こんにちは。ロクメガです。
ガンヴォルトシリーズの最初のボスと言えば、○△○Xのことを思い浮かべる方が多いかと思います。
それ自体は間違っていないのですが、第一作目の表のラスボスと言えば、やはり紫電殿ではないかと思います。
実を言いますと私はこのゲームのキャラクターの中では紫電殿が一番好きなキャラクターでございます。
そしてこの記事をリライトしている段階では、最新作のガンヴォルト鎖環に置いてアップデートキャラクターとして登場しております。
ついにこのときが来たかという感じで、今回記事を大幅にリライトすることにしました。
というわけで今回はガンヴォルト第一作目の表ラスボス、紫電殿について語ろうと思います!
Warning! Warning!
この記事はガンヴォルトシリーズのネタバレを存分に含みます!
※このブログでは蒼き雷霆ガンヴォルトに関する記事、及びゲームレビュー記事を多数投稿しております。
※ガンヴォルト関連及びレビュー記事については下記の記事をごらんください。
目次
第一作目の紫電殿
紫電殿は第一作目と第三作目に登場しているので、まずは第一作目から語っていきます。
高天の支配者 紫電(CV:村瀬 歩)
前置きで書いたように紫電殿はガンヴォルト第一作目に登場するラスボスの一人。
第一作目においては、歌姫プロジェクトの責任者として動いていました。
そのプロジェクトとは、電子の妖精モルフォの力によって、第七波動能力者を管理するというもの。
ガンヴォルトのゲーム開始時からすでに、その計画は動いていて、大電波塔アマテラスのミッション(ボス=イオタ)では、モルフォの歌が、第七波動能力者を見つけるためのソナーとして利用されていたことが語られています。
恐らく皇神の施設に隔離するために探し出して、色々下準備を行っていたのだろうと思います。
年齢は14歳とのことですがとてもそうとは見えないほど性格も見た目も大人びている感じがします。
GVは割りと年齢相応に見えますが、このあたりはキャラクターデザインの妙と言えるかも知れません。
正義感の強さがうかがえるライトノベル
そんな彼ですが、ライブノベルの会話内容では正義感の強さを感じさせる台詞が多いです。
正義感の強さゆえ、ガンヴォルト第一作目における戦いでは、多少の犠牲を強いてでも世界をより良い方向に向かわせようという覚悟を持ってプロジェクトに望んでいるのが伺えます。
またGVの言い分に対して、時間をかけさえすれば、別の手段もあるかもしれない。
と、一定の理解を示しているようにも見えます。
鎖環での会話内容(後述)から察するに、紫電自身も本当はシアン(モルフォ)を犠牲にすることを良しとはしていなかったのだと思います。
しかし、当時の皇神には他に方法がなく、やるしか無いというのが実情だったのでしょう。
それ故に、数多の犠牲を払ってプロジェクトを完遂することに責任を持って望んでいたのではないかと思います。
作中では、目の前にプロジェクト達成を阻もうとするテロリストが現れて、テンションがハイになっちゃったのか、ちょっとずれた発言もありましたが、その正義感は本物だったかと思います。
紫電殿の第七波動 念動力
実を言うと作中の描写を見る限りよくわからない能力。
自分を浮かせていて、なんか光弾と輪っかを打ってくるくらいしか該当しそうなものはありませんが、この世界のボスはだいたいみんな浮遊しているので、能力の詳細はなんとも言えません。
蒼き雷霆の能力因子に適合できなかったという過去があるので、その名残で電撃みたいな能力が使えるのかも知れません。
が、恐らく後述するシデトラマンに変身する際とかにも利用しているのかも知れません。
SPスキル PSYCHO FUSION
天が意思、王の神気
仇成す輩を狩り立てん
GVの周囲上下左右から4つの光弾をGVめがけて飛ばす技。
十字と斜め方向から光弾を複数回打ってくるので、最初は驚きますが、対処は割りと簡単な方かと思います。
恐らくその後第2形態があるので、控えめな性能にしたのかもしれません。
というか、紫電殿も、GVの力を多少甘く見ていたのか、手を抜いていた可能性も考えられるかもです。
第二形態 通称シデトラマン
宝剣3本を使用することで変身する紫電殿の第二形態。
誰が呼んだかその通称シデトラマン。
まぁ確かにあの見た目はウルトラマンっぽさが確かにあるw
テンションが相当ハイになっているのか、少しばかり言動にズレが生じ始めておりますが、当初の目的は忘れていない模様。
当時のガンヴォルトの技の中では(当たり前ですが)回避が難しい攻撃を多用しており、苦戦させられたプレイヤーも多いのではないでしょうか?
