックマン4とロックマン5から4体ずつ登場となっております。

ロックマン4登場ボス

 

トードマン(レインフラッシュ)

ブライトマン(フラッシュストッパー)

ファラオマン(ファラオショット)

リングマン(リングブーメラン)

 

ロックマン4登場ボス

ロックマン4登場ボス

ロックマン5登場ボス

 

クリスタルマン(クリスタルアイ)

ストーンマン(パワーストーン)

ナパームマン(ナパームボム)

チャージマン(チャージキック)

 

 

ロックマン5登場ボス

ロックマン5登場ボス

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W4オリジナルボス、バラードとバラードクラッカー

 

ロックマンキラー第3弾にして最後のロックマンキラーとして、本作ではオリジナルボスのバラードが登場します。

 

バラード

バラード

 

強さは前作のパンクほど動体視力は求められず、ある程度目で見てどうにかなるパターンが多い印象です。

 

しかし、体感での強さはかなり個人差のあるボスという印象があります。

 

あっさり倒すことができるときもあれば、何回やっても倒せない場合もあり、その感じ方はかなり不安定。

 

一応他のボスにはない独特の挙動をしているので、弱いわけではないのですが、倒せるときはあっさり倒せてしまうため、やはり不安定な強さのボスという見方ができるのではないかと思います。

 

それに反して彼の特殊武器バラードクラッカーは、メタルブレードと同様の8方向に攻撃できるボム系武器。

 

連射こそききませんが、非常に強力な武器の一つとみなすことができることでしょう。

 

バラードクラッカー

バラードクラッカー

 

もちろんラスボス戦ではこれが必要になります。

 

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まとめ:遊びごたえの向上

 

本作は前作ロックマンワールド3よりは難易度が低下傾向にあります。

 

実際Pチップやチャージショットのパワーアップ要素により、本作はこれまで以上にロックマンを強化したり回復アイテムを集めて缶の物量戦を挑むことができるようになったことから、その傾向に拍車がかかったといえます。

 

しかし、

 

    • 探索要素の増加、
    • パワーアップ要素の増加、
    • 6回も訪れるオリジナルボスとの戦い
    • ボスラッシュの追加

 

など、

 

ゲーム面でのボリュームアップや繰り返し遊ぶ楽しさが大きく向上した作品であるともいえます。

 

ほとんどのステージにオリジナルのステージギミックが用意されたため、FCファミコン版とは違った遊びごたえを有する作品になっているといえます。

 

またラスボスのアイアンゴーレムは2連戦。その後ワイリーカプセル戦となるため、本作のワイリー戦はシリーズでも多めの三連戦!

 

おそらくシリーズでも最も強いワイリーマシンとなっており、戦うには相応の準備をしておいたほうがいいかもしれません。

 

アイアンゴーレム

アイアンゴーレム

 

初心者が腰を据えてじっくり遊ぶのには割りと向いていると思うので、これからロックマン始める人にも、それなりにロックマンを遊んだ経験のある人にもプレイしてほしい一品と言えるかもです。

 

というわけで、今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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漫画 ロックマンさん第一巻レビュー!・・・。大胆な設定の社会派(?)なロックマン

こんにちはロクメガです。

 

皆さんはすでに発売されているロックマンの漫画、ロックマンさん&ロックマンちゃんを買われたでしょうか?

 

私も買いました!

 

ロックマンさん

第一巻!

 

今回はこのロックマンさんという漫画、第一巻の感想を述べていこうと思います!

 

ロックマンちゃんについてはまた別の機会に。

 

ちなみにシナリオは河田雄志かわたゆうし先生、作画は行人ゆきと先生のようです。

 

また、今回は著作権に配慮し、漫画の内容のスクショ等の画像掲載は自粛します。

 

※このブログではロックマンに関する記事を多く投稿しております。

※記事一覧は下記のリンクからどうぞ。

 

 

 

 

大まかなシナリオ

 

これまでのロックマン漫画は、原作のロックマンの戦いや物語を漫画に落とし込むという作り方がされており、一言で言えばストレートにロックマンの物語をそれぞれの漫画家さん達が描いていました。

 

言ってみれば王道的な作り方をしていたように思うんですね。

 

しかし、本作のシナリオはいろいろな意味で大胆な物となっています。

 

まずロックマンという作品なのに、ドクターワイリーはすでに隠居して世界征服をやめてしまったという設定。

 

初代ロックマンシリーズは一貫して首謀者がドクターワイリーで、それ以外に明確に自らの意思で世界征服をしようとした存在はいなかったので、ロックマンが戦うべき敵は最初から存在しないことになります。

 

ドクターワイリー

土下座が嫌になったとか?

