現在ヤングエースアップで連載されている、ロックマンちゃん&ロックマンさんの感想まとめ記事です。
連載途中からのスタートになりますが、過去のお話は時間があるときにまたやっていこうかと思います。
ロックマンちゃん感想(単行本)
ロックマンさん感想(単行本)
ロックマンちゃん(連載個別記事)
ロックマンさん(連載個別記事)
現在ヤングエースアップで連載されている、ロックマンちゃん&ロックマンさんの感想まとめ記事です。
連載途中からのスタートになりますが、過去のお話は時間があるときにまたやっていこうかと思います。
こんにちはロクメガです。
以前にヤングエースアップで連載している、大人になったロックマンを主人公にしたロックマンさんの感想記事を書きました。
今回は同時に連載されている、ロックマンちゃん第一巻のレビュー記事になります。
ちなみに本作の表紙はロックマン3のセルフパロディ(?)となっており、往年のファンなら嬉しくなるものではないでしょうか?
すでにロックマンさんとロックマンちゃんはそれぞれ第一巻が出ておりますので、よろしければお読みいただけると嬉しく思います。
これは私だけではないのかもしれませんが、正直この漫画の第一話を見たときは、何をしたいのかイマイチ理解できなかったのを覚えてます。
ちなみに当時の感想は動画と言う形で出してますので、気になる方はごらんください。
事前にギャグ漫画と告知されてはいましたが、生ラッシュと称してイッヌやヌッコが出てきたり、ブルースはミステリアスを通り越して怪しい人になってるしで、ぶっ飛んでいることだけは伝わってきましたw
ちなみにこの後生ラッシュ二号と称してヌッコが出てきますが、どこから突っ込めばいいのやらw
ブルースはこの漫画で一番デザインが変化したキャラですが、もう元のブルースの面影がほとんど残ってない感じで、マジでもう意図不明ですw
なんのために君出てきたんだ!? と突っ込まざるを得ませんでした。
ライト博士に関してはブルースとは逆に、見た目以外が全く別の方向にぶっ飛んでおり、とにかく胡散臭いキャラとして描かれています。
実はライト博士の偽物なのではないか? とすら思えてしまいますが、流石にそれは無いようです。
インタビューによると、ストーリー担当の河田さんの分身のようなキャラになったらしいです。
おいいいのか!? 原作のあるキャラを作者の分身にしてしまってw
とまぁここまで書いたことだけでも、このロックマンちゃんというギャグ漫画が、いかにぶっ飛んだ作品なのか、おわかりいただけることと思います。
しかし慣れって恐ろしいですね。
もうこういう漫画なんだと受け止めてしまっている自分がいますw
多少脇役について多めに語ったところで本作のロックマンとロールちゃんについてお話をしていこうと思います。
本作のロックマンはある意味非常に純真なキャラクターとして描かれています。
ギャグ漫画であるからこそ強調できたことなのかも知れませんが、いろいろなものを素直に信じてしまい、結果自分が痛い目に合ってしまうというキャラになってます。
胡散臭すぎるライト博士のこともそのままストレートに信じてしまうし、信じた結果自分が痛い目を見てしまうというキャラになってます。
もともと純朴な正義の味方として描かれていたキャラではありますが、ある意味それを加速させたキャラクターとして描かれていると言えるでしょう。
日常ではメットレスの人間形態として描かれ、純真な小学生という感じのキャラクターが強調されていると言えるでしょう。
その純真さを全面に押し出した結果、ほぼボケキャラと化しており、独特の味のあるキャラクターに仕上がっていると言えるでしょう。
結果としてこれまで漫画で描かれてきたどのロックマンとも違うキャラクターになっているといえます。
ロールちゃんは胡散臭いライト博士と純真すぎるボケのロックマンに対してツッコミを入れる感じのキャラになっていますね。
服装はファンの間で一番人気のロックマン8のものを採用しております。
ギガンティックフィギュアの素材にも選ばれたデザインですね。
この服装を選んだのはどうやらロックマン8でロールちゃんが大人びた強気なお姉さん的なキャラ付けが行われたことに起因するようです。
つまりロックマンはFC時代、ロールちゃんはPS時代のキャラ付で登場しているという見方ができるのではないでしょうか?