SPスキル 鳴動の虚空、彼方より将来るもの
天統べる神の帝
銀河の彼方より将来れ天星
これが神罰 滅びよ愚者よ
上空から巨大な隕石らしきものを召喚し、放っておくとそれが画面を覆い尽くして強制的にゲームオーバーになるという技。
恐らくシリーズで最初で最後の強制ゲームオーバー技。
ストラトスさんのディスティニーファングのように止める手段がなく、殺られる前に殺るしかない技。
見た目だけでプレイヤーを焦らせる能力があり、初見でのインパクトは抜群!
初見で苦労したプレイヤーは多いことでしょう!
これを止めるということはシデトラマンを倒すということ!
倒すことさえできればこのSPスキルを止めることができるわけですね。
紫電殿の敗北が、エデンを招き寄せた?
紫電殿が敗北したことによって、皇神が推し進めていた歌姫プロジェクトは終了。
紫電殿は最後の瞬間、混沌と破滅を招くだけという台詞がありましたが、ガンヴォルト爪ではエデンと呼ばれる多目的連合の進撃を許してしまった感じがありました。
ある意味GVが彼らを招き入れてしまった側面が出てしまいましたが、それはまた別の話。
そして長い時が経ち、紫電殿は再びGVの前に現れることになりました!
ガンヴォルト鎖環の紫電殿
蒼き雷霆ガンヴォルト鎖環にてバージョン1.3.0のアップデートにて、
- 紫電関連のイマージュパルスを装備して、
- GVを操作している時に、
- ラスボス一戦目のSPスキルをわざと食らうことで、
専用のボス部屋に移動して彼と戦うことができます。
双極の紫背者
この世界におけるキャラが生きている存在と言えるのかどうかすらわかりませんが、紫電殿は鎖環での皇神の状態を理解しているようで、おおよそ我々プレイヤーと同じ情報を持った状態で戦いを挑んできます。
正直この紫電殿と戦うのは・・・というか見るのはちょっと怖かったです。
色々なところで言ってますが私は紫電殿がガンヴォルトのキャラの中で一番好きなキャラで、彼の正義も間違っているとは決して言えず、彼自身もまたそれなりの正義と責任感を持って戦っていたキャラの一人だったからです。
そういう紫電殿が好きだったので、こういう復讐者として蘇った紫電殿を見るのはちょっと勇気がいりました。
なので覚悟を持って今回のライブノベルは拝見しましたですハイ。
戦闘面での変化
どういう方法を使ったのかはわかりませんが、蒼き雷霆の因子を強引に移植したらしく、中途半端ながら雷撃能力を身に着け、使いこなしてきます。
本作が雷霆煉鎖という瞬間移動技があることを前提とした広範囲技や、新たな雷撃スキルを引っ提げて襲ってきます。
シデトラマンの頃に出していた二つの白黒のビットも出して攻撃してくるので、形態変化はなくとも、非常に強いです。
SPスキルは新スキルを含めて合計で三つ!
ガンヴォルト爪のスーパーGVを思い出します!