 

そしてロックマンとロールちゃんはバージョンアップ可能な多目的お手伝いロボットと言う本作オリジナルの設定が追加されて、人間と同じように見た目が成長していきます。

 

そしておそらく20歳を越えたあたりの、おとなになった姿のロックマンとロールちゃんが物語を動かしていくわけですね。

 

本作の表紙をみて、この人誰? って思った方もいるかも知れませんが、彼が間違いなく本作でメインで動くことになるロックマンです。

 

もともとギャグ漫画と聞いていただけに、この姿のロックマンでギャグ漫画ってどうなるんだろう? と割と真面目に疑問に思っていました。

 

というか初めてこの姿のロックマン見たその時から、ギャグにしか見えず、一体何をやるつもりなんだと? と固唾かたずを呑んで連載開始を待っていた記憶があります。

 

 

ギャグ?

この姿がもはやギャグ。

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この世界のロックマンは何するの?

 

では平和になったこの世界に置いてロックマンは何をするのか?

 

帯の煽り文を見てみましょう

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

おとなになったロックマンが戦うのは・・・日常!?

 

おとなになったロックマンが見つめるものは―――――――

 

現実との戦いが始まる!

 

ドクターワイリーを倒し、平和になった世の中でロックマンが見たものは!?

 

日々の生活に奮闘するロボットたちとの、時にビターなシリアスコメディ!

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

ロックマンさん表紙

ロックマンさん、表紙と帯

 

ロックマンさん裏表紙

ロックマンさん裏表紙

 

とまぁ表紙や帯を見ただけでは全く想像がつかないことが書かれています。

 

実際私も第一話を見た時、物語の方向性がつかめず、軽く混乱したくらいです。

 

要約すると本作はロックマンの世界が平和になって、ロックマンが大人になったらどんな風に生きていくのか?

 

を描いた物語だといえます。

 

要するにIFイフのストーリーなんですね。

 

ロックマンの世界で日常を描いた作品はありが先生のロックマンメガミックスでも行われましたが、ドクターワイリーという敵役かたきやくを完全に排除した上での平和な世界を描いたのは本作が初かと思われます。

 

ロックマンとロールちゃんはそんな世界でライト歯科クリニックの歯科医師として働いており、かつて戦ったボスや仲間達と様々な会話をしていくというものになります。

 

ロックマンとロールちゃんというキャラを通してドクターワイリーの世界征服が終わったあとの世界を見ていく・・・そんな風に考えればだいたい間違ってはいないかと思います。

 

床屋に転職したカットマン、

神社の御神体になった(!?)ウッドマン、

youtuberとして活躍し始めたタップマンなど、

 

ボスたちはどれも本作独自の性格付けと職業についており、どのボスがどういうふうに登場するのかを楽しめるといえます。

 

基本ロックマンのすることは、彼らボス達の悩みや相談を聞いて、助言するといった内容になっており、大人の世界で彼らの悩みを解決する・・・みたいな役割になっています。

 

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作者のお気に入り? エンカ―

 

ガッツマンがロックマンと友達として行動をともにすることが多かったり、ほとんどのボスが一話限りのゲスト出演だったりするパターンが多いなか、エンカ―だけはなぜか特異なポジションを与えられています。

 

この漫画では実に大胆な変更点が加えられて読者を楽しませてくれますが、エンカ―はメットレス状態で登場。

 

やたら格好いいイケメンとして描かれます。

 

 

メットを被ることもあるけど、かぶらずに会話していることの方が多い印象。

 

彼はロックマンキラーとして生まれたことから、ロックマンを倒す・・・という闘争本能に突き動かされているキャラとして登場します。

 

しかし平和になったこの世界でロックマンと戦うにはこれといった理由はなく、自分の存在意義にひどく思い悩むキャラとして描かれています。

 

深く思い悩むキャラクターとしてみるなら、ロックマンXのエックスも設定上似ていますが、ある意味エックス以上にそのキャラ性が反映されているように思えます。

 

おそらく彼だけが現在のところロックマンワールドオリジナルボスであることから、このような特殊な立ち位置に置かれているのだと思います。

 

エンカー

ワールドオリジナルボス!