さらに連載開始から短い期間で海外の公式が作ったと思しきMEGAMANも登場!
果たして日本の漫画でこのMEGAMANを見れると思ったファンは誰一人としてイなかったのではないでしょうか?
今までこのMEGAMANのことははるか昔に書籍でアニメ版が一度だけ紹介され、それ以降まともに日本の書籍で紹介されたのはオフィシャルコンプリートワークスくらいしかありませんでした。
・・・いや一度だけゲームに登場したことあったっけ・・・。おっさんMEGAMAN・・・。
まさか日本のロックマンとMEGAMANの共闘が見れるだなんて誰も予想していなかったことでしょう。
それ以前にこのMEGAMANが独立したキャラとして描かれること自体想像できなかったことでしょう。
っていうか別人かよw
ロックマンは一人で全世界に散らばったボスと戦っていたのではなく、それぞれの国の独立した別のロックマンたちと共闘していたと解釈すれば、これはこれで間違いない・・・わけないか・・・。
この回はのリンク先はこちらになりますので、気になったら読んでみてください。
さらに本作のみの登場となるオリジナルキャラクターも多数登場しています。
ロックマンさんのほうではオリキャラはかなり抑えられていますが、こちらはギャグを牽引するためか、原作では考えられないようなボスキャラが多数登場します。
ワイリーを含めたヌルい同級生たちメンズ6!
新たな8ボス達!
どいつもこいつもやる気があるのかないのかよくわからないメンツで、非常にヌルい戦いをして、退場していきます。
ボジョレーマンヌーボーに至ってはマトモに戦っていないw
ノストラマンダムスは戦闘描写自体が回想になってしまっているw
ゆるい・・・とにかくゆるい!
でもそこがいい・・・かは人によると思いますが、単純接触効果なのか、何度も読んでいるうちに面白いと感じるようになってきましたw
ちなみにこの内V・Kマンはこの記事を書いている段階で連載されている、ランファント遺跡編でも出てきております。
少しずつオリキャラの出番増えてる・・・?
ランファント遺跡についてよくわからない人もいると思いますが、スーパーアドベンチャーロックマンという作品の戦いの舞台と思っていただければOKです。
ここまで色々書いてきましたが、本作に関して私が言えることと言えば、色々な意味で人を選ぶ独特な作風であるということです。
ロックマンファンでも楽しめるかどうかはかなり微妙で、良くも悪くも本作の独自の方向性を楽しめる人向けと言ったところです。
ロックマンさんには「あのボスは平和になった世界でこんなことやってるんだ!」
ということを想像する楽しさというものがありましたが、こちらは過去のお約束を拾い上げつつ独自のギャグを構成しているので、この独自のノリについていいけるかどうかで楽しめるかどうかが変わってくるといえます。
「ロックマンをこんな風にしやがって!」
と言いう意見もわかるし、
「これはこれで今までなかったタイプで面白い!」
と言いたくなる気持ちもわかります。
とうかよくこんな挑戦的で変化球な作品をカプコンさんも許可したもんだ・・・。
ネット上で連載されている漫画なので、間違って買ってしまうという人は少ないかも知れませんが、この独自のノリを紙媒体でも楽しみたいという方は買って読んでみてもいいのではないかと思います。
というわけで今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!
[レクタングル] |
こんにちはロクメガです。
皆さんはすでに発売されているロックマンの漫画、ロックマンさん&ロックマンちゃんを買われたでしょうか?
私も買いました!
今回はこのロックマンさんという漫画、第一巻の感想を述べていこうと思います!