カットイン全部使いまわしですがw
SPスキル1 PSYCHO FUSION
ガンヴォルト第一作目と全く同じ技・・・の用に見えてちょっぴり強化されています。
4方向から光弾を放ってくるのは間違いありませんが、それらがぶつかることで一つの大きな光弾を形成し、最後に一斉にGVを追尾してくるようになりました。
雷霆煉鎖を使わないとかなり回避が難しいです。
SPスキル2 UNLIMITEDVOLT
神気をもって開闢を謳い
雷哮にて滅亡を兆そう
蒼紫双雷、我至れり
ライフを一度ゼロにすることで完全回復し、攻撃パターンを変化させる技。
前作のスーパーガンヴォルトのように、
- ライフをゼロにしきれなかったら発動するわけでも、
- ゲージ一本になった時に発動するわけでもなく、
ゼロになったら発動します。
なので使わせずに倒すことは不可能。
ここからスパークカリバーをはじめとするGVの技を、通常技として使ってくるようになります。
事実上ライフが2本、6ゲージ存在することになります。
かつてのラスボスにふさわしいライフの長さになっていると言えるのではないでしょうか?
SPスキル3 X VOLTECKER
我が天雷は皇の導
怯え覚せ、其が叛心
紫の理は此処に在り
- 斜めにいくつものボルテックチェーンを発動して、
- 逃げ道を塞いだ状態で、
- ラスボスが使ったやたら尾を引くグロリアスストライザーを、
- 左右斜めから一回ずつ放った後、
- 上空から4つの巨大なサイコフュージョンを放つ技。
と、自分で書いてても分けの分からない技ですが、こんな感じの技としか言いようがありません。
正直初見ではまず回避不能。
ラスボスが使ったVVVVVVVVほどの回避の難しさは無いかも知れませんが、それでも恐るべき技と言って差し支えないかと思います。
このゲームに常時無敵のシステムがあってよかったw
攻略はやりこみ勢の方に任せますぜ!
一応ベリーハードで挑みましたが、最終的に暴走GVに頼ることになりました!
まとめ:爽やかな決着
結論から申し上げますと今回のGVと紫電殿の会話は、過去の確執に一つの決着と納得をもたらしてくれたものだったと思ってます。
紫電殿は最初こそGVに対して皮肉を込めて強い口調で非難しておりました。
しかし、GV自身「もっと話し合うべきだった」、という自責の念を口にしたことや、紫電殿がGVの立場だったらどうしていたか?
といった、それぞれの立場に寄り添った考えをお互いに伝えあった上で、戦いに決着。
紫電殿はGVを倒すという目的で挑んできたものの、立場や己のエゴといった様々な要素を飲み込み、現在のGVや皇神に対し納得の姿勢を見せました。
この世界の紫電殿がどうなるのかは不明ですが、GVときりんのことを理解した上で、元の世界に送り出したように思えました。
実際戦っていた私自身も、彼とGVの確執に納得の行く決着を見せてくれたような気がします。
一言で言えばとても爽やかな決着をつけてくれたように思います。
この2人を分かつものは、あくまで立場の違いでしかなく、お互いに向いていた方向は同じだったものと思われます。
- GVにはGVの
- 紫電には紫電の
それぞれの正義があり、立場の違い故にぶつかり合ってしまった。
そういったやむを得なさというものを、最後の会話で感じさせてくれて、いちプレイヤーとして、とても気持ちのいい決着を見せてくれたように思います。
これは完全に予想外で、いい意味で期待を裏切ってくれました。
前作登場キャラの伏線を8,9割がたぶん投げて、真真エンドの内容からも
「やる気あんのか?」
と真面目に一部のファンから顰蹙を買っていたこの作品ですが、ここに関しては何も指摘することはありません。
なので今回は素直に楽しめたといえます。
今後の紫電殿の登場はないかも知れませんが、登場がなくてもある意味で「まぁいいかな」と思えました。
紫電殿について語れるのはこんなところになるでしょうか?
というわけで、今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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