 

実際クイントはもちろん、パンク、バラード、スペースルーラーズといった、ワールドシリーズ出身キャラは今のところ登場していなかったりします。

 

ワールド出身ボスはそういう立ち位置で今後描いていくのではないかと思います。

 

ロックマンと共闘したり、ライト博士の護衛の任務についたり、現時点で本作登場キャラクターの中で最も大胆な改変を加えられているキャラクターと言えます。

 

ある意味本作におけるロックマンのライバルポジションのキャラと言えるかもしれません。

 

なにげに彼が今後どうなっていくの、なかなか見ものと言えるでしょう。

 

 

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バトル漫画化も近い??

 

第一巻の終盤ではロックマンとガッツマンが戦うシーンが出てきたり、WEBで連載されている最新話では、ロックマンがかつてのロックマンのスーツ姿になるシーンも出てきています。

 

コメディ要素を交えながらも少しずつこの世界における、新たな戦いが始まろうとしているようで、再びロックマンは戦うかもしれないというお話になりつつあります。

 

確かにロックマンがあの姿で格好良かったのは、子供の姿だったからっていうのは我々プレイヤーとしても否定出来ないことです。

 

等身大のデフォルメ弱めの普通のキャラがあのスーツ姿になったら、凄い違和感になるのは想像に固くありません。

 

このことを考えると海外のアニメ、Megamanのマッシブなデザインは、なかなか優れたデザインだったのではないかと思ってしまいます。

 

Megaman

青年ロックマン?

 

あまり激しいバトルの方向に言ってしまうと独自性を失って、ただのバトル漫画と化してしまうので、あまりそういう方向には言ってほしくない気もしますが、何にせよ今後の物語には期待したいところです。

 

 

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まとめ

 

語りたいことは色々ありますが、このあたりでまとめに入ろうと思います。

 

本作はドクターワイリーが世界征服をやめたあとの世界を舞台に、大人になったロックマンの目線で、ロックマンの世界を見ていく物語と言えます。

 

本作のロックマンのキャラクターももともとのロックマンのイメージを壊すことなく、等身大の主人公として描かれていて、非常に好感触です。

 

なにげにロックマン&フォルテのCDデータに存在している小ネタから設定や関係性が作られているキャラクターもおり、本作がただ単に、ロックマンの名前を借りただけの別物にはなっていないことがよくわかります。

 

大胆な変更点こそありますが、少し渋くビターな社会派なロックマンとみなすことはできることでしょう。

 

作風ゆえに人を選びかねないところはありますが、私は好きです。こういうのw

 

何よりロックマンの世界観を、日常の目線で見ることができた漫画や作品はほとんど存在しないので、貴重な作品であるといえます。

 

ギャグ漫画として描いているみたいですが、ゲラゲラ笑って楽しむというタイプではなく、しっとりとした面白さがあるのではないかと思います。

 

週一の更新、単行本に18話収録なので、単行本化のペースは遅いですが、今後もこの作品を追いかけていきたいと思います。

 

連載はこちらのヤングエースUPで行われておりますので、お時間ある方はご覧くださいませ。

 

というわけで今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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ロックマンワールド3レビュー! 多分シリーズ最難関!

皆さんこんにちはロクメガです。

 

さてロックマンワールドシリーズのレビューが続いておりますが、今回はそのワールドシリーズ第三段!

 

ロックマンワールド3のレビューに入ろうと思います!

 

それぞれのシリーズの内容をざっくり知りたい方は、ロックマンワールドシリーズまとめ記事も書いておりますので、そちらを御覧ください。

 

ロックマンワールド3タイトル

ロックマンワールド3タイトル画面

 

 

ゲームボーイ版ロックマンフォー

 

ワールドシリーズ共通の特徴についてはロックマンワールドの記事を参照していただくとして、ここでは前作ワールド2との違いについて語っていきます。

 

前作ロックマンワールド2までのロックマンはチャージショットができませんでしたが、本作ではロックマン4で追加された、ニューロックバスターが使用可能となりました。

 

ニューロックバスター

ニューロックバスター

 

チャージショット自体のエフェクトもロックマン4同様、ニューロックバスターとなっております。

 

その他、

 

ラッシュマリンが廃止される、

バスター周りのSEが変化している

 

など若干の変化が見られます。

 

本作にはダイブマンが登場するので、ラッシュマリンは存在してほしかったように思いますが、残念ながら廃止ということで、ダイブマンステージは少々難しくなってしまった感じがありますね。

 

またラッシュジェットはワールド2で自由に移動できたことが強すぎると判断されたためか、本作ではまっすぐにしか移動できないようになってました。

 

ロックメンRのラッシュといい、なぜアイテム2号と同じ性能になってしまうのか・・・?