ロックマンちゃんについてはまた別の機会に。
ちなみにシナリオは河田雄志先生、作画は行人先生のようです。
また、今回は著作権に配慮し、漫画の内容のスクショ等の画像掲載は自粛します。
※このブログではロックマンに関する記事を多く投稿しております。
※記事一覧は下記のリンクからどうぞ。
これまでのロックマン漫画は、原作のロックマンの戦いや物語を漫画に落とし込むという作り方がされており、一言で言えばストレートにロックマンの物語をそれぞれの漫画家さん達が描いていました。
言ってみれば王道的な作り方をしていたように思うんですね。
しかし、本作のシナリオはいろいろな意味で大胆な物となっています。
まずロックマンという作品なのに、ドクターワイリーはすでに隠居して世界征服をやめてしまったという設定。
初代ロックマンシリーズは一貫して首謀者がドクターワイリーで、それ以外に明確に自らの意思で世界征服をしようとした存在はいなかったので、ロックマンが戦うべき敵は最初から存在しないことになります。
そしてロックマンとロールちゃんはバージョンアップ可能な多目的お手伝いロボットと言う本作オリジナルの設定が追加されて、人間と同じように見た目が成長していきます。
そしておそらく20歳を越えたあたりの、おとなになった姿のロックマンとロールちゃんが物語を動かしていくわけですね。
本作の表紙をみて、この人誰? って思った方もいるかも知れませんが、彼が間違いなく本作でメインで動くことになるロックマンです。
もともとギャグ漫画と聞いていただけに、この姿のロックマンでギャグ漫画ってどうなるんだろう? と割と真面目に疑問に思っていました。
というか初めてこの姿のロックマン見たその時から、ギャグにしか見えず、一体何をやるつもりなんだと? と固唾を呑んで連載開始を待っていた記憶があります。
では平和になったこの世界に置いてロックマンは何をするのか?
帯の煽り文を見てみましょう
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
おとなになったロックマンが戦うのは・・・日常!?
おとなになったロックマンが見つめるものは―――――――
現実との戦いが始まる!
ドクターワイリーを倒し、平和になった世の中でロックマンが見たものは!?
日々の生活に奮闘するロボットたちとの、時にビターなシリアスコメディ!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
とまぁ表紙や帯を見ただけでは全く想像がつかないことが書かれています。
実際私も第一話を見た時、物語の方向性がつかめず、軽く混乱したくらいです。
要約すると本作はロックマンの世界が平和になって、ロックマンが大人になったらどんな風に生きていくのか?
を描いた物語だといえます。
要するにIFのストーリーなんですね。
ロックマンの世界で日常を描いた作品はありが先生のロックマンメガミックスでも行われましたが、ドクターワイリーという敵役を完全に排除した上での平和な世界を描いたのは本作が初かと思われます。
ロックマンとロールちゃんはそんな世界でライト歯科クリニックの歯科医師として働いており、かつて戦ったボスや仲間達と様々な会話をしていくというものになります。
ロックマンとロールちゃんというキャラを通してドクターワイリーの世界征服が終わったあとの世界を見ていく・・・そんな風に考えればだいたい間違ってはいないかと思います。
床屋に転職したカットマン、
神社の御神体になった(!?)ウッドマン、
youtuberとして活躍し始めたタップマンなど、
ボスたちはどれも本作独自の性格付けと職業についており、どのボスがどういうふうに登場するのかを楽しめるといえます。
基本ロックマンのすることは、彼らボス達の悩みや相談を聞いて、助言するといった内容になっており、大人の世界で彼らの悩みを解決する・・・みたいな役割になっています。
ガッツマンがロックマンと友達として行動をともにすることが多かったり、ほとんどのボスが一話限りのゲスト出演だったりするパターンが多いなか、エンカ―だけはなぜか特異なポジションを与えられています。
この漫画では実に大胆な変更点が加えられて読者を楽しませてくれますが、エンカ―はメットレス状態で登場。
やたら格好いいイケメンとして描かれます。
【ロックマンさん】8話
本日はロックマンさんの更新!
なぜならオレはロックマンキラーだからだ!
大人になった #ロックマン が見つめるものとは──!⇒https://t.co/ktdq1p00x7 pic.twitter.com/ODsm7IDor2
— ヤングエースUP公式 (@youngace_up) September 1, 2021
メットを被ることもあるけど、かぶらずに会話していることの方が多い印象。
彼はロックマンキラーとして生まれたことから、ロックマンを倒す・・・という闘争本能に突き動かされているキャラとして登場します。
しかし平和になったこの世界でロックマンと戦うにはこれといった理由はなく、自分の存在意義にひどく思い悩むキャラとして描かれています。
深く思い悩むキャラクターとしてみるなら、ロックマンXのエックスも設定上似ていますが、ある意味エックス以上にそのキャラ性が反映されているように思えます。
おそらく彼だけが現在のところロックマンワールドオリジナルボスであることから、このような特殊な立ち位置に置かれているのだと思います。
実際クイントはもちろん、パンク、バラード、スペースルーラーズといった、ワールドシリーズ出身キャラは今のところ登場していなかったりします。
ワールド出身ボスはそういう立ち位置で今後描いていくのではないかと思います。
ロックマンと共闘したり、ライト博士の護衛の任務についたり、現時点で本作登場キャラクターの中で最も大胆な改変を加えられているキャラクターと言えます。
ある意味本作におけるロックマンのライバルポジションのキャラと言えるかもしれません。
なにげに彼が今後どうなっていくの、なかなか見ものと言えるでしょう。
第一巻の終盤ではロックマンとガッツマンが戦うシーンが出てきたり、WEBで連載されている最新話では、ロックマンがかつてのロックマンのスーツ姿になるシーンも出てきています。
コメディ要素を交えながらも少しずつこの世界における、新たな戦いが始まろうとしているようで、再びロックマンは戦うかもしれないというお話になりつつあります。
確かにロックマンがあの姿で格好良かったのは、子供の姿だったからっていうのは我々プレイヤーとしても否定出来ないことです。
等身大のデフォルメ弱めの普通のキャラがあのスーツ姿になったら、凄い違和感になるのは想像に固くありません。
このことを考えると海外のアニメ、Megamanのマッシブなデザインは、なかなか優れたデザインだったのではないかと思ってしまいます。
あまり激しいバトルの方向に言ってしまうと独自性を失って、ただのバトル漫画と化してしまうので、あまりそういう方向には言ってほしくない気もしますが、何にせよ今後の物語には期待したいところです。
語りたいことは色々ありますが、このあたりでまとめに入ろうと思います。
本作はドクターワイリーが世界征服をやめたあとの世界を舞台に、大人になったロックマンの目線で、ロックマンの世界を見ていく物語と言えます。
本作のロックマンのキャラクターももともとのロックマンのイメージを壊すことなく、等身大の主人公として描かれていて、非常に好感触です。
なにげにロックマン&フォルテのCDデータに存在している小ネタから設定や関係性が作られているキャラクターもおり、本作がただ単に、ロックマンの名前を借りただけの別物にはなっていないことがよくわかります。
大胆な変更点こそありますが、少し渋くビターな社会派なロックマンとみなすことはできることでしょう。
作風ゆえに人を選びかねないところはありますが、私は好きです。こういうのw
何よりロックマンの世界観を、日常の目線で見ることができた漫画や作品はほとんど存在しないので、貴重な作品であるといえます。
ギャグ漫画として描いているみたいですが、ゲラゲラ笑って楽しむというタイプではなく、しっとりとした面白さがあるのではないかと思います。
週一の更新、単行本に18話収録なので、単行本化のペースは遅いですが、今後もこの作品を追いかけていきたいと思います。
連載はこちらのヤングエースUPで行われておりますので、お時間ある方はご覧くださいませ。
というわけで今回はこのへんで!
最後までお読みいただきありがとうございました!