 

地味にラストステージの途中に中ボスのジャイアント・スージが配置されており、長いステージ道中を盛り上げる役割を果たしているといえます。

 

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ワールド3登場ボス

 

ロックマンワールド3登場のボスの紹介をします。

 

今回もロックマン3と4から4体ずつの選出となります。

 

ロックマン3からの登場ボス

 

スパークマン(スパークショック)

ジェミニマン(ジェミニレーザー)

スネークマン(サーチスネーク)

シャドーマン(シャドーブレード)

 

ロックマン3登場ボス

ロックマン3登場ボス

 

かれらロックマン3登場ボスは前半4ステージに登場するボスという立ち位置になっています。

 

ちなみに原作ではアイススラッシャーの下位互換でしかなかったスパークショックは、貫通しないアイススラッシャーみたいな感じになって、使い勝手が大きく向上しました。

 

それでもアイススラッシャーほどの使い勝手はないですが、このゲームにおいて貫通が役に立つ場面はそんなにないので、十分すぎる強化と言えるかもしれません。

 

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ロックマン4からの登場ボス

 

ロックマン4からは、

 

ダイブマン(ダイブミサイル)

スカルマン(スカルバリアー)

ドリルマン(ドリルボム)

ダストマン(ダストクラッシャー)

 

の四人になります。

 

ロックマン4登場ボス

ロックマン4登場ボス

 

原作と大きな変化はありませんが、こちらが動かなければ全く動かなかったスカルマンは、何もしなくても動き出すボスになっていたような気がしますw

 

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最強のロックマンキラー? パンクとスクリュークラッシャー

 

ワールドシリーズ恒例のオリジナルボスとオリジナル特殊武器も健在!

 

今回登場するボスはパンク!

パンク

パンク

 

もちろん音楽用語のパンクから来ております。

 

単純な行動パターンの中にランダムで変化する要素を織り交ぜてくる屈指の強敵!

 

ゲームボーイ特有の画面の狭さ、一瞬の判断を要求される攻撃と相まって、苦戦させられたプレイヤーは多いのではないでしょうか?

 

 

そんな彼を撃破して得られる特殊武器、スクリュークラッシャーは、軌道が放物線を描くメタルブレード。

 

メタルブレード譲りの燃費の良さを誇る代わりに軌道が固定されたといった感じです。

 

スクリュークラッシャー

スクリュークラッシャー

 

使うことができる場面はそう多くはないものの、燃費の良さからついつい使いたくなるプレイヤーも多いのではないでしょうか?

 

ロックマンワールド1のミラーバスター同様、この武器もラスボス戦で必要になるので、ラストステージでの使いすぎには要注意です。

 

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難易度は多分シリーズ最難関

 

ある意味本作の最大の特徴と言えるのが難易度の高さ。

 

ギリギリのジャンプを要求される場面や、トゲの上にラッシュを配置して飛び越えなければならないという配置までが存在し、全面的に意地悪な配置が他と比べて少々多いです。

 

ラッシュジェット? それはそのステージを攻略したら手に入るんですよね~。

 

ダストマン

まじでこんな突破方です。

 

後半ステージのダストマンステージは慣れた私でも長いと感じるほどで、多くのプレイヤーが意地悪なステージ構成とその長さに苦しめられたようです。

 

私も初見時の攻略ではかなり苦労させられました。

 

上でも言いましたが本作オリジナルボスのパンクも非常に強い強敵なので、あらゆる意味で本作は最難関と言えます。

 

FCファミコンロックマンも徐々に難易度が低下傾向に入ったので、次回以降は徐々に難易度は低下していきました。

 

まぁワールド4は今度はクリスタルマンステージが異様に難しかったんですがそれはまた別のお話ですなw

 

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ほぼ移植?

 

本作はロックマンワールド2を挟んで再び水口エンジニアリングさんが制作した作品なわけですが、本作はワールド1ほど大胆な変化や、ゲームボーイならではの要素がほぼ存在しない作品になっていると言えます。

 

ステージはもちろん新たに作られてはいますが、ギミックの多くは原作シリーズからそのまま持ってきたようなもので占められているわけですね。

 

またワイリーマシーンといえばドクロの意匠いしょうですが、本作のワイリーマシーンにはその意匠いしょうは見受けられません。

 

ワイリーマシーンワールド3号

何がモチーフ何だ・・・?

 

この点はワールドシリーズで唯一異質な部分とも言えます。

 

公式イラストさえ存在しない謎デザインなこともあって、何かと謎めいたラスボスと言えるかもしれませんね。

 

というわけで今回はこのへんで!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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